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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

何とかかんとか、再塗装開始・・・



 まだ本調子ではないんですが、いくつか気をつければ仕事もできないこともない、そういう状態にまでスプレーガンを持って行くことができました。

 ただ、なんで調子が戻ってきたのか?それが分からないのが、まだ不安なところ。

 なんだろうなあ・・・?

 とまあ、なんとか、持ち直して再塗装など、再開ということで。

 この車体をオリーブ色に、というご指定。

 オリーブというと、チョット軍事色で?というと、それじゃあないんですと・・・。

 ウーン、今までそちら系は何度か有りましたが、軍事色とは異なるオリーブとなると・・・。

 メタリックでお願いします、艶ありで。そうなると、多少イメージつかめたかな?という感じ。

 しゃれたオリーブ・・・ね。

 ところがイザ調色となると、これが悩む・・・。一度町中自転車のサンプル色を見せてもらいましたが、なんとも軍事とは違うオリーブ色が出てこない。

 メタリックシルバーと、黄色と、濃いブルーを出して、あとはくすみには・・・と。ただくすみすぎると軍事になるので、どうやってオリーブの色を出していくか?

 調色のヘラがとまりました。ダメだ、これはまた、イメージのサンプル色を示してもらわないと・・・。

 そこで、依頼主の方に再度連絡を取って、色見本をいただいて、それをスマホに移して、調色カップの隣に置いて陽光下で、コショコショと。

 そこでできた色には自信がありましてね、オレって調色の天才?なんて思ってみたんですが、吹いて、釜から出して、室内電灯の下で見ると・・・これってただのくすんだ金じゃない・・・と。

 IMG_20131111_151006_convert_20131111182652.jpg

 と思いつつも、翌日また陽光下で確認ということで、試してみると。この写真ではくすんだ金にしか見えませんが、確かに前日に調色した色が出ているんです。

 ポキさん始め数人を呼んで、確認してもらいましたが、そう間違いでもない・・・という結論に。

IMG_20131111_151011_convert_20131111182637.jpg

 そこで、フレームの状態で、一度ご依頼主をお呼びして、陽光下で確認していただこうと、そういう段取りに。

 事前に写真を送った中では、少し薄い・・・というご感想でしたが、実車をご覧になると、イメージ通り!というお墨付きをいただきました。

 イヤー、こうしたスタンダードとは言い難い色、中間色系の色はむずかしいです。洋服屋のセガレということで店主も、思わず色の仮縫い、の様なことをしてしまったわけです。

 完全に組み付けた後に再塗装するよりも、ご依頼主さんにはご足労おかけしますが、まだこの方が良いかな?という判断でした。

IMG_20131015_135547_convert_20131111182735.jpg

 再組み付けの際には、二カ所エイドブレーキをギドネットにして欲しいということと、

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 ヘッド周りを銀にして欲しいというご要望を織りこんでおきました。

IMG_20131111_150947_convert_20131111182527.jpg

 あとはほぼ戻しで、再塗装何とか完成です。

IMG_20131111_150933_convert_20131111182720.jpg

 この写真でも、オリーブよりも、金に近く見えますよね。写真と色ってむずかしいです。

 でも、陽光下では、しっかりオリーブ、しかも軍事色なしの淡いオリーブって事になっています。

 イヤー、調色ってむずかしいです。

 ある、仕事の模範になる方の話によると、色決めは午前中にという。これも光りとの関係なんだと思いますね。多少ですが、分かる気がします。

 基本三原色のみで調色しているので、日々勉強ですね。たまに安い水性塗料で試したりしますが、それもやはり太陽の下でやらないと・・・。

 近所の板金屋さんも、晴れないと仕事しない・・・なんて言ってましたね。

 こんなことで分かるのが、我々の見ている色って、本当のところ何色なの?ってことですわ。我々は考えながら見ている。この考えながら、というところにイメージなんていうのもは入り込んで、見る人に一味調色を加えるわけなので、これは大変です。

 でも、即物的な反応をしづらくなっている人間様相手には、このイメージというのがとても大切なんでしょうな。別に言いくるめるために言っているわけではないんですが、実際の色を前にした、イメージの調整というのが、見ている人を横から見ていると、分かるような気がします。

 我々は色をどう捉えているか?こういう時の一環に、あの印象派なんていう流派も埋め込まれてくるんでしょうか?そもそも固定的な色などというものはない、あるのは光りとの関係にある、常に変化する「色」しかない・・・。
 調色というのは、色合わせだけでなく、イメージ合わせも含めての人との調色なんでしょうな、たぶん・・・。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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