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若者達へ |
![]() リノさんより、何かが届きました。 リノさんといえば、人気シリーズの「ノリノリのリノ」のあの、リノさんです。 なんだろう?と封を開けてみると・・・。 ![]() 太っちょさんが、リノ風自転車に乗って、楽しそうに通勤しているイラスト・・・。 これいいセンスしていますなあ。店の前に黒板上の看板を置いたとすると、毎日こういう絵を描いていたら、その前を通る人たちの一服になりそうだよね? フランスかどこかのカフェに辺りでも見かけるよ、きっと。 その裏を見ると・・・。 ![]() オオ!前々からの念願であった、リノバイクさんの展示会のお知らせではないか! 今月末、日暮里でやるようだ。 今まで作りためた自転車、しかもそれらは既に利用者さんの手に渡っているようですが、この3日に関しては、こちらに集合するという、作品のお盆のようなもんだね。 週末でもあるので、ご用とお急ぎでない方は、是非、顔出しをお願いいたします。店主も・・・どれかには必ず行きたいですね。 リノさんが来るようになって・・・、かれこれ何年でしょう。半年くらいかけて、組んではばらしを繰り返し、自家再塗装でもって、ようやく組み上げた自転車が実に調子よかった。 多分思っていた以上だったんでしょう。 しかも、それだけではなくて、彼の場合回りの反応がすごかったらしいんですねえ。良かったら、私のも作って・・・。 こうした声を集めて、動き出したのがリノバイク。もう何台だろう?実用車自体の持っている、各個性、これが実は全くバカにできないほど、いろいろありまして、それにまたパーツ類を駆使して、要望にあった自転車を組んでいくんだから、喜ばれないわけがない。 もちろんリノさんは別にフルタイムで働いているので、自転車で生計は立てていません。でも、もう少ししていけば、営業が乗ってくれば、副業になっていく展開かも知れませんぞ・・・。 店主は、ここ数年以外はすべて副業を集めて食いつないできたので、今でも副業の大切さというか、広がりというか、関連というか、そういうものに感じ入ることがありますな。 ○○一筋!というタイプではない・・・。であるからして、そういう傾向がありそうな方には、臆面なく、「副業にしませんか?」と声を掛ける。 このリノさんが、始めて当店に来たときも、赤羽根から、こちら杉並へ引っ越して、自転車副業にすれば?と言っていたそうです。店主は、珍しく覚えていませんが、初対面の人に・・・、言いそうだなあ。 そういう傾向には、まあ店主なりに色々な思惑がありますが、ある意味一番怖いのは「素人」だ、というのが一番強い、強調したい点なのであります。 コッチはプロだ!向こうはアマチュアだ!であぐらかけるタイカ?であればイザ知らず、どうも店主に取って、あるタイプの素人は怖いものなのであります。 プロには食いつながねばならない、という縛りがある。この縛りはプラスにもマイナスにも作用しますな。それで食っていくというのは、実に厳しい。この厳しさが、プラスにだけでなく、なんとマイナスにもなってしまう?なんで? しかも、昨今ではどうもマイナスに作用する傾向が強すぎるような気がしてならんのです。 よく「餅は餅屋」、といいますね。かつては、その道の専門家に任せよ、という意味だと思いますが。最近では、こういう風に言い換えたくなります、「餅は本当の餅屋」にと。 というのは、並み居る餅屋の大量生産している餅ってうまいですか?はっきり言います、うまくありません。あれがうまいというのは、うまい餅を知らない、と断言しようかな? 新潟行って、機械や自分たちでついた餅を食べたとき、餅は餅屋に任せていたから、まずくなった・・・と逆説じゃないですか!って気づいたんですね。 うまい餅を食いたかったら、本当の餅屋に頼むか、本当の餅屋から教わったやり方で作るか、のいずれかでしょう。 同じく「自転車は自転車屋」と言い切れますか?別に同業とも思っていませんが、今や自転車屋すらでさえなくホームセンター・・・トイザらスの類となっています。 採算性を第一に、最優先せざるを得ない「プロ」がどういうタイプの仕事をもせざるを得ないのか?最近の傾向を考えていくと、じんわりと分かってくる気がしませんか? だったら、再逆説的に本当に怖いのは「アマチュア」だ、採算性をどがえしした立場からものを作れるというのが、いかに「プロ」にとっては奇跡的な条件なのか?という意味が分かっていただけるとおもいます。 一定の経済圏の中で囲い込まれて、創作に没頭できたかつての職人達の作る工芸品のヤバイ事!油滴天目なんて、今でもどうやって作ったのか、その工程すら分からないというじゃないですか?そういうものも、製作の条件によって作りえるということなんですねえ。 同じく、採算を度返しにできる彼らが本当の餅の作り方を学んだら、一体どんな餅ができてくるのか?利益最優先で、採算しか考えない店主のような人間にとっては、それは身を貫くような刺激にならないわけがない、そういう意味で素人は怖い、子供達も怖い訳です。 彼らより、浅瀬を教わり、川を渡って行きたいわけであります。 リノさんの活動が、一里塚というところで、一つ区切りがつくようなので、是非、行ってみて欲しいと思います。 いい作品ができてくる、というのは単なる技術やその他の研鑽だけによってなし遂げられるものではありません。よくそこまで心血注げるねえ・・・、やっていけるねえ・・・というぶったまげるような製作のための経済的な事情も含む土壌があってこその作品!という別の面も考える必要があるでしょう。 そういうモデルは、単に資本主義的云々では、もう限界なんじゃないの?って、予感できる人には予感できるんじゃないかな? そう、店主もそう思う。採算度返ししてもやっていけるような制度というかアイデアが必要になります、それが一体何か?こうした条件や制度を考え、そして生きる価値は大いにあると思いますわ、それが何かは、真剣に考えよう。 店主にはぼんやりと見えるような気がします、多分・・・アレ・・・でしょう、アレ・・・。 スポンサーサイト
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Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。
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