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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

出所はコッチだったんだけどなあ・・・



 一時マジで、店主が恋いこがれた、タイムカーボン車なのであります。

 元々は、タイムのストレートフォークが大のお気に入り。1インチ時代アルミフレームとの組み合わせで出てきたとき、最初にミズノを使って、下りでヒヤリとした経験が何度か・・・。
 
 ルックもいいと聞いてはいたが、タイムのそれを使ったときの印象のすごさったら・・・。やっぱり自転車は軽さじゃない、いまでもこのフォークはしっかり取っておいては、たまに乗れるように、と思ってはいます

 そんなこんなで、タイムのカーボン製品に関しての印象は、一目置くほどのものでありました。

 そんなある日、組み付け依頼で入ってきたのがタイムカーボンフレームなのでありました。

 それを組み付けて、乗ってみると・・・。何これ?誰かが後ろから押している?フレームが自然と前に、独りでに前に・・・という感覚。

 旧店舗の回りを何度乗っても、その感覚、なんだこれりゃ????

 ついには、タイムを扱っている日本の代理店に、契約を取りに行こうとした始末。

 「エエ、当方の扱う商品はブランドのイメージを大切にしておりますので、それに見あるお店でないと・・・」このくだりで、諦めましたがマジでそこまで考えたフレームなのでありました。タイム!

 そして今回、人から譲り受けたのでしっかり調整して欲しいというご依頼です。

 だいぶ放って置かれたようなので、色々と手を掛けて、目を覚まして、レーサーとして覚醒させないと・・・ということで、取りかかったのであります。

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 見れば78のデュラエース!随分と冒険的だった78デュラ。もやは二世代前のものになりましたが、やはりそこは最高級コンポとしてのプライドは確実にありますね。

 ただ何となく、クターンとした印象がありますが、コイツを外して、しっかり磨いて、注すもの注して調整してやれば、まずはパーツから徐々に目が醒めてまいります。

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 ご存じの通り、店主は写真は決してうまい方ではありません。というより、むしろ下手。ある意味下手で悪いか?と開き直り気味なのであります。

 元々は、文章できたクチなんで、写真は編集が撮るものと割り切っていましたんで、今でもあまり努力する気はないですねえ。

 どちらかというと・・・、というより、断然目に焼き付けるタイプなんですね。ツールを見に行った観光客が、選手の写真を撮るという、まあいいが、なんで現場に行ってまでレンズ越しに選手をみるのかね?と思うんだよなあ。店主だったら、直に見ますよ、確実に。

 で話に戻りますと、写真の下手な店主が撮っても、上と下の写真の違いはお分かりでしょ?下は覚醒してますよね。ヨッシャやるよ!といってますでしょ?

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 やっぱりこちらは冬眠してますでしょ?

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 コッチは起きていませんかね?

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 78デュラといえば、まずはクランクがホローテックⅡになったことが見た目にも機能的にも圧倒的な感はありましたが、その裏でブレーキの効きが上がったというのが、選手の回りでは専らだったのをおぼえています。

 コイツも起きろー!
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 この辺は大森社長のちょっとした小技が光ります!

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 リムの暫く回っていなかったんでしょうな。回らず、ブレーキも掛からずですと、アルミ特有のこうした白カビのような錆がわいてくるのであります。

 ここも大森社長の小技が行っちゃいます。

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 新品に戻ります。

 こうしてみると、パーツ類それぞれが磨かれて、注油されて、目を覚まし始める様子が下手な写真を通じて少しはお分かりになって頂けるかと思いますが、もう一つ自転車には、それらそれぞれを関連づける、連動させるという作業が組み付け調整の中心的な役割になってくるんですが・・・。

 まあ、こいつが又、各パーツが目が醒めて、それを繋げて、連動させ、全体が繋がったとき、一台の自転車として「オオ、よく寝た!おはよう!」という形で目を覚ますんですわ。

 「どうしてた?随分寝てたでしょ?イヤー、走りたくてウズウズよ!」これは、ライダーが自転車に語りかけてんだか、自転車がライダーに語りかけてんだか分からないセリフですね。でもこんな感じです。

 さながら、そのつながった瞬間は、フランケンに電流が流れて、目をギロリと開けたような、とても有機的何かを感じるんであります。

 この一つ一つのパーツのあり方を超えた連動、というものをイメージ豊かにどれだけ自転車に持って行けるか?これがある意味勝負なんじゃないかな?とも思うわけです。

 だから、いいオイルが見つかると、いい血液やリンパ液が見つかったかのように感じられる。部分的パーツが一体化する瞬間というのか、すべてが大事な関連の中で動く・・・、これがうまく調整された自転車のイメージですね。それは和であり輪であり、○なんであります。

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 よっし!寝た分取り返すように、走るぞ!と。

 実は思っている以上に、セッティング、調整は大事なんだけどなあ・・・、と呟いてみますが、ある意味これは一部の走り屋か、特殊な感覚の持ち主にしか分からないか・・・?なんて思うこともなくはない。

 いや、比較すればだれでも分かると思うんだがなあ・・・。レース前や長距離前には、ちょっと見せに来ればいいのに・・・、とよく思いますが。

 思えば、こうしたレーサーを扱う店として始まっては見たものの、気づけばまあ、いろんな車種やっておりますわ。

 たまにレーサーいじるのもいいですね・・・なんて、かつてからすれば信じられないような展開、まあ、これはこれでということで、寝ているレーサー起こす際には、又ご相談ください!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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