メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |ママ狸んにとってのハンドルの意味 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
fc2ブログ

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

ママ狸んにとってのハンドルの意味



 続きますなあ、季節外れのママ狸んネタ。

 先日、紹介した施工例ですが、このルイガノが、ママ狸んに変身したやつでした。

05-15@17-34-48-437_convert_20140515190826.jpg

 こんな感じで、ハンドルとサドルの間にイェップ子載せが付いたわけでした。

  ただ、この横からの写真を見ても、感じるのは、イェップの一部やっかいなところ、子載せの背中の部分が反って、足置きが前に突き出てしまっている形状。

 足が前に出ることで、カゴの位置を移動する、これはいままでなんどもやってきた施工例ですが、もう一つ。

 子載せの背中部分が反って、乗り手を圧迫する、という傾向もこのようにあり得る訳なのです。

 特にフラットハンドルの場合は、体を前傾にハンドルを取りに行かなければならないので、胸部などが椅子の背中と接触して窮屈になる、ということも大いに起きうる訳なのであります。

 特にスポーツ系の自転車では、車体がタイトに作られているので、その傾向は顕著なのであります。

 そういう場合どうするか?

 自転車は完成物ではなく、構成物なので、規格さえあれば変幻自在なわけであります!

 ハンドルが遠くなったということなら、近くに引き寄せる、近くに来るような形状のハンドルにすればいいだけの話なのであります。実に単純な話なわけです。

 00005-17@18-45-46-68_convert_20140517202409.jpg

 こんな風にチョッパー系のハンドルにしてやると、前のフラットのイチからすると、相当上方で手前にグリップが来ることになります。

00005-17@18-46-00-852_convert_20140517202357.jpg

 これで見ても分かりますね、ハンドルが椅子の下にあったものを、椅子のてっぺんにまで移動したということが分かります。
 乗車姿勢が格段に変わり、まあ、全く別の乗り物になってしまった感じですね。上半身を使ってグイグイと進むスポーツ車というよりも、上半身を起こして、まっすぐ前を見て、走るいわゆる実用車になったということでしょう。

 このハンドル位置の入替には、当然それに伴って長いワイヤーが必要になりますので、ハンドル交換とワイヤー交換は同時に執り行うことになります。
 
 そんな際の小技。

00005-17@18-46-10-945_convert_20140517202345.jpg

 後イェップのフレーム代座によって、フロントワイヤーがまっすぐに張れない、ちょいと無理があると判断したために、こうしてシートステーブリッジの中央穴を利用して、バナナといわれるパイプで迂回させてやりました。

 要は引ければいいわけなのであります。

 05-17@18-45-35-23_convert_20140517202232.jpg

 これにて完成形!改造車では、その後何度も乗ってみて、試乗を重ねながら、よりよいポジションだしをしていくのも大切なことなのであります。

 自転車に合わせるのではなく、人や用途に自転車の方を合わせること。

 自転車は構成物なので、そういうことは工夫次第で可能である、と思う次第なのであります。もちろんそれに伴うドミノ倒し的な状況にも対応していかないといけませんね、頭を柔らかくしながらね。

 ハンドル形状の意味は、思っている以上に、用途によって大切だ!ということがいえると思いますよ!たかがハンドル、されどハンドルなんであります!
スポンサーサイト




この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿

















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
→http://tanukicycle.blog75.fc2.com/tb.php/2136-21041d3a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター