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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

色の色々あるイメージ



 再塗装のご依頼です。フレームの肌が荒れている、という程ではないので、これは完全に色の嗜好によるものですね。

 フレーム自体が荒れているときの再塗装依頼というのは、修復も含めて、ついでに再塗装する・・・という感じでしょうか。

 それに対して、荒れていないフレームの再塗装を希望される方は、完全に色に拘っておられる、といえるでしょう。

 となると、色に関して、色々あるのであります。

 どんな色に?

 見本ありませんか?

 かつて、約二十センチほどのパイプに、色見本として作ったことがあったんですが、何度かの引っ越しの際に処分しました。

 汚れたり、剥がれたりしたからではありません。ちょっとした効果のズレのようなことが起きたから、と申し上げましょうか?

 壁紙と同じなのであります。タイル一枚ほどの色見本で決めてしまうと、それが部屋全体をおおうというイメージとはかけ離れたものになってしまう、ということが起きるんですねえ。

 ちょっとストライプ、それも不規則な線のものがいい、これだ!なんて見本で決めた壁紙なのだが、実際天井から壁すべてそれで覆われてしまうと、ジャングルの中にいるようで、数週間で張り替えた、なんて例がありますな。

 いくら好きな色でも、それがあの広大な面積を覆うとなると、話は別・・・ということなんでしょうな。

 それと同じくたかだか20センチのパイプの色見本は、あくまでも色見本に過ぎず、塗り終わったフレームとはちょっとかけ離れてしまう。でも、色指定自体は間違っていないので、再塗装依頼もしにくく、泣く泣くそれでもしょうがないか?というようなことになってしまう・・・、なかなか難しいんです。

 また、ネット上の色見本を指定されて来るというのも、ありましたが、モニターの解像度や設定が違うと、これまたズレが生じてしまいます。

 印刷した色を持ってこられ、それを忠実に再現しても、イザフレーム全体ということになると、ちょっと薄かったかなあ・・・というようなこともありますね。

 そんなこんなで、今落ち着いているのは、色に関するイメージを言葉で再表現し合って、落としどころを見つける・・・というやり方でしょうかね。

 それは、色見本を持ってこられても、この色のイメージに関する会話は重要になると思われます。その辺を徹底的に詰めることが、大切なんじゃないかな?と強く思います。

 そんなわけで、相変わらず色見本は作りません。

 今回も、色に関してはかなり繊細な方であると、お見受けしています。クリーム色・・・というイメージで、色見本をお持ちになりましたが、その見本では、どうしても薄いベンガラを入れた土壁色になってしまう・・・。ということで、クリーム色、このクリームはカスタードクリームなんでしょうね、生クリームだったら白ですから。

 そして、プラスその質感としての艶消し。この艶消し剤の量によって、その質感は変わってしまいます。完全艶消しをやると、ある意味粉が吹いたような状態になります。手で触ってもゴワゴワするような。

 それから徐々に艶も上がって、スズリやチョーク、慣れた手すりのようなものから、艶ありへとグラデーションがあります。

 実は、艶ありだってグレードがあるんですぜ。研ぎ出しということで、どの番手を使うかによって、艶が変わってくる。

 ココナッツの匂いのする奴なんかを仕上げに使うと、「触るな!」ハァハァ、というくらいクリアになります。

 今回は、このクリーム色のイメージに、艶消し度の高いゴワゴワ感を持ち込みます。

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 艶消しゴールドのようなフレームが、艶消しゴワゴワクリームに変身。

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かなりゴワゴワしています。

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溶接もしっかりしていますな。

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 番手の浅い1000番くらいの紙ヤスリ的な手触りといっても良いかな?

 また色の修正もしています。この写真の色の方が、実際のイメージに近いですね。直で外の光りで撮ったやつは、もっと白っぽく見えました。写真で色を表現するのも至難の業ですわ。

 商業用の広告写真なんて、さぞや大変だろうなあ・・・。

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 今回パーツ類に関しては、前後ホイールが、変わったくらいで、あとは殆ど変化無しであります。相当色に拘っておられるのが分かりますねえ。

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リアホイールも交換。ディレーラー類は全くもとのまんまです。

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 まあワイヤー類は、汚れていたので交換しました。折角フレームがきれいになったのに、アウターワイヤーが汚いのはいただけない、ということ。こういう新品もののドミノ倒しは、再塗装の場合結構起きてしまいますな。

 まあ、フレーム再塗装なんていうのは、ある意味新しいフレームを購入したような感じに近いので、そうなるとパーツ類の劣化や汚れが目立ってしまう・・・ならついでに・・・・となるのも当然の流れなのかも知れません。

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やっぱりシャキッと一皮むけて、生まれ変わった感はありますね。

 もうこれ以上新フレームは買えない、となれば、心機一転には再塗装なのであります。その際の、色決めについては、お互いイメージ語を合わせながら、調整していきましょう、今後とも!

※再塗装ということで、それとは無縁の自転車を紹介しましょう!

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アルミ磨き、無塗装というやつだ!細かいお手入れを厭わない方向きでしょう。もちろん大森研魔のお仕事です。
いつものように詳細は、こちらを!

この土日は、梅雨の晴れ間のようですね。試乗会やってます!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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