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色の色々あるイメージ |
![]() 再塗装のご依頼です。フレームの肌が荒れている、という程ではないので、これは完全に色の嗜好によるものですね。 フレーム自体が荒れているときの再塗装依頼というのは、修復も含めて、ついでに再塗装する・・・という感じでしょうか。 それに対して、荒れていないフレームの再塗装を希望される方は、完全に色に拘っておられる、といえるでしょう。 となると、色に関して、色々あるのであります。 どんな色に? 見本ありませんか? かつて、約二十センチほどのパイプに、色見本として作ったことがあったんですが、何度かの引っ越しの際に処分しました。 汚れたり、剥がれたりしたからではありません。ちょっとした効果のズレのようなことが起きたから、と申し上げましょうか? 壁紙と同じなのであります。タイル一枚ほどの色見本で決めてしまうと、それが部屋全体をおおうというイメージとはかけ離れたものになってしまう、ということが起きるんですねえ。 ちょっとストライプ、それも不規則な線のものがいい、これだ!なんて見本で決めた壁紙なのだが、実際天井から壁すべてそれで覆われてしまうと、ジャングルの中にいるようで、数週間で張り替えた、なんて例がありますな。 いくら好きな色でも、それがあの広大な面積を覆うとなると、話は別・・・ということなんでしょうな。 それと同じくたかだか20センチのパイプの色見本は、あくまでも色見本に過ぎず、塗り終わったフレームとはちょっとかけ離れてしまう。でも、色指定自体は間違っていないので、再塗装依頼もしにくく、泣く泣くそれでもしょうがないか?というようなことになってしまう・・・、なかなか難しいんです。 また、ネット上の色見本を指定されて来るというのも、ありましたが、モニターの解像度や設定が違うと、これまたズレが生じてしまいます。 印刷した色を持ってこられ、それを忠実に再現しても、イザフレーム全体ということになると、ちょっと薄かったかなあ・・・というようなこともありますね。 そんなこんなで、今落ち着いているのは、色に関するイメージを言葉で再表現し合って、落としどころを見つける・・・というやり方でしょうかね。 それは、色見本を持ってこられても、この色のイメージに関する会話は重要になると思われます。その辺を徹底的に詰めることが、大切なんじゃないかな?と強く思います。 そんなわけで、相変わらず色見本は作りません。 今回も、色に関してはかなり繊細な方であると、お見受けしています。クリーム色・・・というイメージで、色見本をお持ちになりましたが、その見本では、どうしても薄いベンガラを入れた土壁色になってしまう・・・。ということで、クリーム色、このクリームはカスタードクリームなんでしょうね、生クリームだったら白ですから。 そして、プラスその質感としての艶消し。この艶消し剤の量によって、その質感は変わってしまいます。完全艶消しをやると、ある意味粉が吹いたような状態になります。手で触ってもゴワゴワするような。 それから徐々に艶も上がって、スズリやチョーク、慣れた手すりのようなものから、艶ありへとグラデーションがあります。 実は、艶ありだってグレードがあるんですぜ。研ぎ出しということで、どの番手を使うかによって、艶が変わってくる。 ココナッツの匂いのする奴なんかを仕上げに使うと、「触るな!」ハァハァ、というくらいクリアになります。 今回は、このクリーム色のイメージに、艶消し度の高いゴワゴワ感を持ち込みます。 ![]() 艶消しゴールドのようなフレームが、艶消しゴワゴワクリームに変身。 ![]() かなりゴワゴワしています。 ![]() 溶接もしっかりしていますな。 ![]() 番手の浅い1000番くらいの紙ヤスリ的な手触りといっても良いかな? また色の修正もしています。この写真の色の方が、実際のイメージに近いですね。直で外の光りで撮ったやつは、もっと白っぽく見えました。写真で色を表現するのも至難の業ですわ。 商業用の広告写真なんて、さぞや大変だろうなあ・・・。 ![]() 今回パーツ類に関しては、前後ホイールが、変わったくらいで、あとは殆ど変化無しであります。相当色に拘っておられるのが分かりますねえ。 ![]() リアホイールも交換。ディレーラー類は全くもとのまんまです。 ![]() まあワイヤー類は、汚れていたので交換しました。折角フレームがきれいになったのに、アウターワイヤーが汚いのはいただけない、ということ。こういう新品もののドミノ倒しは、再塗装の場合結構起きてしまいますな。 まあ、フレーム再塗装なんていうのは、ある意味新しいフレームを購入したような感じに近いので、そうなるとパーツ類の劣化や汚れが目立ってしまう・・・ならついでに・・・・となるのも当然の流れなのかも知れません。 ![]() やっぱりシャキッと一皮むけて、生まれ変わった感はありますね。 もうこれ以上新フレームは買えない、となれば、心機一転には再塗装なのであります。その際の、色決めについては、お互いイメージ語を合わせながら、調整していきましょう、今後とも! ※再塗装ということで、それとは無縁の自転車を紹介しましょう! ![]() アルミ磨き、無塗装というやつだ!細かいお手入れを厭わない方向きでしょう。もちろん大森研魔のお仕事です。 いつものように詳細は、こちらを! この土日は、梅雨の晴れ間のようですね。試乗会やってます! スポンサーサイト
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Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。
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