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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

ローランドSTX-7 windows vista で動かす!



 駆け出し自転車屋の頃、自社ブランドとかいって、こいつでロゴを切っては貼って、完車をつくっていた時代がありました。

 そういう意味で、大変思い入れの多いマシンなのであります。

 こいつが実家から出てきた。そのいきさつは・・・?

 だいぶ長いこと、ご機嫌でウィンドウズ2000を使っていたんであります。本当にトラブルのない、いいOSだったわけでありますが、サポートも切れ、自分のマシン自体も古くなってきたということで、買い換えをしたわけなのであります。

 ウィンドウズビスタにです。上位機種になったんだから、良くなった!とは単純に言えません。

 例えばそれまで付いていた、モデムがなくなりました。電話回線を経由できなくなりましたので、いままでパソコンからファックスしていたのを、ファックス専用機にしなければなくなりました。

 もとデータが、パソコンに残るという最大の利点があったのに、それができなくなった、だいぶ使い勝手は悪くなったんです。

 ちなみに自転車業会、相当変わってきたとはいえ、未だにファックス発注の業者も少なくありません。そういう意味で、手送りファックスなんて、不便になったわけです、今もネ!

 あとは、このカッティングマシンの接続ができなくなった・・・。ドライバーをもうローランドさんが作ってくれなくなった・・・わけであります。

 そこで、こいつを実家に持って行って、実家のXPで動かしていたわけでしたが、今度実家がウインドウズ7かなにかに変わってしまって、このカッティングマシンは、マシンとしては使えるにもかかわらず、お蔵入り・・・となってしまったということ。

 ただ、なんとかして使いえないか?と食い付いてみると、ネット上には玉石混淆ながら、いろんな情報が落ちているものでありますな。

 「stx-7をウィンドウズ7で動かす」なんていうブログがあったりします。

 何だよ、ビスタで諦めていたのに、その上位OSで動かしている人がいる?

 じゃあ、やってみるか?と思ったはいいものの、それから3日ぐらい、業務併行で、パソコン漬けの日々が続きました。

 まず、ビスタでのドンピシャドライバーが無くても、互換性が非公式にできるようなドライバーがある・・・という情報を頼りに、拾ってはインストールを繰り返す。なかなか入っていかない・・・。

 エラーコードなんかをまた検索かけて、お勉強。

 何度も同じ記事を読み返す。でも読めば読むほど、情報というものは、イキイキとして、跳ね返ってくるものであります。

 ついに、ビスタ上にドライバーが入りました!

 あとはハードの接続です。カッティングマシン自身が古いので、USB規格ではない・・・。と思いつつも、コンバーターをつかって、何とかやってみる。何度もやってみると・・・。

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 動いたんであります。カッティングマシンですから、カッターが付いていますが、それを外して、ボールペンをかまして実験した結果、こんな画像が。

 一部に誤動作はあれど、二ライン目は完璧にカッティングしています!

 ちょいと小躍り!やり!あとは、この調子でドライバのいくつかを試してみる・・・というのもありかも、と光明が見えて参りました。

 ところが何度やっても、この誤動作は止まず、スイッチも一端切って、再稼働させないとプロッターが作動しないなど、今二、今三なのであります。

 やはり、2000やXPの上で走らせる、というのが理想なんでしょう。

 そんな時、ポキさんより連絡が。2000のマシン用意したんで、カッティング専用機としてつかっていいよ!

 これでまず肩の荷が下りました。最悪それで刻めばいいんですから。

 でも、もう少しなんとか、意地を見せたい・・・。

 そこで、2000のうえで・・・と、なやんでいるところ、ホイール組に来ていた佐々木さんが、いいソフトがありますよ、と紹介して頂いたのがこれ。

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 VMware?なんですこれ?

 これは、仮想空間です。今のパソコンの上に仮想空間を作ってくれて、そこに2000をインストールすれば、そこだけ2000になります。そうしたら、そこで作業させたらいかがでしょう?

 目から鱗・・・。そんな手もあるのか?こちらは、再度ハードディスクをフォーマット、パーテーションを切って、別々に2000とビスタを構築しないといけないか?とその膨大な手間で途方に暮れていたときでありました。

 早速そいつをインストール!

 そして、そこに2000をまたインストール、相当時間はかかりましたが、なんとか・・・。

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 この画面が見えたときもまた小躍り!しかも懐かしいしなあ・・・。

 と、ここまではまた良かったんだが・・・、そう簡単にいくわけではありませんでした。

 出来上がった二つの空間。それぞれを遊ばせているだけなら問題はありません。問題は、その両者を行き来させることなんであります。データなども相互で送れないと、意味がない・・・。

 どうやるんだろう?調べてみると、VMツールというのがあるようで、それをインストールすればいいということが分かりました。

 なーんだ、じゃあ、これか・・・。

 ところが、それが入らない・・・。何度やっても入らない・・・。なんで?

 その否定メッセージで、再度検索をかけてみると、また色々と分かってくるわけなんであります。

 どうも、2000自体に問題があるらしい。そのソフトをはねてしまうようなある種の欠陥がありそうだ、ということが分かり、さらにその欠陥を治すパッチという修復プログラムがあることも判明。
 
 でも、それらをどうやって、ビスタから2000に送り込むか?それができないから問題なのに・・・。

 ヒントは足もとに。つまり2000をインストールできたドライブは、その両者をつなぐ入り口になる・・・、ということに気づいたんであります。
 
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CD-Rなんて殆ど使わない・・・、カカから一枚もらって、こいつに修復プログラムを載せて、ドライブに差し込んでみる。

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 読んだよ!三つある内の二つ以降がそのパッチです。ちなみに一番上が2000用のstx7のドライバなのであります。

 この二つのパッチ読みがまた時間がかかりましたわ・・・。

 ようやっと、修復されたようなので、そのVMツールというのを入れてみます。

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 そうしたら、どんどん入っていってくれましたよ。

 そうすると、ビスタと2000の間の架け橋ができるようになりまして、ビスタから2000へ、データやソフトを送ることに成功。

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 恐る恐るドラッグをしてみると・・・。

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 移っている・・・、やった!

 あとは、ハードとの設定です。本当いろんなことやらないといけませんねえ・・・。

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 プリンターの設定画面。ここからポートという箇所へ移動!

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 わかんないが、これでどうだ!と設定して、実験用ボールペンをはさんで動かします。

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 実験完成、今度は本番のカッターの調整、こいつはちょいと経験がいりますが、昔取った杵柄ということで、なんとか。

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 いかにも自転車屋カットという感じですが、なんとか、日数と複数の方々の知恵とうをお借りして、なんとか動かすことができました。

 二万ちょっと出せば買えるのに・・・といわれれば、そのままですが、こうした迂回と無駄な道を進むうちにまた、いろんなことが、学べるというわけなのであります。

 互換性の問題は、パソコンだけでなくて、自転車もそうですが、そういうところに、メーカーの思惑なんていうのも見えてきますな

 杓子定規な、メーカー側の説明に対して、あくまでも自己責任ですが、色々と経験と知識を活かして、奮闘している個人の方々の工夫、そしてそれを詳細に記したブログにどれほど助けられたことか。

 まあ、そういう意味で本質的に同じ・・・なんでしょうな、この産業社会は。

 ヨットにも、風上に向かっていく走行があるようで、それはまた、すべての業界にも言えることなのかも知れません。

 どちらでもいいですが、でも、寄り道でついてくる雑多で逞しい実地の知識や技術なんていうものは、ある意味寄り道でしかついてこない、そこに何かがあるかも知れないし、そうでないかもしれないが、前者よりの人は、迷わず寄り道していくことをオススメしますね。

 特に若い子、子供隊!

 ※そういう環境作ること自体は簡単です、すぐに買い与えないことです、それだけ。

 というわけで、これからこの旧式カッティングマシンをつかって、塗装領域の拡大をしてまいります!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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