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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

ここまで来ると エロささえある 正真正銘純ピストだね



 正真正銘の競技車両、プロの競輪競技に使える仕様、そのままであります。

 当然バンク内で走るため、前後ブレーキはありません。競技上のみということなので、合法ものです、当たり前ですが。

 高速で走るためだけの自転車。一言、美しい・・・のであります。エロささえもある・・・。

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 神奈川所属の現役?佐々木選手の所蔵していたものだそうです。

 それを徹底メンテして競技会で乗りたい。種目はチームスプリントだそうです。

 メンテといっても、ピストなんて部品点数が少ないので、グリスアップをしてやったら、もう殆ど終わり、というぐらいに単純な車体なんであります。

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 このフォークとタイヤのクリアランス。好みをふんだんに載せた一台なんでしょう。競輪選手特有のラメ・・も。

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 種目に合わせて、ギア比なども変えてまいります。
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 チェーン引きの位置や向きなんかも、変えていきます。

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 チームスプリントの第一走者を務めるということなので、ゼロ発進からダッシュ力で、とにかく一周バカかけしなければいけません。
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ゼロ発進なので、重すぎると、車体がフラフラしてしまって、なかなか、スピードに載せられません。一方軽くすれば、走り出しはいいものの、スピードが上がってからは足が回りすぎて、ハイスピードを維持するのが難しくなります。

 そのいい間を見つけてそれをギア比とする、というのが最適でしょうが、なかなかバンク内での練習もできづらく、大変でしょうな。多少のギア比は下げました。49*15かな?

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 あとは外からでは分かりませんが、内部の洗浄とグリスアップ、球出し調整ですか。

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 ハブのすべてを外して、玉受けの徹底洗浄します。ディグリーサーを十分に使って。

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 ベアリングも一つ一つ、磨きます。もちろん油分を取ってからね。

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それをまた充填したグリスの上に、並べて、玉押しを入れながら、最適と思われるところに調整してまいります。

 もちろん玉押しの方も点検しますよ。

 それを前後車輪。

 あと中心のBB軸をすべて取り去ります。

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 こうして、タッピングをします。BBなどはあまりチョクチョク取り替えるものではありませんが、こうしたメンテの際に一回入れておく、それだけでもだいぶ違うと思います。

 
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 そしてフェイシング。刃物が活躍します。

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 取り出したBB。これらも洗浄を徹底的にして、新グリス充填で玉押し調整、ハブと同じですね。

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 あともう片方にもグリスを充填して、シャフトを入れて調整しながらフレームのBBソケットに戻してやります。

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 今回はヘッドパーツも同じくグリスアップ。
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洗浄を基本に、新グリスで戻す。
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 今回気づいたのは、ハブに使っていたグリスとその他の場所では、種類の違うものを使っていたようです。ハブ調整に神経を使っていたんじゃないか?とおもわれますね。本当のところは分かりませんが。

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 チタンのヘッドパーツのようです。サンツアー、人によってはお宝でしょう。

 こうして回転系のところはすべて再生!良くなりましたよ。

一本道の私道を点検走り・・・。やっぱりバンクに連れて行きたい。夏の夕方人のいないバンクで、数十キロこいつをころがしたいですね。本当によくできてる、車体というのはこういうもののことを言うんでしょうな。

 メンテは毎度しっかりやってやって欲しいですねえ。

 来月、実業団レースでこいつがチームスプリントの先頭を走る・・・見たいね、その勇姿。

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 しかし、競輪車体はいい。単純で美しい。それだけ。

 競技規格を作って、ガラパゴスにしたからこそ残ったこの形式。こういう保守の美しさって、確かにありますな。

 今言われているところの自称「保守」なんぞは、その殆どが開き直り反動のみっともないものだらけであります。せいぜいヤジやヘイト、軽薄な分かったような勇ましい雑言程度でありましょう。

 本来なら、人知の及ばないかも知れぬところへの敬意が基本にあるはずなのにねえ。このピストにあるように、シンプルとしか説明つかないような、美の形式って一体なんでしょうな?というような。いささかこじつけすぎたか・・・。

 ママチャリやったり、ガチの競技車両いじったり、自転車屋って面白いですよ。どなたかやりませんか?


※やはりナガサワとはちょいと差が付きますが、こいつもガチのも化ける、最後のフジトラだよ!
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狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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