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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

三輪 四輪から 二輪へ



 これお客さんからいただきました。

 ムフフフ、この小ささは・・・、もしかして、子狸の足が届くかも知れない・・・。

 先に一台やってみたんですが、足が届かず、見向きもしない・・・という状態。ただ、最近の子狸の成長度合いの加速性ったらない。

 子供園なんてところに通って四ヶ月、相当鍛えられているんでしょうな。なんか体も日に日に伸びているようにも思えて、この伸び加減からいったら、もしかしてコイツにまたげるようになったかも・・・。

 サドルを一番下に下げて、跨らせて、ペダルに足のせて、親以外の人に支えてもらうと、結構すんなり乗りやがった。

 親だと、怖いの、イヤだのとうるさい。大森社長やポキさんだと疑問を発しながらおとなしく跨るんだよね。親はなくとも子は育つ、ということか?

 これを補助なくして乗るようにできないと、手を取られて面倒なんであります。といって、いくら何でも数ヶ月で二輪のバランスが取れるわけではないであろう・・・。

 ということで、こいつをストライダといいますか?ペダル無し自転車に変えてやろうと、そして自転車の元祖である、ドライジーネにして、二輪を操れるようにしてやろうという改造をいたします。

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 このクランク、ペダルチェーンを外してしまいます。

 ちなみに大人で自転車に乗れない方をまず二輪にならせるためには、そこまでしなくてもいいです。ペダルを外せばいいかな?

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 スッキリであります。

 そしてハンドル、コイツはまだ子狸には高すぎます。

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 ライザーバーですね。これをまあ普通の子供車にありがちな、低めのハンドルにかえます。

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 なんかハンドルかステムの径の関係で、フォークコラムの内径をいじってましたね、ポキさん。それで握力をなくすなんて、銭にならない仕事でも手を抜けないお人なんだなあ・・・お疲れ様。

 市販のストライダって、よく思いついたなあ、と思う。

 子供を二輪に慣れさせるものとしては、最高のものだと思いますよ。

 それまでは、二輪に補助輪つけていたでしょ?あれは車体を傾ける癖を付けるという意味では、良くないんですよね。それから比べると最初から二輪で、足で地面を蹴って進ませるストライダは、まずステアリングを覚えます。それからバランス感覚が養えます。

 地面を蹴った足の浮く時間が長くなれば長くなるほど、ペダル回し自転車への道が近くなってきたということの証拠ですからね。

 ただ・・・、遊具ということで、前後ブレーキがついていなかったんですね。今はどうか知りませんが、出た当初は確か無かった。

 ある公道で、ストライダに跨っている子供が、ちょっとした傾斜を下ったその加速が、到底大人のダッシュでも追いつかない程のスピードを瞬時に出しているのを見て、二輪の効率の良さと同時に、ブレーキを付けてないことの危険さをヒヤリと感じたんであります。
 
 で、数年前のサイクル系展示会で、ちょうどこのストライダを展示してる会社があったので、その話を向けたんですが・・・。
 ブレーキがなくても安全なところでやる!ということを親御さん等に徹底することで、ブレーキは必要ありません。あえてつけません・・・というような、ことをいってましたね。???プロが使う競輪車にブレーキ付けろ、といったんじゃないんだけどなあ。

 その後どうなったかは知りませんが、自分が同じ形式の自転車を作成するときは絶対に前後ブレーキは付ける!ということで、今回も、もちろん前後は取り外しません。

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 むしろセッティングして、前ブレーキなんかはよく効くようにします。

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 リアは減速用かな?

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 でーけた! まああとはこれで、どこまで積極的に子狸が遊ぶか?だよね。

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 見た目は気に入ったいたぞ!しっかり靴はかせて、手袋もさせっかな?

 まあ、オヤジとしては、あまり干渉しないようにしましょ!大抵は親と反対方向へ行ってしまいますのでね、店主もおしゃれな父からいうと、正反対のところに今もいますんで・・・。

 勝手にやれ!

 とはいえ・・・早いもんだ。

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一歳ちょっとではじめて跨った三輪車。まだ足が地に着いていない。これで地面を蹴って走り始めたのが何ヶ月後かな?それから、ペダルに足をのせて回れるようになるまで1年以上掛かっています。

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 ものを牽引して走っていたのが去年、2才の時・・・。

 フーン・・・。すみません・・・やや公的な場で、子狸話大展開でね。

 自転車も、自転車から、いや自転車こそかな?

 こうして人から人へ回して、託して、伝えて、使っていくものの一つとして、考えられるようになったら、自転車自身も、人自身も、そして文明・文化というもの自身も少しは変わっていくんじゃないか?イヤ、変わっていかないと行けないんじゃないか?と思うんであります。

 人類の単なる生存ということにとって、「経済成長」というものが本当にどこまで必要なのだろうか?

 人権というもの、人間および個人の尊厳、ということをたからかにうたって登場してきたはずの近代で、そしてそれらを実現化する諸制度なりが確立されてきたはずの近代という時代に、なぜ以前のそれより、戦争というものがより過酷なものへと変貌せざるを得なかったのか?

 これは決して、一気に大量破壊を可能とする技術、だけの問題ではない。

 時としておこる人間の魂の後退の問題として、そしてそれらを包み込む生活形式、文明・文化のありようの問題として、考え直すことはできないか?そして、我ら自身として、生き直すことはできないのだろうか?

 一介の自転車屋として、真剣に考える。靖国にはいかずして、真剣に考える。

 敗戦の日
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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