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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

手間かけると 金もかかる・・・ということかな?



 BSの名車でしょうね、ユーラシアです。かつての少年達は、コイツに目を輝かせていたんじゃないかな?

 少年達の頂点に君臨する車体といっても良かったのかも知れません。

 店主の子供の頃は、中学生になったらロードマン・・・という道が点線で決まっていたかのようでした。

 そうなるとへそ曲がり少年としては、わざとFUJIの実用車をギッコンバッタン乗っていたほど、多くがロードマン・・・でしたね。

 そんな時代の一台が、紛れ込んでまいります。持ち主は、七十路を越えておられる方。思い出のある車体なので、また乗りたい、乗れるように整備して欲しいが、あまり金はかけられない・・・と。

 ご発注される方からすれば、まあごく当たり前の内容かと思います。さして金かけずに、乗れるようにしてくれたら、ありがたい。

 そうなると、あれもこれもというわけは行かない。優先順位を付けなければなりません、さてどこから手を付けようか?

 受注させていただくこちら側からすると、これがまた大変なわけなのであります。

 安全とは別に、ご本人から優先順位を尋ねることなんかができれば、それもまたなんとかいいわけですが、間接的な仕事になると、その辺が伝言ゲームになってしまいそうでね。

 あとあまり金かけないで・・・というのが、いくらなのか?これもまた、色々あるでしょう。

 一台丸ごと直すとなると、もう十万か・・・と覚悟されている方ですと、例えば五万でなんとか・・・という見積を、オオ安い!ととっていただける方もいるかという一方で、一台一万以下で自転車が買える時代に修繕に三万?なんて方もいらっしゃることでしょう。

 当店にはあまり後者のような方はご来店されませんが、でもまあ、相場というもの、予算というものは人それぞれなので、この辺もデリケートな問題となります。

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 前輪がこうなっています・・・。

 それに対して、後輪は?

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 まだマシかな?ということになると。ではまあ、前輪は組み替えましょうか?となります。

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 ステンレススポークで組み直してみました。

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 きれいに、回転も良くなりました。

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 簡単な錆落としと押さえを施して、あとは振れ取りとグリス入れをして終わり。後輪だって、やってやりたい・・・んですがねえ・・・。

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 チェーンやワイヤー類はちゃんと交換しましょうか。車でいうとオイルを取り替えるのと同じ感じかしら?

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 BBも交換ではなくて、中あけて、グリスの入替と玉押し調整でとめます。

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 こうした硬化したシューも、取り替えましょうか。停まることは大切ですから。
 
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 内輪でいうギロチン系の調整のむずかしいシューなんですが、交換です。

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 リアもです。角度を決めてとめて、片方も決めて、これで良し!と増し締めしても、少しずれて、リムに基本平行にあてるのがむずかしい。

 全く慣れていないとき、こんな調整に半日かかったことがあります。ピタリ!と決まったとき、しっかりブレーキレバーを握れませんでしたよ。それでまたズレるのが怖くてね。

 ということで、今回はこの辺で勘弁してやろうか?と、まだ余力を残しつつ、やめるのはなんか中途半端で・・・・なんですが、仕方なし、ですわ。

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 見た目の感じはあんまり変わりませんが、乗ってみると、それはそれは、しっかり異なっていると分かるはずです。

 もちろん店主も分かりますが、でもまだなあというところも分かります、・・・というところを残しつつ出すのもなあ・・・と思いつつ、しょうがないや、なのであります。

 こういう仕事は、いくら掛かるの?といわれても、やってみないと分からない・・・。なれば、最初に予算をいただいて、その範囲で、というやり方はあります。途中致命的で、だいぶ予算オーバーになりうることが発覚すれば、その時点で判断を仰ぐ、しかないかな?

 まあ、あれもこれもで、こちらが勝手に盛り上がって施工が行きすぎると、その請求額にビックリ!なんて事は起こさないようにこちらも気をつけなければなりませんが、と同時に、最初から緊縮財政のみで・・・というのも、やはり大変なんであります。

 今回の仕事なんて、施工前と施工後で劇的にかわっていないので、少なくとも見た目では分からないんで、地味な仕事なんであります。でも、かなり手間が掛かっている・・・、ということは時間もかなりかかるんですねえ・・・。

 金は抑えてくれといわれても、実際によれている自転車を目の前に、放っておくこともできず、ならパーツ交換しないで、このあるパーツをバラして洗浄や注油をして・・・といってもそれでも手間はかかるだよな。

 発注側と受注側で起きうるかも知れないズレに関しては、課題ありであります。どうやってその間で、調整を付けるか?なのでありましょう。

 ただ、共通点は、この目の前の自転車を、どうにかしてやりたい!という気持ちは一致しているはず、というこの一点は絶対にお互い忘れてはいけませんね。

 原点はこれ!そこから再度考えて、落としどころを見つけていく・・・。これを原理といたしましょうな。


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※ちょいと涼しくなってきたかな?サイクリングシーズンだよ!まだ夏休みだろう?学生諸君!書をもって、これで野にでるのだ!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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