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作る自転車 できちゃう自転車 |
まずはご覧ください。![]() オーロラカラーの、またまた仕様が分からない自転車の登場です。 それはそうでしょう、作者はあのチンドン号の作り手でもある、M上さんですから。 昨年の真夏、あまりにも暑いので旧店舗のもみの木の下で、作業していたときに、持ち込まれたのが、きったねー黄色のプジョーのマウンテンバイク。マウンテンバイクといっても、どちらかというとホームセンター仕様だったかと思いますな。 lこれどうすんの?という質問に、自分でやります!と剥離を始めたM上さん。 作業慣れはしていますので、要所だけみていました、手のかからないお客さんです。 剥離が終了したあと、持ち帰って、グラーデーションに塗装してきたんです、見事だなあ・・・。 それからが、彼の真骨頂。 福岡の実家に帰省したとき、BMX系の変なパーツに強い自転車屋さんと仲良くなって、へんてこなパーツを買い込んできました。 例えば、ハンドル回り。 ![]() カエルがくわえているようなステムとハンドル。色を合わせたブレーキなんか。 径が合うので、使えます。 それからこれも色を合わせた、ペダル。 ![]() 実はコレ一悶着ありまして、BMX用のペダルって、ロードやピストクランクにねじ込む径が違うんですね。始めて知りました。 色あわせで買ったこれが、クランクに逢わない・・・、そこで当店に転がっているテキトーなペダルを持ち出して、色あわせの外枠だけを外して、そちらに移植して、ボルトで固定したんですよ。 最初からそうあったようにキッチリ収まっているでしょう? それで一番、オテンバだったのが、後輪のハブでした。 こいつ! ![]() これもBMX用のものなので、シングルギアを取り付けるためのものだったんですね。ただ、M上さんはどうしても、この自転車をシングルではなくて六段ギアに拘ったんですね。 そこで、シャフトを長いものに取り替えて、スペーサーで調整して、これまた当店に転がっている六速用のボスハブを取り付けてみたんですが、これが使える!ちょっと感動的でしたな。 あとはなんでもいいから、リアディレーラー、ないかな?ということで、道具箱から古いデオーレが出てきました。青いプリントがついているので、これも色あわせにいいかな?ちなみにチェーンも青です! ![]() とまあ、当店の引越も挟んで、十ヶ月近くかかってできあがったんですが、要所を抜いた作業のほとんどをM上さんがやられたので、なんか自分が作った、という感じがしないんです。 できちゃったよ・・・、という感じですか。 確かに、パーツの選択などは絶対に私ならやらないものの集まりですし、できあがる寸前まで、イメージはすべてM上さん任せ、私は作業の進行に合わせて「あとどうすんの?」と完全に受け身。 そういうわけで、できちゃった、一台になったんですわ。 しかし、力入れて「私が作った!」と連呼されるものにはロクなものがないようにも思いますな。色んな人のセンスやアイデアや技術が交差するご縁の交差点上に、ポヤッと現れるもの、そうしたものにはどこか天衣無縫なたたずまいがある。 この自転車は、そういう物作りを象徴するような一台になったように思います。 人の縁の交点に生まれるものか・・・、この可能性は低くはない。イヤ、可能性とは、まさにこのことを言うに違いない。 まだまだ自転車の世界は伸びていくし、伸びるべきだ。昨日ご来店いただいた中年オトコさんとも話し合いました。自転車業界はまだ隙間だらけだ!まだまだ発展の余地は大ありで・・・、ということはビジネスチャンスも大ありということなんでしょう。 まあ、私の力量ではビジネス云々には届かないでしょうが・・・。 交点の物作り、これから目指す私の重要なポイントになりそうです! スポンサーサイト
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Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。
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