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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

元々はパパチャリのはずが・・・もはや老若男女入り乱れ



 7、8年前でしたか、店主が独断でいらない!と思う部品をすべて外して、ブレーキ回りやシフター回りをそれに合わせて適度に調整、時には思い切って調整などして作ってみたのがママチャリ改造車。

 それを起点に、ママチャリではなくて、パパチャリってできないの?通常の実用車とスポーツ自転車の間にあたる自転車で、両者のハシゴに当たる自転車として、考えた訳なんですねえ。

 そのねらいは、実用車からスポーツ車へと登っていくためのハシゴ・・・だったんですが。ハシゴというのは逆もありなわけで、スポーツ車から降りてくる人もいる。

 走りは犠牲にしたくないが、盗難が怖い・・・という方が、むしろ先に気づいて注目していったんじゃないかな?そしてそちらの側面を強調して名づけたのが原宿バイク。ギアは、せいぜい二枚か三枚あればいいわけで、試乗ポジションはロード・ピスト系で、踏めばそれなりにガンガンいけながら、見た目はとんがったママチャリなんで、盗難の意欲は湧かない・・・。

 原宿や、渋谷といった自転車盗難メッカのようなところでこそ走る自転車なんじゃない?なんて意味込めましたが・・・。

 そんなこんなやっている内に、ポツン、ポツンと受けいれられるようになったようですな。

 今や、先日の高専の子達ではありませんが、実用車改造して、箱根に行ってしまうというある意味快挙だよね、そんな流れが中高生に来ているのかな?なんて事で、仕掛けたことは一体どこから火がつくか?分からない、というこの実感なんであります。

 でも、乗りやすい、という特徴は、それこそ老若男女に共通する徳目でありまして、それがどこか悪びれていたり、可愛かったりの違いはあれど、この路線自体はじつは老若男女、つまりはあまり当店らしくはありませんが、万人向けの路線なのではないか?なんて最近思うんですね。もちろんいわゆる「万人向け」ということとは厳密には異なりますが。

 今回のご依頼は、ご近所のご隠居さんクラスのお方からなんであります。

 いつも前を通って、にぎやかだなあ、と思ったら、オタク自転車屋さんだったの?で、どんなことするの?・・・ヘー、じゃあ、それやってみてよ・・・、古いけど自転車あるのよ、大丈夫かな?一度持ってくるから、頼んだよ・・・。

 実に軽快なご隠居さんなのであります。

 ミヤタの頑丈な実用車なんであります、こいつをいつものように、いらないと思うものからどんどん外していきます。
 
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 前カゴがあるから後はいらない!ということなので、バッサリ外します。

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 前も同様にかな?
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 泥よけは向かっていく方向にマスト・帆のように張り出しているわけで、重さもさることながら、空気抵抗・・・もバカにならないでしょうな。

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 地味にダイナモも外しています。ライトは点滅式の軽いものがでていますんでね。

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 こんなデカイカゴは入らないなあ・・・と。といって全くないのも何だなあ・・・ということで。

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 このくらいのものに交換。何でも外しているわけではないんですよ。必要なものは必要最低限残すということで。

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 錆びた両足スタンドは外して、一本スタンドに交換。そしてギアですね。

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 意外と知られていない、この小ギア交換。こいつを変えると、ギア比が劇的に軽くなるので、今まで何人もの潜在的電動犠牲者を救った経緯ありなんです。

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 ギアだけ変えてもダメですね。

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 この際チェーンも潔く交換。

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 このフラットハンドルも今回交換です。

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意外や、意外。プロムナード系のものに交換です。未だによく説明できないんですが、プロムナード系の縦もちハンドルって、実は体が起きつつも、踏めるという何かがあるようです。
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 この写真では普通のママチャリハンドルのように見えますが、それよりも握りの縦感は強いですね。不思議なんですが、このちょっとの違いが、踏み足に影響するのでしょうか?

 今回のやつも試乗してみるに、進みますな。

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 あと前ブレーキは、ちょいといいものに。これでガツン!と引けるようになります。

 車体自身が軽くなって、ギア比も軽くなって、悪いことなしだと思います。

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  見た目は、あまり過激さはないようですが、最低限のものを残して、あとはそぎ落として、駆動、制動、ハンドルという走るための要素を用途に合わせて少しずつ機能を上げた、という感じでしょうか。

 これぞ老人向け!なんて区分けではなくて、あくまでも用途に合わせてみると・・・、今までの改造の経緯は決して若い者向けのそれだけではなかったんだ、と実感するわけであります。

 考えてみれば、ママ狸んなんていう子育て号のノウハウにも随分と役にたっていますしね。

 何が快適か?ということの個別内容については多少の異なりがあるにせよ、大手の想定するあれもこれもの実用車そのものではないな、という気がします。だって、あれそのものの車体に、完璧!とばかり本当に喜んでいる人っていますでしょうか?

 ある意味、乗っておられる方は自覚無自覚は別として、かなり妥協して乗っていると思います。そういう点からすると、改造実用車というのは、何も若い子向け!などという専売特許のようなものではなく、年齢層や、体力や用途に向けて、いらないものをそぎ落として、個別的な機能を上げていく、ということ以上以下ではない、という気がしてきました。

 むしろ潜在的需要は、足や膝、股関節などに障害を持たれている高齢の方にこそ・・・なんて気もしなくはないんですねえ、そういう方へのより快適な施工例などが増えていったら、これもまた面目躍如なのであります。

 だから?かは分かりませんが、ようやく時代が当店に追いついてきたのかも分かりませんが、中高生だけではなく、乗りやすい自転車として、今後この路線はより洗練されていくんじゃないか?と予感するわけであります。

 大陸から買いたたいて、激安自転車並べて、ビニール傘のように使い捨てる。そういうあり方とは別なところで、別の流れがささやかながらでも、できていけば・・・と思いますな。


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※この近所のご隠居さんですが、こんなのもすすめてもいいかもですね。改造自転車で勢いが付いてきたら、試乗してもらおうかしら?レーサークロスといいます。走るヨー、そんじょそこらのクロスとは出が違うからね!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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