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寄る年波と 用途に合わせて ロードも変える | |
![]() 年季が入っています。といっても、かれこれ、7年目くらいのレーサーですね。 店主の大先輩の一台なんですが、六十を超えても、そのスタミナ全く衰えず。時に思い立って、自転車一日飛ばすこと、250キロとか平気で走ってしまいます。 250キロですか? 走るっていうのは、そのくらいだろう・・・。 ある種この方も仙人なんでしょうな。一度も太ったところは見たことがない。かもし出てくる雰囲気は三十代・・・。 そんな大先輩が、この秋口乗鞍にちょいと足を伸ばして実感したのが、重い・・・ということだったようです。 突然現れて、これ、思いっきり軽くできない?と。 車重をかともいきや、ギア回りをということでした。 ![]() インナーは34Tでしたが、アウターが52の男ギア。もうこんなの入らないんだよなあ・・・。 で、交換となります。 ![]() 48Tとして、48*34、まあコンパクトの典型ですな。 ![]() で、リアをどうするか? ![]() 12-25くらいですね、9速です。こいつを思いっきりデカクするとなると・・・。 ![]() 12-32Tくらいにはできますね。ただし、ショートのディレーラーだったら、この歯数の落差を埋めることはできません。 ![]() コイツから、プーリー間の長いロングゲージのディレーラーに取り替えます。 ![]() 下にすーっと伸びたのが分かりますか?これならば、32Tなんていう、ほとんどマウンテンバイクレベルのワイドレシオにも対応することができます。 今までの最小ギア非が1.36だったのが、1.06まで下げることができました。まあ、感じとしてはあまりの軽さに、クランク毎床が抜けた感じになります。 ![]() 非常に好んで、輪行される方なので、トラブルフリーなWレバーにしています。 ![]() ボロボロのバーテープとブレーキレバーも交換。 ![]() あのディズナの名ブレーキレバーとなりました。 まあ、かなりの一新に、新車一台分近い価値はあるかな?という変わりようなのであります。 元々登山なんかもやっておられて、山がお好きということで、これからもガシガシ山に行きたい、そのためには・・・ギア比を軽くするということを今回の手入れの第一に置いたというわけなのであります。 通常、自転車軽くもいいんだが、ライダーさんも痩せようね・・・なんて事もなくはありませんが、この大先輩に限っては、一グラムもそぎ落とすところのないお方なので、今回は、徹底してギア比を下げた、ということなのでした。 リアディレーラーの、ショート、ミドル、ロングなんていうのもあまり知られていないようでしたら、かつてのロードには考えられなかったようなラインナップですが、今ロードレーサーも万人向けに各種ギア比をそろえている・・・ということなので、どうも踏むギア幅が少ない、とお悩みの方は、新車一台購入前に、ご相談ください。 こうした内部の機構を変えることで、自転車はこれが同じ車体か?と思うほど変わっていきますよ! 最近の大噴火の一週ほど前近くを走っておられたようで、どうも硫黄の匂いが強いと、地元に人に訴えても、普段と変わらない・・・といわれたそうで、なんとも悔やんでおられましたね。 古いロードはあるんだが、コンポ類も古いとなると、かつてのロードはみんな男ギアで、マジかよ!と思うほど雄々しいのであります。 そんなロードを引っ張り出しては、イヤー、まあ、もう踏めないや、無理か?なんて諦めないで、何とかかんとか、軽くできるようにしますんで、是非お持ち込みくださいませよ。 かつての相棒が、お互い年取ったが、これでまたなんとか旧交を温めながら、お互い走ることができる・・・なんて事が実現したら、当店の理想の展開なのであります。 ステムだって、長めに高めにしてね、若い頃のような前傾ができなければ、無理しないで乗れるようにして、また街道を走りませんか?きっと若い頃の何かが戻ってくるかと思います。 年取ったからといって、無理はいけないが、老け込むこともこれまた良くない。できるところを最高点に、できるだけのことをやってみる・・・、大切なことだと思います。 近い内、店主は高齢者の自転車講習を依頼されることになるかと思いますが、危ないから、危ないから・・・なんて事よりも、無理をしない範囲で、どのくらい自転車で若返られるか?ということを鼓舞する方向でやっていきたいと思います! お年寄りの方は、危ないので、両足がベターとつくポジションにサドルをセッティングする・・・。 冗談じゃない!膝壊してしまいます! なれば、固定式ローラー台に乗ってもらい、適正サドルの高さで足を回してもらう。膝への影響が低く、トルクもそれなりにかけられます、上半身の力も動員できれば、相当数のワットも稼げるようになります。 まず、そういう持っている力を最も最適な状態で出し切る、という「オレもまだまだだ」という体験をしてもらうんですね。 その上で、それを前提に、実際のサドルの高さをその方に合わせて、ワンオフで決めていく。 このくらいでどうでしょう・・・?イヤー、さっきのあの感覚だともっと高い方が・・・。ではこのくらいで・・・、その上で乗り降りの練習をしっかりしてください、であれば、このくらいでも可能でしょう・・・、なんてね。 子どもも子ども扱いしない、高齢者もお年寄り扱いしない、自分で自分への適正な扱いをできるように、自分を鼓舞して、いい意味での背伸びをちょいとしてもらいたい、と思うのであります。 年齢に合わせて、自転車を変えていく、体力が衰えたら、それなりに。年齢と体力に合わせて、アクティブさを継続発展させていく方向性があれば、例えギア比が高くなろうとも、ハンドルが高くなろうとも、それはそれで望ましいわけなのであります。 若い頃の相棒が眠っているようでしたら、起こして、今にあわせて改造して、また一緒に街道を風を切って走りませんか? ![]() ※これもツーリング車としては品あるほうだなあ。一定の年齢の方にも、ピッタリかと思う! スポンサーサイト
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Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。
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