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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

巨頭会談 と その先にあるもの・・・



 何やら、若いふたりが、真剣に話し合っているようであります。

 この両者の顔に見覚えありますか?

 そう、あの高等高専の二人なのであります。

 片方は三年生、ママチャリ同好会の頭。

 もう一方は、一年生自転車同好会の言いだしっぺ君なのであります。

 前者のハチャメチャぶりは、当ブログではちょっとした名物になっておりまして、他の読者の方々に、実際お会いすると「イヤー、面白い展開になっていますねえ」と目を細められます。

 後者はどちらかというと、米作りの方での活躍がありまして、自転車に関してはこれからが大展開となりそうな感じ。

 この両者が、当店の地下室で何やら密会?しておったわけなのでありますが・・・。

 単純に言えば、自転車に関する集まりとして、統一していこうという動きなんであります。

 学校側とすれば、たまたま気のあった同学年の連中だけで部なるものを認めてしまったら、その子達の卒業で一気に消滅してしまいます。それでは部活とは呼べず、仲良し友達だけのまさに同好会で終わってしまいます。

 学年縦断的な活動がないとダメ!というのは至極まともな規定かと思いますな。

 そこで三年生主体のママチャリ同好会と、一年生主体の自転車同好会がなんとか一緒になれば、縦断という条件は満たすという意味で、両者にとっては渡りに船なんでありましょう。

 ただ、店主のようなオヤジからすれば、一年生や三年生の違いなんて、カスみたいなもんですが、当人らにとっては、この差は小さくはない。

 まあ、その辺、上手く合わせてだね、当初それぞれの持ち味なんかも殺さずに、統一できたらいいかと思うんだが・・・。

 あのふたりを見る限りでは、大丈夫でしょ?

 学校に届出をしてから、一年くらい審査がかかるんでしょうか?その間にまた実績を積んで、泊をつけていく・・・出来ることをやっていこうなあ・・・。

 と堅苦しい会合も終わったようで、外に出てみると、団長の方がサドルのトラブルを言ってきた。

 どうも台風で自転車が倒れて、サドルを破ってしまったらしい。あ〜、よくあることねえ。

 破れるとそこから水が入って、完全に乾くまでに時間がかかる。その間中ずっとズボンが濡れてしまう。

 どうします?新しいもの購入しますか?

 なーんてことさせるわけがない!

 持ってきな・・・ということで、表側をバリバリとはがさせる・・・。

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 高分子のクッションを外して・・・、さらには皮を止めていた金具類も全て外す。

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 すると・・・どうなるか?

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 こうなるのであります。プラスチックの板一枚。ホッチキスのあとは、気になればヤスリかければよい。

 これで濡れても、手や息でで水滴をはらえばよし、そして倒れても、多少傷がつくくらいでこれ以上の損傷はなし。いいことだらけ、しかもただ・・・。

 そして、それ以上に、解体している時の奴らの好奇の声といったら・・・。

 へえーこうなっているんですか?ええ?ここも外せる?・・・出来た・・・。

店主らから見ると、当たり前のことが、この子達にはそうではない・・・。では、もう一個あるんで、やってみるか?と渡すとなんとかやっていましたね。

 手つきは、なんともお淑やかなのであります。あんまり解体なれしていないなあ。

 でも、解体しながら、逆に作られてきた工程を読んでみたり、大量生産させるためには、ここまでは同じものを使って、ここに穴留めをつけて、別物に変えていくんだ・・・など、分かることが非常に多い・・・ということが分かる。

 特に団長は、生産管理という学科にいるらしく、こうした具体的なものを前にそういうことができるなんていうのは、ある意味すごいことなんだよね。

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 大体、店主はもちろんのこと、ポキさん、大森さんも、ガキの頃から解体のオンパレードなのであります。そして、出入りする方々も多方そうですね。子供の頃から、分解、解体しては壊して、怒られて・・・を繰り返し、高学年くらいになると段々ものを直せるようになってきて、という過程をたどってきています。

 解体、分解というのは大切なんだよねえ、思われている以上にね。

 ということは・・・、解体部なんていう部活を作ってもいいんじゃないの?なんてことすら思えてきましたよ。

 学校では、物ができていく過程を体験して、部活ではその逆、ものが分解されて一つ一つのバーツになっていく様を体験する。行儀のいい授業を受けて、それを行儀悪くひっくり返す・・・イヒヒヒヒ。

 そしてことはそれでは終わらない・・・、解体したものを素材ごとに分類していく、鉄、ステンレス、アルミ、真鍮と。

 それをその筋の方に買い取ってもらったら・・・活動資金源になる・・・・。しかも時給なんてものに縛られない、行儀の悪い勉強も兼ねての解体作業・・・。

 もちろん現実的には、未成年から買取る業者などはない・・・、ということで、モロこんなやり方ではできませんが。

 ものが捨てられている現場というものを、これから物を作る若い子達が見ておくというのは、非常に重要なことじゃない?

 そして、解体のことまでも考えてものを作るなんてことも大事でしょ?

 まあ、いいことだらけなんだわさ。

 ということで、自転車部の成立・・・、以前からかな?こうしたことの一端に触れられるような体験をさせていこうかな?なんて、頼まれてもしないのに、考える店主なのでありました・・・。

 まあ、手と頭と足を動かして、いろいろやってみよ。これからの世の中は・・・などと大上段なことは言えないが、もう飼い殺しの時代は終わった・・・と思ってよし。

 機転を利かせて、隙間を見つける眼を養って、仲間集めて・・・技磨いて、関係作って・・・、一人以上のものを作っていく、という動きだろう?手足の縛られた、つまらん仕事をあえてしたいならいいが、そうして得られるかもしれない「安定」なんてものは、まあほとんど幻想になっていくだろうな。

  対して伝える程のものはない店主ではあるが、吸収する意味があると思えば、いくらでも持っていけ、と思う。

 若い子達には全く期待しない店主は、だからこそ無責任に色々と提案するのだ!もっと仕掛けてやるから、見ていろ、コノヤロー!

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※こいつも、解体と組み付けを繰り返してこうなった、という代物。乗ってもいじっても面白ぞ!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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携帯070-5083-6962
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