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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

バッドボーイって言ったな・・・オメーさん・・・。



 いかにも癖あり、それを全面に出している車体でありますね。

 キャノンデール、アメ車のメーカーで、アルミレーサーの金字塔のようなことをやってくれました。

 イタリアの伊達男、チッポリーニという当時最強のスプリンターが、キャノンデールのアルミレーサーでステージ優勝をかっさらうシーンなどは、日常でありました。

 そこにキャノンデールがまたよく乗ったわけであります。チッポリーニという癖と特徴のある選手に、また野太いダウンチューブのキャノンデールがよく似合ったわけで、爆発的に売れたんじゃないかしら?

 今、多分チッポリーニは、その名前でフレームを出していますね。キャノンデールの後スペシャライズドにも乗っていたかな?

 しかし、チッポといえばキャノンデール・・・これはもう定式化しているように思いますね。ある意味、チッポという個性満載の選手に負けず劣らずの、ぶつけても壊れないくらいの個性を発揮していた車体ともいえるかもしれませんね。

 その後、ディルーカとかバッソとかの名選手も乗ったようでありますが、チッポほど強い印象を与えたということはない。

まさに、チッポとキャノンデールは人車一体というのに等しく、相乗の希有な相棒同士だったのではないか?と思います。

 そのキャノンデールが、バッドボーイという名の、こういう自転車をちょいと悪びれて、作っている、というのが面白い。

 こいつをドロップ化してほしい、というご依頼、まあいつものやつねと、お引き受けした訳なのでありましたが・・・。

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 しかし、バッドボーイなのであります。これ前輪を支えるフォークですぜ!通常両腕で支えるでしょう?ところがこいつは、生来の不精者らしく片腕で前輪を支えます。

 見た目怖いよね。高速で走っているとき、前輪だけが外れて先飛んで行きはしないか?なんて心配なんであります。

 主流にはなっていませんが、この片腕方式をいち早く取り入れたのがキャノンデール。といっても追随するメーカーはあるのかしら?あまりきかない・・・。

 大体強度大丈夫なの?なんて出たての頃は、いろいろなインプレがありましたが、「飛行機の車輪のほとんどは片持ちなんで強度は折り紙付き」というわかったような、ごまかされたような説明もあったかと思います。

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 ストドロシングル可能の秘密がこれ。クランクがエキセントリックハブになっています。まあ、どこまで行っても協調性のないやつなのであります。

 そして、すっかりやられましたわん。

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 スマホのキャッチャーがあるので、最初わかりませんでしたが、こいつ・・・、ステム・ハンドル一体型なんでやんの!ということは、ステムが使えない、流用は不可能な訳なのでありますが・・・。

 だったら、通常のステム使えばいいじゃん・・・とおもうでしょ?

 またやられたのが・・・。フォークのコラムが太い!通常なら1 3/8のはずが、こいつはなんと1 1/2なんでやんの!31.8というのが通常なのに対して、こいつは38.2もありやんの!

 必死で、そのサイズもの探すも出てこない・・・。あるわけないだろう?キャノンデールの独自規格なんじゃない?

 色々考えましたよ!コラム内にシム入れて、31.8にして・・・そこに通常ステムを噛ますとか。そうなるとスペーサーの幅の広いもの探して・・・など、一つの要件を立てるのにドミノ倒しが起き始めます。

 いやいや、ポジションチェンジャーなんて金具を使って、既設のハンドルをちょん切って、そこにドロップハンドルを下から取り付ける・・・。見た目はこれ、構築物のようで、面白いだろうが・・・、既設のハンドルを切るというのは、径がまた特殊だけに、元に戻すことが出来ないとなると、それをキッカケに廃車になる・・・なんてことも心配したり。

 一番安直な方法は、バーエンドにドロップ型の曲線ものを取り付けて、なんちゃってドロップに・・・。

 その内、地の果てにあるような、サイトから、こんなものがあると知り、取り寄せたんであります。

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 もちろんキャノンデール純正なんでありますが、よくまあ、こんなものを在庫している問屋があるもんだ・・・。

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 当たり前の顔してついていますが、このー!苦労したんだぞ!!!

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 バッドボーイなんで、野太いイメージですね。すべてが太くてごっつくしてやる、そして黒が統一カラーで行こうぜ!

 そして、悩んだのがブレーキレバー・・・。

 レバー部分シルバーなのはどうでしょう?ということで、事前に承諾を得たんでありますが、・・・・相手はバッドボーイでしょ?

 通常のエアロブレーキを付けてしまうと、そこだけ優等生になってしまうんですよねえ。

 ステムも太くし、ハンドルも無駄に太くし、そこにカーボン柄のワルなバーテープをギチッと巻いているのに、シルバーのレバーがポソッとついたら・・・。

 チョウラン、リーゼントのツッパリ野郎が、普通の銀縁メガネをかけているような・・・抜けてしまうイメージ・・・なんでありますよ。

 実は、最適なブレーキレバーを所持しておりまして、このタイミング!!!!なのでありますが、こいつがまた無駄に高いと来ています・・・。

 オイ!いい加減にしろ!日本で本気で売る気あるのか?三大コンポとして、定着させようという気があるのか?

 といいたくなるような値段なんであります。店主はカタログで見て、購入を決めたんですが、なんとそれ片方だけの値段・・・。愕然としたんであります。

 ペアの写真が載っていて、下に値段が書いてあったら、ペアの値段だと思うよね・・・。その倍しやがった・・・。まあ、使えねーな・・・こいつらと思っていたところ、飛んで火に入ってくれた、というわけなんでありますが・・・。

 預かっている予算からすれば、だいぶオーバーになってしまうのではないか?

 ちょいと恐る恐る、依頼主さんに尋ねてみたんであります。

 「すべて、お任せします」というありがたい一言・・・。絶対に損はさせません!!!!で、取り付けたんであります!

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 バッドボーイには、やっぱり、お前だろう!

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 ちょっと見立て通りで・・・怖いくらいに合いやがったよ、こいつら・・・。

 当然こいつらは、ワイヤー引きなんで・・・、オイル引きのディスクブレーキはメカニカルものに交換しないといけませんでした。

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 ヒョイヒョイと引けていた、オイルブレーキですが、ギシッとワイヤーで引く感じになりました。

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 まあ、今回の本懐はやはり、見た目重視というところから考えると、こうした地味なところは二の次かしら?

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 これが完成・・・・。なんかデフォルトで、ワイズ辺りで売っているようで、あまり当店らしくないほどに、常識的というか、整いすぎている感じ・・・とも見えますね。

 まあ、たまには当店だって、変態オンリーではなく、こうしたマーケティングを意識した、「正統」タイプのものも組めるという、証明のようなものでありますな・・・エッヘン・・・。

 予算に関しては、いってしまいましたが、ご依頼主の方は、破顔で喜んでいただけました。

 まあ、それが一番でありますな。確かに隙無く、かっこいいですし、まさにバッドボーイのコンセプトの内側に入り込んだ感はありますな。ヨッシャ!

 こういうことも、やろうと思えばできんだよ!!!


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※当店が自信を持って、世に送り込もうとしているのが、このバッドボーイ!内装三段の固定だぜ!それだけで大ワルだろう?しかも、フレームはなぜか、どうしてか、非常に走る奴なんだよなあ。インターハイクラスの足が、こんな走る鉄初めてです、と抜かしおった!走りながら、加速するほどに、なんで、お前そんなに走るんだ?と頭の上は????だらけの、街道練習用ピスト車だ!
なんで、ロード乗りがこの季節、乗らないのか?理解に苦しむ!装備でなくて、中から本当に強く美しくなりたいなら、これだね!ちょっとだけなら試乗させてあげます。まあ、驚くよ!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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携帯070-5083-6962
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