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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

鉄の事故車は こうします!



 やっぱりレーサーといえば、鉄、クロモリですよえね・・・と思わず口から出てしまうような、鉄レーサーでありますな。

 この一台は、復活系の一台なんであります。

 復活系とは、一度事故にあってしまったんであります。

 通勤時、脇にいた高校生の自転車がいきなり前を右折、その車体に巻き込まれて転倒、ということだそうです。もちろんヘルメット着用だったため、検査入院で事が済んだようで、まずは一安心。といいつつも、後遺症のことを考えて、慎重に対処する必要はありますね。
 
 と同時に、あっても起こしても重要になるのが、保険というやつであります。モロ自転車保険でなくとも、損害補償などでカバーされていることもあるので、今加入している保険の内容を再確認する、というのは大切なことであります。特に通勤で自転車をお使いの方!!!

 カバーされていれば、良いですが、されていないようでしたら、自賠責も含めての加入をお勧めしますね。当店でお世話になっている丁寧な保険屋さんもありすので、よくわからないことがあるようでしたら、メールにてご相談ください。ご紹介いたします。

 ツーリングの際の事故などは、カバーされていても、レースの際などは例外扱いされる場合が多いので、そういう際は旅行保険というような掛け捨てもあるようですので、是非ご相談ください。

 ということで、けがについては一段落が付くと、次に来るのは車体の補償問題ということになります。

 両者ともに動いていたならば、100対0はないだろう、というところから交渉が始まりますが、では修復にいくらかかるのか?ということになると、店主らの自転車屋の検分が必要になってくる、というわけなんでありますね。

 で、一般の鉄レーサーが事故にあった場合、どうするか?ということですが、当店にご依頼いただければ、外注ながら、頼りになる助っ人がおりますので、まずは、すべてを外して治具にかけ、計測をいたします。

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 こんな風にね。

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 これは、ごらんのような定盤が無いと正確な数値は出てきません。簡易な計測であれば当店でも可能ですが、正確な計測、そして修正が必要ということになるとどうしてもビルダーさんの力を借りなければなりません。

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 フォークもしっかり計測します。

 そして、曲がりやねじりなどが確認できますと、この定盤の上から修正をかけていきます。

 設備も大変ですが、技や知識も重要ですね。

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 一箇所へこみを発見。これは後日修正!という感じでありましょう。修正の仕方も部分修正もあり、かつ全体再塗装で修正する方法もあります。

 そして修正されたものを再度引き取って、再組み付けに入ります。

 ちなみに鉄レーサーということで、お断りしているように、アルミやカーボンの場合は、こうした修正はほとんど効かないといって良いでしょうね。

 アルミも金属ですが、一度曲がったフレームを戻すことは、ほとんど不可能です。修正しようとすると、割れてしまうんじゃないかな?

 況んやカーボンなどは完全に不可能でありましょう。

 よく学生君たちに、学生でレースに出るなら、鉄にした方が良いよ、というのはこういうことであります。鉄なら戻せる確率が非常に高い、ということなんであります。レースに競りと落車はつきものですから、よほどの高額のアルバイトをしていない限り、本来ならカーボンはやめた方が良い・・・んですが、聞かないよねえ・・・、書道部の炭好き学生君たちは・・・。

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 組付けの際に、BBは新しいものへ変更。

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 あとは粛々と元通りにしていきます。

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 しかし、美しいラグの良いフレームだこと・・・。絶対に街道に戻してやりたい!そういう気持ちになりますね。

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 ハンモックのようなサドルですな。

 ということで、まずは街道走りへ戻すことが可能になりました、細かい修正はまたオイオイにということで。

 こうして、事故車を預かると鉄レーサーであれば、完全なパイプの割れや折れが無い限り、パーツ類を一式すべて外して、ビルダーさんのとこへ託して、計測と修正をかけて、再組付けをするという手順を踏みます。

 事故後に、手放しすると右によるなんていうのは修正が必要な車体ですので、見た目だけではなく、ちゃんと計測することが重要になりますな。

 そして、それらを踏まえて、保険屋さんに渡す、見積書を作って、作業完了して、車体をお戻しする、という手順を踏みます。事故はないに越したことはありませんが、起きてしまった場合、まずはお体優先!その後に、車体の検分ということになります。

 ご相談からお受けしますので、事故で不明なことがありましたら、何なりとお待ちしています!

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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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