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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

高齢者にも イエイエ高齢者こそ ポジショニングを!

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 このハンドルポジションから始まった、ご近所のご高齢のご婦人セッティングなのでした。

 小径車を購入したものの、どうもスピードが出なくて、後から抜かれてばかりで何とかならないか?というご相談を受けたわけであります。

 そこで、通常ならママ狸ん用にギヤ比を低くするセッティングをコチラには逆に高くセッティングをして、且つハンドルポジションをいじったわけなんであります。

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 大体サドルと同じ高さにして、形状も変えました。

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 フラットです。体を前傾にすることで、上半身の引く力を動員しようという意図でありました。

 ただ・・・、一つ危惧があったのが、ハンドルを握る手の角度が九十度近く変わってしまったということ、これがどのような影響を及ぼすか?ということだったんですねえ。

 一定以上の高齢の方に急にフラットハンドルにすると、前傾という慣れないスタイルだけでなく、フラットハンドルの握りの角度そのものに違和感を持つ方がいらっしゃることは、経験上わかっていたもんですからねえ。

 そこで、もしこれで違和感があるようでしたら、次の対策がありますよ、ということを申し上げておいたわけでした。

 で、今回その申し出に対するリプライが来たという事なんであります。

 左手はいいんだが右手がちょいと痛くなるという、そこで、前に店主が言っていた奥の手を試してみたいんだが・・・と。

 うれしいじゃございませんか、ちゃんと覚えていていただいて、とまたそれだけではない喜びというものがあるわけです。

 このご高齢のご婦人の中に、自転車のポジションは調整しながら乗るものだ、ということが根付いてきたということ、これが店主にとっては、何よりうれしいことなんであります。

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 で、奥の手というのはこれ。ハンドルをフラットから、弓形に変更したということです。これなら、プロムナードとフラットの間に来る角度、というのが狙いなんであります。

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 しかしながら、ハンドルの位置はほぼサドルと同じというところは、変えません。サーテ、これがどう出るか?なんでありますが、乗っていただきながら、結果を待つということにいたします。

 こうすることで、店のノウハウがまた増えるというものであります・・・ウッシッシ。

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 しかし、こうして高齢の方から反応をいただくというのは、本当にうれしい限りであります。このブレーキレバーを見て、おわかりですかね?

 レバーの位置が、デフォルトよりもよりハンドルに近いところにセッティングされているんですね。これもコチラのご婦人からの指摘による、調整の結果なんです。レバー自身の取り付け角度も、何度か直しています。

 実に細かいセッティング依頼、もしかしてかっまってちゃん?クレイマー?

 イエイエ、大変常識的なお客様であります。自転車は自分に合わせて調整するものだ、とい事をご理解いただいた方による適切なご指摘なんだと思います。

 実際聞いてみると、当店に来るまで自転車は売っているその状態で乗るものだと、頭からそう思って疑わなかったということ。「こんなにいぢれるなんてこと、知らなかったですもんね」と。

 イヤー、うれしい!の一言です。この方には、それが定着した、そして、これからは知り合いにそのことを伝えて行かれるということ、広報ですね。

 スポーツ自転車は、実際にミリ単位でポジションを出して乗っていくものであります。その心は何か?

 一馬力に満たない人間の体力をできるだけ良い状態で効率よく出し切るために・・・というところのものだと思います。

 でもこういう発想って、何も選手だけに当てはめられるものではないはずです。むしろ、体力も年々落ちてきて、体のあちこちに障害が出てきつつある高齢者の皆さんにこそ、半馬力にも満たない体力をいかに効率よく、弱い箇所に負担をかけないで踏めるか?という発想が必要なんだと思います。

 町で見かける高齢の方々の自転車ポジション等には、かなり無理されている方も少なくないように思われます。

 高齢者にもより良い自転車ポジションを、イエ、高齢者の皆さんにこそ!自転車選手なみのミリ単位の調整を!なのかもしれません。

 自転車に体を合わせるのではなく、体に自転車を合わせる!この発想をもっと浸透させていかないと・・・と強く思います。

 まーだ、しばらくご近所のご婦人との協働がつづくでしょうね。

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※一定の年齢の方にカーボンフレームを乗っていただくには・・・と考えて作ったカーボンレーサー。釉薬の肌に、カンパのコンポが付いている・・・。
 
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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