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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

ピスト持ち込み 隔世の感



 キヨミヤザワのピストフレームの持ち込みです。

 かつては、こういうピスト組付けの仕事がメインな時もありましたな。言われるところのピストブームで、フレームそのものの入手ができなくなった。

 それまではエンド110のフレームなんて五千円にもならなかったんですが・・・、何だ?ってくらい高値が付いた。あれで儲けた方もいたんでしょうが、ブームが去ったあと、あの大量にやりとりされたフレーム達は一体どこにいるのやら?

 フレームバンクなんていうのもありましたね、今どうなってんだろう?

 フレームがないならないなりに、入手した人をサポートすれば良い、というスタンスで当狸サイクルを回していましたね。

 ただ、ピストハブがない、いわんや110用のハブもない、シングルクランクも加工しないとないなど、そもそもが限られた中で作られていたパーツ類でしたから、増えた需要に供給が間に合わなかった。

 BMXのハブや、ボスフリーのハブなどを利用して、対応していましたっけね。

 シングルもダブルクランクのインナー外して、なんとかかんとか・・・。

 メーカーや業者の展示会では、アチコチのメーカーさんに作ってくださいよ!と頼み回りましたが、「マウンテンバイクの時もそうだったよなあ、作れ!作れ!っていうから作ったら、もうブームが去ったって・・・。だからなあ、あんまり信用しないんだよ。」

 なるほどねえ、サイクリングブームだって戦後何度か波が来ていたわけで、まあピストブームなんていうのも、その中の小波に過ぎなかったんでしょうな、大先輩のメーカーさん達は加熱する世のブームには冷静でおられたように思います。

 かつて、デザートブームとかで、一つ覚えのようにティラミス、ティラミスというときがありましたな。マスカルポーネチーズが品薄になった・・・。

 その後は、確かナタデココ?そんな大ブームを日本が仕掛けたせいで、南洋の国ではそれまでの畑をすべてつぶしてナタデココの原料栽培に転化したといいます、その途端に、日本でのブームなさってしまい、大打撃を与えてしまったらしい。

 その後は・・・、さすがにそうしたブームで原材料生産の方々や国々に多大な迷惑がかかるようなことは、差し控えるべきだ・・・ということだったか、次のアロエ系のものに関しては、各大手乳業メーカーらはブームではなく、定着の方向へと売り方を変えていったとか。

 ピストも同じ。ブームが去って、ハイ終わりでは・・・ねえ。薄くてもなんでも、愛好者が必ずいるように、細々でもそうした愛好者をきらさないような、そういう展開の仕方の方が、自転車界自体にとっても、好ましかろうと思うわけであります。

 まあ、当店は非難囂々の中でも、ロード乗りはピストに乗ろうよ!運動を細々と続けておりますが、それもそうした考えに基づくもので、シングルを乗る動機がシンプルが好き!であっても、トレーニングのため!であろうが何でもいいんであります。

 自転車のジャンルの中に、ピスト車というシンプル系のシングルギアの車体があって、それが自転車を乗るときの選択肢として、細かろうが太かろうが、ある!!!!ということが大切なんだと思いますね。

 まあ、そんなわけで忘れた頃にであろうが、こうした持ち込みが来るのはある意味大歓迎・・・なのであります。

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 結構持ち込みものが多かったですが、まあ何とかなる・・・ようにする。

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 クランク、チェーン持ち込みOK!ただ目立たないながら、BBに関しては、103ミリというちょっと特殊系のもの、当店の在庫にて対応できたというわけであります。

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 街道仕様には前後ブレーキ・・・ですね。未だに取り締まられる人がいるということらしいです。先日もお客さんに一人・・・いたような・・・、もう奥さんが居るんだからネ!

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 前も丸フォーク用の外付け台座を付けてのノーマル系の取り付け。他にフォークコラムに臼を仕込む形式もなくはありませんが、ピスト車というのはクリアランスが異常に狭いものもありまして、そうした取り付け金具の厚みすら許さないクリアランスも珍しくはないんですね。これタイヤに空気入れて大丈夫なの?というくらいギリギリのものもありますしね。

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 値打ちは当店手組ホイールであります。リムハイト30ミリもの。DTではありません。

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 二推しのアラヤSA730ポリッシュであります。アラヤさんですから精度も良いし、ポリッシュですから見た目も良いんだよね。

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 相変わらずの、下手な写真で申し訳ありませんが、特に下の方などチェーンが映っていますね。

 これなんかも主力の一つとして、大いに推していきたいのでありますが、どうも今生産が滞っているようで・・・イヤな予感。

 問屋の入荷情報では三月中旬と書かれていましたが、それが一月先に延びている・・・。前回そんなこんなを繰り返している内に、生産やめました・・・なんてこともありましてね。

 別の問屋がなぜか持っていた・・・ということで、大喜び!だったのが、また品薄状態。技術的にむずかしいところがあるのかなあ・・・。

 復刻したら買い占めだ!

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 はい、街道仕様のピストが完成です。軽い事故の形跡がありますが、重篤ではないので大きな問題は無いと思います。普通に乗るなら、大丈夫でしょう。

 ただ、ハンドルがモロピストで、下ハン握ると、やっぱり走ろうとするんですね、前へ、前へとそそのかされます。ヨーシ!なんてそれに乗って踏み込もうならまたズズーンと、前に出る、ご老体でもピスト車ですからね。
 
 単純な構造なのに、なんでこんなに走りが違うのか?という初歩的な疑問を体感させてくれるという意味で、やはりこいつらは衝撃的だったんでしょうね。

 だからかなのか?こちらから見ると、角を矯めて後殺すような乗り方をしている人が出てくるのも、肯定するしないは別として、頷けなくはない。そういう「危ない」自転車であることには違いは無い。だから魅力があるんじゃないか?なんてね。

 ピストブームが持ってきてくれた恩恵というのもありまして、自転車界は大分カラフルになりましたね。そして、それまでになかったハイセンスなものとのタイアップや自転車とライフスタイルとの関連も大いにリードしてくれたようにも思います。

 実用車をシングル固定化することなんかもできるし、それを見てシンプルでいい!と評価してくれる人の目なんかも、ピストが磨いてくれたのかもしれません、自意識過剰な魂などよりも、そうした側面を磨いてくれたピスト、薄かろうが細かろうが、ジャンルとして、層として残すことを当店は静かに目指します。




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※であるので、こうした街道ピスト車、大いにセール中なんであります!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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