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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

弱虫ペダル計画



 この四月で、成長期の中学生になった。弱虫ペダルの影響で、自転車に乗りたい!もっといえば、レーサーに乗りたいんだろうと思うんだが・・・。

 一年で十センチなんか普通に伸びてしまうこの成長期、ロードレーサーを購入すべきか?なんて疑問は愚問でしょ。

 そういう時期にレーサーなど与えるべきではない、と思うなあ。確かに子供用レーサーなどというものもあるようだが、この時期必要なのだろうか?

 時期の問題だけでもないような気もしますな。

 子供の頃からいい装備を与えられる環境というのは、非常に珍しいわけであります。銭もかかりますしね。

 与えられたとしても、そんなのはごく少数に過ぎません。少数の中では、ちょっと努力すれば、「頭角」を表します。それで勘違いしてしまいます、「自分は強いんだ・・・」。

 高校ぐらいから自転車競技は本格化するようですが、そこで強いといっても、陸上の中長距離の競技人口から比べれば裾野の狭いところでの、従って低いお山の大将にしか過ぎません。

 自転車競技は装備スポーツで、正直勝つための装備を揃えるためには銭がかかります。そうした銭を用意できない人から、自転車競技を選択しなくなるでしょう。小金持ち以上の子女・子息でないと自転車競技は始められないとしたら、そんな競技が強くなるはずはない・・・。

 でも、待てよ・・・と思うわけであります。自転車自体ということを考えると、今の日本では、少なくとも贅沢品ではありません。普通の自転車であれば、大抵の子供は持っていますし、実際乗っています。

 ここに目を付けない手はないよね、というのが店主の言い分。

 下手をすれば、サッカーボールよりも自転車の普及率の方が高いんじゃない?女子など自転車持っているがサッカーボールない子なんていくらもいそうだしね。

 この一般自転車のポテンシャルを利用しない手は絶対に無いと思うんですよ。

 日本のプロ野球は、少年達の手打ち野球を底辺として、その頂点に君臨している!はず・・・(今の子は手打ちやるかな?)。

 なれば、日本の自転車競技会は、高校辺りの自転車競技部を底辺とするのではなく、ほとんど日本の子供達に普及している実用自転車という、非常に広い裾野を底辺として、再度組み立て直す必要がある!と思うのよ。

 別府や新城が、普通に出るような環境を作るべし!そのためには競技の底辺を広くとること。一握りの小金持ち以上の「たしなみ」などというユルイところを底辺とするのではなく、すでに浸透している実用自転車の中に、そのソフトの中に、何らかの競技性を仕込んでおく・・・、ということ。

 簡単に言えば、プロ野球に対して手打ち野球があるように、自転車競技に対しての、手打ち野球に相当する何かをすでに普及している実用自転車で実現してやるという計画なのだ!
 
 まあ、5年後の東京オリンピック・パラリンピックにはとうてい間に合わないでありましょうが、中学レベルのリトルリーグを作る以前に、手打ち野球に相当する遊びを子供達の中に浸透させること・・・じゃないか?なんて思うのよ。

 そういう中から強いやつが出てくる・・・んじゃないのかな?というのが店主の山勘・・・なのだ。

 で、自転車屋のできることをやる・・・となると、こうなる。

 レーサーを売りつけるのもいいが、上の自転車、結構お父さんがんばって、自力でこういう形にしたようでありますが、続きはお任せを。

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 ホイールを700cにしてしまいましょう。

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 将来を見込んで30ミリハイトのリム。

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 ハブはクラリスを使用。この値段でよくできています。

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 前ブレーキも・・・これじゃあ下りは怖いわね。

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 グループ外だが、しっかり引けよー。

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 もちろんリアも700cだね。

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 30ミリハイトといえばディープ系だぜ!がんばって踏めよ。

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 クラリスハブに、8速のスプロケ付けときました。

 もし万が一、フレームが手に入ったとき、この前後ハブは使えるようにね。

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 長距離乗るとパンクも起きるさ。その際チューブ交換をできるだけしやすくするには、この手のバンドブレーキなどは、やはり手間を取られます。

 となれば、例のやつに交換であります。

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 ちょうど良いところに空間がありますな。

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 これにて、ホイールの着脱が大変楽になりますよ!

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 チェーンカバーもいらないし、もう少し前ギアでかくならないか?というご相談。

 このフレームの形状だと、通常のフロントディレーラーは付きにくそう・・・ですねえ。しばらくシングルで。

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 まあ、とりあえず、こいつで行こうぜ!

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 8速化に伴って、こういうリーズナブルなシフターがあるのねえ。そんなに銭かけなくたって、走れる自転車にすることはできる・・・ということ。

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 最初の自転車も、けっこう気合い入っていたけど、こいつも走る気満々というやつで、はくが付いた。

 これで、箱根の山から、甲府や高崎まで行ってきな!これで行けなければ、レーサーでも行けないよ。

 すぐにこうした車種で競技などは企画できないまでも、こうした走れるようにした車種で、子供の頃から三桁のツーリング・サイクリングをするということを「遊び」として、ソフトとして仕掛けていくこと。

 こういう車種で、中学生達が数人で、先頭交代しながら、安全第一でちょっとスピードを意識して車の少ない道を走るなんてことが、今までのサイクリングとは違うカテゴリーを形成してきたり・・・ということが、定着してくると・・・。

 こうした奴らが、またレーサーに乗ったときの感激もまたひとしおで・・・という好循環ができてこないか?

 そもそも普及している実用自転車を走れる形式にして始めてくる。敷居は低く、裾野は広く、まずは遊びから、真剣な遊びから入れる入り口を作ること、こういうことが自転車競技を根強く普及していくために大切なような気がしますな。

 こいつでメタボオヤジのスーレコカーボンを抜いて行け!

 こいつでシャカリキになれないやつは、なにに乗ってもダメ。そして、いずれ・・・こういう車種で乗っていた修行時代が懐かしくなる日がきっと来るぜ。選手になってスランプに陥ったら、こいつから出直す・・・。

 物語がいっぱい詰まった、この一台は少年にとって、多分忘れることのできない一台になる!これが原点だってね!

 これも、自転車競技普及と強化に対して、自転車屋のできること・・・じゃないかと思うのだ!

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※これは大人の入門モデルとして、文句はない。十万切ってるし・・・。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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携帯070-5083-6962
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