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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

小径の雄といえば モールトン・・・でしょう



 世の中には小径車ファンという方々が、一定以上おられるようで、そこまでやるか!!!という自転車盆栽のような取り回しに酔心されている方も多々おられるかと思います。

 ある種お見事!なんでありますが、マニア中のマニアとも言えるでしょうね、あの皆さんは・・・。

 その辺からすれば、悲しいくらいの真人間であります店主は、700cで参ります!正直ロードとピストがあれば、実はそれだけでニンマリというタイプなので、選んで小径・・・という選択肢にはどうやっても行けない性分なんだと思います。

 というある意味偏屈の極みのような真人間、店主が認める小径車というと、やはりこいつぐらいか・・・な?

 モールトンは・・・やはりすごい車体なんじゃないか?と思いますわ。だからといってあの値段がどうこういうつもりはありませんが・・・。

 と、ブロンプトンもあのハンドルのたわみがなければ・・・結構得点高いわけでありますが・・・、惜しい・・・と思います。他小径車というと、ダホンもがんばっているなあ・・・とは思います、思いっきり・・・そう思いますが、店主は乗らないでしょう。

 モールトンを思いっきり踏んだとき、こいつはちょいと別格系だなと思いましたね。

 あのクレーンのようなトラス構造が良いんだかなんだかはしりませんが、走りに遜色が感じられない、通常の小径にありがちなコロコロ感がない、グイン!グイン!という好印象があります。もちろんギア比との関係もあるんでしょうが。

 走る小径の雄といえば、やはりモールトンじゃない?といまでも思います。

 と、こんな緑のモールトン君が舞い込んできました。再塗装はもちろん、各パーツ類使えるところは使い、とにかく快適に乗れるようにする・・・というミッション。

 解体前に写真をとってやらないとね・・・。

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 ばらすとフレームが五体に分割できるんであります。

 ちなみに、モールトンは分類すると折りたたみではなく、デモンタブルというタイプ、こうしてバラせるということなんですが、これも特徴ですね。

 折りたたみ自転車は、どんなによくできていても、やはり折るところの剛性が犠牲にされます。ブロンプトンはその辺大変よく工夫されているようでありますが、ハンドルが・・・惜しいんです・・・、グニョグニョ・・・。

 その点デモンタブルタイプのモールトンは、剛性が損なわれません・・・。

 そんなに剛性って重要なの?っていうことですが、長い距離乗るには、力のロスが少なく済む程度の剛性は必要なんじゃないか?と思いますね。

 ただバラせるということは、通常フレームとフォークという2分割のロード塗装に慣れている身からすれば、向きの関係や、フレームのパイプの細さなど・・・結構冒険させてもらいましたよ。

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 塗装部屋内にも、五分割ものがぶら下がる・・・。さーて吹きまくるぞ!

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 フレーム自身が細かく荒れていた・・・といっていいでしょう。剥離から下地作りまで、ちょいと手間がかかりますが・・・。

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 ネイビー・・・研ぎ出しネイビー・・・ですね。

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 中心部分の錆が著しいですね。この辺がクレーンのトラス構造の真骨頂であります。

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 薄く見えるところが研ぎ出し部分、濃淡・・・で、外の光の関係では、自ら発光しているようにも見えなくはない。

 別角度から見てみると・・・。

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 とまあ、こんな感じに見えます。

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 パーツ類、とくに後輪のハブは非常に特徴的なパーツでして、スターメーの内装三段・・・。もちろんシマノ系でもいいんですが、そうなると気品のモールトンが一部ママチャリ化してしまう・・・。それはどうしても阻止したい・・・となると、解体分解の徹底した洗浄と機能の復活でありましょう。

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 チェーンも交換して、中身も外見も生き返りましたぜ!

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 二分割できるフォークに、ブッシュ式のクッション。このサスが生き返るか・・・な?

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 何とかサスッてますよ。ヘッドパーツも新調です。

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 ヘッドチューブも長いので、見せ場でありましょうな。これも濃淡研ぎ出し・・・吉と出るか?凶と出るか?ですが。

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 ハンドル回りも、ステムを中心に変えます。

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 磨けば光る・・・というの金属の基本・・・かな?

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 サドルも新しくして。

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 華奢で繊細なドリンクホルダーも付けまして、完成。

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 新車とはまた違った、味のある一号として、再生した・・・と信じたい一台であります。

 新車と中古車の間には、まだ隙間がある・・・と思える瞬間であります。それが何か?ということは作っていきながら示して行けたらと思う次第・・・。

 まだまだ、未熟・・・、技も目もまだまだであります。

 修行せねば・・・。

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※この春から、ロードレース本格始動させたいという子は、よっといで!こいつがあるよ!
 
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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