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ブームが去って 残り物にはスタイルとなる |
![]() この車体とのつきあいも長いです。 ![]() ある意味ガチなピストフレームなんですね。パナソのポスシステムによって組まれたフレームです。 ![]() モロ競輪仕様なので、フロントブレーキのシャフトを入れる穴はありません。ですから、台座付きのフロントブレーキです。 ![]() 当然リアも板ブレーキ。まあ、これが本来の使い方・・・というものでありましょう。当店の改造実用車でのこの板の使用率は非常に高い、ピストブームの頃より高いといって良い、もう数十枚単位での仕入れとなります・・・。 ![]() かつてありました例のブームの際には、この手の豪州リムが大変人気で、ディープな形状と様々な色の展開が今までに無かったんでしょうな、大受けの品薄状態で、値段が高騰していたように思います。 リム自体としては・・・まあ、そんなもんかな?というレベルというより、六千なんぼは高すぎだろう・・・という感じ。螺旋の切り子が残っていたり、精度もつなぎ目のところなどカツンカツンいいましたしね。 でも、その頃でも手組でホイールを組むところが少なくなっていたのか、リムハブ持ち込みで、相当組まさせていただきました。 近頃は全く・・・そうしたニーズはなくなりましたが。こういう生き残りを見ると懐かしいですねえ。 ![]() イヤー、短いやんちゃなハンドルです。こんなのもありましたね、握る手のみの幅のハンドルなんてものもね。 ![]() このハンドルもブレーキの内側を握るというもので、ブレーキレバーも逆向きに付いている。今でもこうやって乗っているなんて、ブームが去ったあとでもスタイルを変えない、ということはブームは成熟するとスタイルとなる・・・ということでしょうな。 かつて裾が広がったパンタロンというズボンが流行、ブームが去ったあと今度は細めのズボンとなり、現在に至っているんでしょうか?もし、今でもかたくなに、一人パンタロンをはいている人が居たら、最初は嘲笑の対象だったものが、その内ある種孤高さが漂ってくるんじゃないか?なんて思うんであります。 今回は、この手のヤンチャ系ハンドルを別のヤンチャ系に交換しようということで、ご依頼が舞い込んできました。 ![]() ステムには、BMXものが選ばれました。ある種ピストブームがもたらしたいくつかの特徴の一つというのが、車種によるパーツ系のスクランブルが起こったということかしら? それまで、ピスト車に別ジャンルのBMXのパーツが使われることは皆無だったといっていいでしょう。 名だたるNJSの本気ピストに、なんでストリートのヤンチャ系自転車のパーツを使うのよ? ロードを乗りながら、好きでピストを乗っていた人たちには、こうしたセンスは理解不能・・・であったと思います。店主もある意味、そうでありました。 でも、安全であれば、何でもありなのが自転車、車検もないしね・・・。こうした車種をまたぐ対角線的な使い方というのは、確かに、面白い起爆力を持っている・・・とおもいます。壊される方はたまったもんじゃないと思いがちで、つい保守路線にひた走るんでしょうがね。 ![]() ライザーバーを選択。ピストのヤンチャを載せるスタイルは健全なのであります。 ![]() まあ、このハンドル幅で行くとは思いませんで、納車時に適度にカットをするかと思いますが、イヤ、しばらく今度はこれで乗ってみるのもありかもしれませんね。 ![]() 確かにシングルのピストは、シンプルでいい。 ハンドルがドロップでなくたって、ハンガーの高い竹馬に乗った感じのピストは気持ちが良いよね。 固定ギア・・・もうわかる人、わかりたい人が乗ればいいと思いますが、これもまた、足回り腰回りに与える好影響は計り知れないねえ、とおもいます。 腰の横をどっしりとしたシャフトが貫通しているイメージを想像してみてください。そのシャフトに両足が付いていて、左右の足がそれ軸に上下する・・・。 シャフトは太くて丈夫なので、絶対にぶれない。ぶれないところから、規則正しい上下運動と先端の回転運動があたかもエンジンのピストン・クランクのごとくに連動する。上下運動がより速く、高回転になっていっても、シャフトが頑丈なので、まったくブレずにそれが連動する・・・。 ユーチューブなどで上手なトラック選手のもがきなどをご覧になってみてください。腰の軸が安定しているので、体や車体が上下にゆれずに、足だけがモーターのごとくに高回転しているものが見つかればいいですねえ、教材として。 そうして作り上げた腰のシャフトでもって、ロードに乗るわけであります。今までいかにインチキに回していると思っていたかが、一発でわかる・・・んじゃないか?と思いますねえ。 ロードでブレ癖の付いたペダリングをピストで矯正する・・・、こういう使い方も大いにありかと思いますよ。 まあ、そんな堅いこと言わなくても、固定ギアは固定ギアのダイレクト感というのがありまして、それはそれで面白い・・・。 そうそう、ちなみにこのすでにスタイルと化したピストを乗っていらっしゃる方は、阿佐ヶ谷でストーンというクラフトビールやさんを経営している方。店主も数度お邪魔していますが、ここビールは普通じゃない!食べ物も、あわせて作られています、詳細はこちらより! 当店でイベントするときなど、こちらのクラフトビールなんかも使えたら・・・なんて思いますな。まだ決まっていない新店舗のこけら落としの際には是非・・・ともこちらのビールと一斗樽割りなんかしたいですね! ![]() ※内装三段固定ギア。フレームはよく走る。ほぼ最強クラスの練習機だよ!高額ホイール買う前に、これでしょ! スポンサーサイト
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Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。
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