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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

650cはトウキョウバイク以外でも もっとあっていいと思うんだ



 実はこの手の小さい三角に、高いピラーで乗ったりするのが大好きな店主としては、こういう車体を見ると、しばらく見入ってしまいますなあ。

 フレームも小さいですが、なにが小さいって、車輪ですね、650cであります。

 700cが完全に主流になっている昨今でありますが、かつてはもっと650cでの選択肢があったと思いますね。ほぼ完全に近い形でなくなっている、というのは非常に残念なことかと思います。

 トライアスロンでショートが出てきて、それがオリンピックディスタンスなんて呼ばれ方をしてから、何かそちらが主流になってきているようで、確かに短い分、練習量などからも、そちらの方が一般的には入りやすいんだと思いますが。

 かつてのロングトライアスロンバイクといえば、650c主だったように思いますね。 他の選手の後ろについて、空気抵抗を軽減しながら走るのはロードレースの定番で、それとは全く違って、自力のみで高速域を維持する競技携帯は、車体に対して、できるだけ空力に配慮した、いわゆるエアロを追求する方向に発達していったわけであります。

 ロードレースほど車体のレギュレーションにうるさくなかったのが幸いしたのか?新参のトライアスロンバイクには、いろいろな細工や工夫が施されていて、まあぶっ飛んでいたといっても過言では無かったように思います。自由は発想が作り出す、楽しい意味での混乱期だったんじゃないか?

 それが本家のロードレース、特にタイムトライアルという自力走行を競い合う形式にも、大いに影響を与えたんだと思います。かつては通常マスドスタートのロードレースも、タイムトライアルも車体自身の区別は無かったはずです。奇跡のペダリングを誇ったジャック・アンティクルの時代などは同じ車体でしたよね。

 群雄割拠のトライアスロンバイクの時代から、徐々にレギュレーション縛りがきつくなってきて、今日の形に落ち着いてくる・・・という流れだったと思います。
 
 そのエアロが追及されていた時代のトライアスロンバイクには650cは主流といってもよかったんじゃないか?と。

 長くなりましたが、上の自転車はそんな時代を象徴する一台のように思えます。この持ち主は元トライアスリート。

 あとはあ、650cの自転車はもっと定着していいと思いたいですね、特に小柄な方も多くおられるこの国に関してはね・・・。

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 今でこそ、普通にWOをはく時代でありますが、この当時は、やっぱり決戦系はチューブラーという人がまだ多かった。WOのサイドの技術が今ほど高くなかったんでしょうね、良い具合につぶれてくれない、というかしなりがない・・・。

 に、対してチューブラーはあれだけの高気圧を入れても、コーナーリングなどはしっとりといいグリップをしてくれる・・・、今でも店主はそう思いますが・・・、当時はその差が激しかったんでしょう。

 その内、インナーチューブなどの工夫や、WOタイヤ自体の進化もあって、徐々に見劣りがなくなってくる。

 となると、一回のパンクでタイヤ一本が損傷してしまうチューブラーと、チューブ一本で済むWOとで、どちらが経済的か?なんていう展開の中で、チューブラーが決戦用タイヤとしてトラック競技以外ではどんどん撤退していったわけであります。

 3人の子育てが、まあ一段落した奥様の一台として、再生して欲しい、ついてはホイールをWOにできないか?というミッションと、あとメンテのご依頼、とうてんとしては、二つ返事ですね。

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 なかなか味ある、外見をしていますが、こいつをWOに組み替えます。

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 一気に今風になるところが面白い。

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 当然前輪もなんでありますが・・・、その前にコイツ!タイムのカーボンフォークですぜ!!!!

 それも1インチ・・・、しかも、650c用のもの・・・もう絶滅種であります!これに何かあったら、ほぼ廃車に近い扱いを受けると思います!なもんで、気をつけてねー!イヤー、しかしこの頃のタイムのフォークは名作だったよなあ・・・。

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 やはり、今風になります・・・。

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 アレクシアの650cのリムを使っていますが、選択肢といえば・・・、アレクシアでもう少し高いリムが一種類・・・、あとはマビックで・・・1種類在ったかな?というくらいのリムの少なさ・・・、そしてタイヤの種類も少ないねえ・・・。もちろんなくはないので、これでしばらく踏ん張れますが。

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 あとブレーキのメンテもね。

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 この辺もワイヤー交換や線上、チェーン交換も。

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やっぱり生き返りますねえ、もちろん調整も入っているんで、見た目だけでなく機能的にも生き返ります。

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 フト目が合うと・・・。

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 これもかつてのセライタの定番でありましたな。コイツにピラータ(海賊)の刺繍を下サドルに、あの故マルコ・パンターにが座っていましたっけ?

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 バーテープもきれいに巻き替えましょう。

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 ヨッシャ!

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 足回りを中心に、すっかりと生き返りました、かつての競技車体。これからお母さんライダーのお供をすることになります。ちょいと子育てや、家事などからお母さんを解放して、リフレッシュのお手伝いをしてあげる・・・、イヤイヤ、もっとそそのかして、ママさんトライアスリートにならない?なんて車体がささやいてきたりと・・・。

 レーサーはその持っている走行スピードや直進安定性なんかで、人を誘ってきます、時に騙しにも来ますよ、お気を付けて!

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※本当に子育てが一段落したお母さんはこれで、二三日のツーリングなんてどうです?
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狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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