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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

そう来たか!これは目から鱗だわなあ・・・



 今年群馬県の方で、タンデムの公道走行が解禁になったとか、聞きます。

 それ自体はいいニュースかと思いますが・・・・・。何かあれやこれやと、ほころびがほつれてきている2020年なんだが・・・。

 開催の是非からいうともっと優先すべき事はあるかと思いますが・・・、ひとたび開催となるのであれば、パラリンピックを招致している東京都がいち早く、タンデム車の公道走行を解禁にしないでどうすんの?と思う次第なんだよな。

 もうすでに透けて見えるように、オリンピック・パラリンピック開催に伴う巨大利権をめぐって、無責任な判断が横行しているようですな、まあそんなもんでありましょう。土建系やグローバル企業がどんちゃん騒ぎに何枚もかんでは、大枚かすめ取って、あとは巨大借金を残してサイナラ・・・なんでありましょう。

 多分そんなもんでありましょう・・・その程度の土壌なんですよ、悲しいかなね。

 と、そんな事で落ち込んでいるのも野暮なもんで、それに乗じて、ハードではなくて、ソフトをいかに充実させるか?というところに重点を置く、というか店主らのできる事なんてそんな事ぐらいでしょ?でもそれが大切とも思うのね。

 たとえば、パラリンピックを機に、障害を持っている方々がより簡単に手軽にスポーツレジャーを楽しめる土壌をどうやって作っていくか?

 こういうことが充実されていくと、高齢者社会と言われて久しいですが、ご高齢の方も、手足、視聴覚が弱くなってくるもんで、そういうところにも応用的スライドができていくんでありますよ。

 十数年前、国立にある障害者スポーツセンターというところを取材させていただいたとき、ここは、ご高齢の方々利用にも優しくできているなあ、と感心したもんであります。

 例えば、プール。通常のプールは四角い穴に、横サイドに飛び込みの縁が付いていますでしょ?それだと、例えば視覚に障害のある方が、プールと気づかず落ちてしまう事もある。または車いすからプールに入りたい場合も、大変なんであります。

 そうしたプールの四面に50センチほどの堤防のようなものを付けて、水をいっぱいにいれると、堤防ですから、視覚障害の方もおちることはなく、車いすで近づいて両腕で下半身を浮かして、その堤防に座り直してから泳ぐ、なんてことも簡単にできるんであります。

 障害者に優しいハード・ソフトは高齢者にも優しい・・・。何かこうした鉄則を見た感じでした。

 そうした展開にあくまでもソフト優先で、ハードを引っ張っていくような土壌をどうやって作って、残していくか?そういう課題は確かにあると思うんですねえ。

 そんなこんなで、パラリンピックを招致している東京都、いち早くタンデム自転車の公道走行に関する解禁を早急にしていただきたいですね。解釈によってはタンデム車は特殊軽車両なんで、それとしての走行を守れば良い・・・という言質を都内の警察からもらったこともありますが・・・。

 で、この持ち込まれたタンデム車ですが、なるほどそうか!と店主が気づきもしなかったご要望が盛り込まれていました。

 タンデムの前にはパイロットが乗り、後にはストーカーが乗りますが、シフトに関してはストーカーの担当にできないか?という事なんであります。

 もっといえば、シフトはパイロット・ストーカー両者からできないか?というご要望だったんですね。

 電動シフターだったら周波数を合わせて可能かもしれないが・・・、二本のワイヤーで一系統を引く・・・。仮にできたとしても、ギクシャクする可能性ありですね。

 パイロットがが重くしたくとも、ストーカーに阻止されたり、逆も起こりえますね・・・。

 あとは、スラムかどこかの内装リアハブに外装ギアが付けられるやつにして、内装・外装を前後で担当を分ける・・・とか。

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 パイロットは、制動に関しても、シフトに関しても、ステアリングに関しても、すべて独占・・・、ある意味当たり前なんだが・・・。

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 でもそれだけでは、ストーカーが退屈してしまう・・・、何かもっと踏むだけではない操縦という意味での分担ができないか?という発想・・・。

 これはすばらしい!の一言なんでありますわ!

 仮に店主が全盲になると思います・・・。そうなると、カカにでもパイロットやって、タンデム乗ろうじゃないか?なんて展開になると思うんですね。

 しばらくはいいものの、カカに感謝しつつ乗ってはいるものの・・・、その内、「シフトのタイミングが遅いんだよ・・・」「なんでこの傾斜で重くするの?」などと、まさにバックシートドライバー状態になる・・・これが続くと険悪でありましょう。

 せっかく乗せてやっているのに、後ろのシートから小言が飛ぶ・・・。「じゃあ、シフトくらいアンタやれば良いでしょ!!!」

 「それだよ!それ!」。

 パラリンピックを招致する東京でタンデム走行か可能になれば、多分それは全国に普及していくでありましょう。なれば、ゆっくりと成熟したタンデムライダー達が育っていく・・・、そうなるとニーズは確実に多様化へと向かうに違いありません!そうした状況の先取りをしていく、実に良い発想であります。

 タンデム乗っていると後ろのストーカーの癖が手に取るようにわかるんですね、そういう意味でも選手育成にも良いかもしれませんね。

 後ろにベテランを乗せて、そこにブレーキ、シフトを付けて、もちろん前にもブレーキを付けて、一緒に乗る。下りのブレーキングのタイミングや、車体の傾け、シフトと路面の関係をざっと学ぶなんて言うのも良いかもしれませんね。

 書道の先生と一本の筆をもちあって、先生の筆の動き手に入れていく・・・というのに似ている。

 そんなこんなで、今回はシフターをストーカーに移植、という事でまずは。

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 パイロットには通常のブレーキレバーを付けます。

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 そして、リアハンドルにSTIを移植。もちろんブレーキワイヤーはつなげていませんので、完全なシフターとしての利用にします。

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 カンチレバー、しかも調整がむずかしいタイプ。

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 ショートリーチのVブレーキ。調整も楽、危機も相当。

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 リアも、Vブレーキ。

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 コイツは安いし、効くんだよねえ。ソラV、御世話様です!

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 色々やってみて、10速チェーンの事などかんがえて、インナーと上引きフロントディレーラーを交換しました。

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 新旧のパーツが交わるとちょこっとこういうことも起きます。インナーとアウターのチェーンリンクに、狭い10速チェーンが落ちてはまってしまう・・・事もあるんですねえ。その辺の微調整。

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 タンデムにどんなギアが必要か?選手クラスであったら、通常の選手クラスのもので良いかもしれませんが、いろんなタイプの人が乗るのであれば、それに併せて、ギアはワイドな方が良いでしょうな。

 当店所有のレーサーは、前三枚、後の最大は34tに設定してあります。

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 ストーカーシフターのタンデム車、まずは完成!

 これは一つの記念碑的一台になるでしょうな、出来合いのタンデムを越えて、まだまだ、前後の組み合わせから、いろんなタイプのタンデムの展開が始まりそうな予感であります!

 イヤー、実に面白い!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
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