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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

治具は大切だよね



 作業机の上に、壁から床材のあまり、垂木から切り出したあまり、そしてツーバイフォーのあまり板を並べております。

 別に積み木で遊んでいるわけではありません。これはなにに使うかというと・・・

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 このように、板を置いて壁に押しつけるための、いわば治具なんですよね。こうすることで、

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 こういう段差ができる、ここに板を垂直に立てます、

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 こんな風にね、そして・・・、

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 インパクトでビスどめをするんでありますわ。

 考えてみれば何のことはない、ある意味当たり前の仕組みかもしれませんが、これがあるのと無いのとでは、作業効率と正確さ、仕上げのきれいさに大分差が出てきてしまいます。

 この垂直板を止めると、先ほどの隙間はこの立てた垂直板の分なくなってしまいます。

20151007_180800_318_convert_20151007213921.jpg

 隙間がなくなっていますね、当たり前ですが。でも、対岸にも垂直板をビスどめしたいとき・・・、これは面倒なことに・・・。

 そうした際には、

 20151007_180812_681_convert_20151007214011.jpg

 さっきの並べた治具の横木の中の、垂木のあまり木を

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 立ててやる、とその幅が減った分、また隙間ができるんですね。

 20151007_180831_322_convert_20151007213911.jpg

 そこに、先のと同じく垂直板を立てて、ビス止めをするわけであります。

 20151007_182543_424_convert_20151007213902.jpg

 で、こんな木箱ができるというわけなんであります。これに・・・、

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 パーツ類を入れてね、

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 このようにスチール棚に入れてやるんですね。この木箱の前には、プラのケースが入っていたんですが、そいつが無駄に短いので、場所の無駄になるんですね、そこで棚をダウンサイズにしようか?否か?と色々考えた末、一個400円でできる木箱にすることにしたんであります。

 ただ今、木工を勉強中ということにいたしましょう。

 その手の教科書には、作るものに合わせて、治具があるといいですよ、という事が随所に書かれている。

 その手のことは分かってはいたものの、木工では非常に積極的にそのようなものが作られ、使われているという事を知って、チョット新鮮な気分。

 確かに面倒とはいえ、特殊なものを作るのであれば、作るほど、その製作を支えるためには、それ専用の治具があるのと無いのとでは、全く過程と出来が異なってくるというのは、よく分かります。

 この治具というのは、平たくいうと、効率よく生産するためのラインの一部であり、この治具のつながりと連動が生産ラインという事なんでありましょう。もっと平たく言ってしまえば、仕事に対する構えとか、型とか、流儀・・・のようなものにまで普遍化できるかしら?なんて思うんであります。

 つまり仕事というものには、有形無形の治具がある、それの精度がどれほど磨かれているか?どの点に目を付けた、どのくらい工夫され、どれほど独自の治具を持っているか?という事で、仕事の完成度に差ができてくるんじゃないか?なんて、今更のように思えてくるんであります。

 なんで、こんな神業ができるのか?という裏には、技術の習得、熟練度と同時に、それを支える繊細で、精密で精度の高い治具が、それも有形無形のものがある、多分そういうことなんでありましょう。

 改めて、今、そういうことを、今更ながら強く感じているんであります。

 この新店舗にも、実は独自の治具・・・なんてものが在るんですね。今まであったら良いなあ、と思いつつも、我慢したり、なんとかやり過ごしていたものの妥協をなくしていくこと・・・、これもこの新店舗をあずかる課題なんであります。かゆいところには、常に手が届くようにしておくことね。

 道具は直して使う、道具はなければ自分で作る、加工する・・・ここまでは今までなんとかやってきましたが、以後は、仕事内容に一つ一つ合わせた治具を作っていく・・・というところまでいかないと行けませんな!

 というところで、まだまだ木工から色々と教わる、棚から箱の日々なんですねえ。

 一方で、新店舗ということで、続々と仕事もいただいています、後外に電気が引けたら、塗装部屋、大森研魔の社長も照明担当から、また磨き担当へ戻る日も近いでしょうな。

 そういうことで、すでに徐々に、動いております、狸サイクル!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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