メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |カーボンリムに思う tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

カーボンリムに思う



 カーボン競技車体が来ました。

 本気です。

 20151125_161413_397_convert_20151125190902.jpg

 今回のメインの依頼は、カーボンホイールの振れ取りということでした。

 完組のようですが、どうもどこかのショップの手組らしいですね。ノバッテックハブが付いてます。

 20151125_161422_889_convert_20151125190919.jpg

 そんでもって、スポークが、サピム・・・のエアロスポーク。このスポークには良い印象がないんだよなあ、まず高額だし、踏み癖が悪い奴の偶然かもしれませんが、折れた例が数本ある。それに調整しにくい・・・というね。

 一本数百円するようなこれを使うよりも、DTバテッドの方がおすすめよ、といってもこれだと言ってきかない方も居ますがね。なんで好んで使うんだろう?

 そんなこんなで、ウワ来たな・・・という感じ。

 20151123_152607_410_convert_20151125191036.jpg

 縦ブレも出ていたので、チューブラータイヤ外します。

 20151123_152617_279_convert_20151125191000.jpg

 残った両面テープも剥がすのが大変、まあそれだけ効いているという事なんでしょうがね。

 さて、振れ取り台において調整していくんですが、まあ、癖のあるホイールだこと・・・。終わりが見えない・・・といっても良いかもしれません。

 アルミリムのものだと、オオ、そろそろだなあ~、というところから来て、よし!決まった!というポイントがある・・・といってもいい。

 ところが、こいつはアッチを取ると、コッチが出て、モグラ叩きのよう。しかもその振れの程度が、実にバラバラに出るので、非常に苦労した。

 よーし、そろそろ取れるか?と思いきや、ちょっといじったニップルでゲゲッ!という振れが出てしまう。

 ・・・????なんなんだこれ?しかもやはりサピムかな?エアロスポークというのが曲者なんだよね。回しても実はねじれているだけなんてものもある。もちろんプレーンのスポークだってそういうことがあるので、なじみ出しをするんだが、その比を大分越えている。

 でかつての教訓がよみがえる。もしかして・・・。

 時はアテネパラリンピックの時、タンデム競技の練習用ホイールを提供していたことがあった。毎回練習の後引き取ると、振れが出ている。

 大男二人が乗る、しかもお椀型の250メートルバンクだから仕方ないのか?とも思いきや、どうもくやしい。

 毎週練習前に振れ取りをしてから、たっぷりのリムセメントを載せて、しっかりタイやを接着させてから、余分のセメントをきれいに掃除する。

 四時頃終わって、うたた寝し始めた頃、選手が五時過ぎに取りに来る、引き渡してからの爆睡・・・なんてことやっていたんであります。

 でも、毎週毎週、振れは取れない。

 なんでだろうか?ああいうときはつらいもんだわな。駆け出しの店主に選手が信頼して練習用であれ、預けてくれる。それにどうしてもコチラは応えたいんだが、応え切れていない・・・。

 そしてある週に思ったのだ。押してもダメなら引いてみよ・・・と。

 そして、それまで振れ取りは締め込むことによってやっていたのを、逆に緩めることをもって振れを取っていった。

 その感触が忘れられない。そうそう、それでいいの。わしらにはそのテンションで良いのよ・・・と。

 堅いホイール!を張り切りすぎて、リム・ハブ・スポークの持っている容量というものがあって、その範囲で堅いホイールを組むべきで、範囲を超えては、やはり歪になるんじゃないか?

 その結果、その週より振れはピタリとなくなった。そしてノバテックのシールドハブの良さも実感というお土産付き。

 それからというもの、振れ取りで緩めるという勇気がついたのでありました。

 で、今回もそれを思い出したんであります。もしかして、コイツら何かテンションの容量超えているんじゃないの?ってね。

 そんなこんなで、このホイール達に関してもゆるめを入れながらの調整をしたんでありますが、アルミリムのようなスッキリした解決にはならない、もちろん振れに落ち着きは出てくるんでありますがね。

 アルミリムと、カーボンリムの性質の違いがあるんじゃ無いか?

 そして先日ロックバイクスのCEOの一人と電話で話した内容を思い出した。カーボン繊維自体は強いが、それで編み込まれて固めるためのレジン・接着剤の強度によって、カーボンものは支配されるんじゃないか?という。

 アルミリムは、多分打ち抜きで作られたパイプ上のものを整形されて円状に加工されているという意味では金属の板といってもいい。
 
 それに対して、カーボンリムというのは、例えていえば籐のカゴのようなもの、それをリム状に編んで、そこにレジンを流し込んだもの・・・としてイメージしようと考えを切り替えたんであります。

 こうした素材に対するイメージを変えるだけでも、振れ取りなんかには微妙に影響が出てくると思いましてね。そうなると、局所的な引っ張りがリムの表面の局所的振れとして出るとしても不思議ではない・・・と思えるようになったわけで、そのイメージに従いつつ、神経質になりすぎない程度に、カゴを面として捉えるにはどう引っ張るか?なんてやってみて、とりあえず、落としどころを探ったというわけであります。

 まあ、それだけカーボンという素材には色々あるんだろうなあ、問いままで初めての感覚に感心したというわけ。

 今まで何本かカーボンリムで、プレーンで組んだときとは全く違った感覚が新鮮であったという事であります。カーボンのイメージ入手というのが一番大きかったかな?

 後気づいたのはホイールバランスが取れていないということ、どんなタイヤや延長バルブ、コンピューターのセンサーをつけるかによってそれは変わってくるので、ホイール屋さんのせいではありません。コチラがライダーさんに提案して差し上げるのが筋かと思います。

 ただ、バランサーをどこにはっ付けるのか?というのがチューブラーの場合にはむずかしいですね。

 20151116_163234_837_convert_20151125190824.jpg

 チェーン自体は新しかったので、交換ではなく、徹底洗浄でいいケミカルを仕込みました。

 20151125_161353_249_convert_20151125190941.jpg

 音が違いますぞ!競技する人は、装備自体もさることながら、ケミカル類にもう少し気を使ってもいいかと思います。

 20151125_161401_691_convert_20151125190930.jpg

 ワイヤー類の交換。その際に・・・、

 20151116_163220_305_convert_20151125190842.jpg

 バーテープ巻き込みのための左右の対称性を出してみました。気にしない方も居るようですが、店主はその辺うるさいんです。左右で握るハンドルの形状が違うなんて、信じられませんわ。もちろんハンドル自体は左右対称ですが、ワイヤーをどう這わせて固定してその上からバーテープを巻くか?というところで対称性が崩れることがママあるということです。

 20151125_161346_834_convert_20151125190851.jpg

 思った以上に手こずりましたが、何とかの仕上がり。しかし、またいつ振れが出るのやら、ちょいと心配ではありますが、試乗した程度では問題はありませんでした。

 イヤー、素材も含めて、まだまだ学ぶことは多いですねえ・・・、せいぜい精進いたしますわ!
スポンサーサイト

この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿

















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
→http://tanukicycle.blog75.fc2.com/tb.php/2709-5de17bc1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて十年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp
  tohke@pdx.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター