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ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

お疲れエルゴの余生は?



 カンパのエルゴパワー。この小さいブラケットの中に変速機構、つまりはシフターも仕込んでかつ、ブレーキの引きは軽いという、名作だと思うんだけどなあ。

 確かに手元変速はシマノが一歩も二歩も早かった、といっていいでしょう。

 でも、ブレーキの引きは犠牲にしたように、おもうよ。最近シマノも良くなってきたとは思うが、まだカンパに比べると、という感はありますな。

 ブレーキレバーに変速機構を載っけなかったというのがカンパの勝因だと思います、ハイ。

 このエルゴパワーのシフト部分を引退させて、ブレーキレバー単体として、使えないか?というご相談。これはかつてのピラータで思い出しますな。

 今映画やっているんじゃないかしら?昨今では最強クラスのクライマーだったと思います、イタリアのマルコ・パンターニ。

 彼がアルミのビアンキに乗っていたときダブルツールを制覇したんでありますが、その時の山岳仕様が、あったんですね。

 まだ軽量化に意味のあった時代ですから、山岳レースになると一グラムでも自転車を軽くしたかったんでしょう。そこで考えられたのが、フロントディレーラーのシフターに、エルゴパワーでなく、Wレバーの片割れを使って、左のエルゴをシフター部分を完全中抜き状態にした、エルゴ型ブレーキレバーを付けて、走ったんであります。

 正面から見るとエルゴパワーが左右対称に付いているように見える、ダウンチューブにはWレバーが一本ついているという見た目。それがカッコいいのね。何人かやっている人居たなあ。

 ところが時代が下がって、アームストロング時代になると、彼のコンポはシマノ。で、また同じ仕様にしたんでありますが・・・。

 シマノのデュラエースのSTIには、ブレーキレバーの上にシフトの機構がしっかり乗っているので、それを取り外したり、中抜きしたりすることができないんでした。ですから、片側Wレバーにした際に、左のブラケットには、通常のエアロブレーキレバーがくっつくこととなります。

 当然右のSTIと左のエアロブレーキとは形状が異なるので、非対称になってかっこわるい・・・。ダンシングで逃げるときにも、握りの形状が違うので、奴さんはさぞや、やりにくかったんじゃなかったかな?

 そんなわけで、中抜きだ。

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 今のところギッシリ詰まっている中身なんだが、コイツをなんとかかんとか、引っ張り出す。

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 こんな具合にね。そうなると・・・、

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 こんな感じでスッカラカンになります。

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 この写真の方がわかりやすいかな?完全な外側だけの、状態になっています。ここにブレーキレバーを戻してやるんですが、単純には戻しません。

 久々登場の大森研魔のお仕事です。

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 元々ベローチェだったエルゴですが、その辺のロゴなども全て消して、なおかつアルマイトも剥がす。大森社長によると、この時代のカンパのアルマイトは頑丈だ・・・そうです。

 もしかして、日本では使用してはならないような・・・なにか?なのか?でも、まあ、目立たないところにでも堅実な仕事をしていた、という印象はカンパにはありますね。

 ちょっとやそっとのアルマイト剥がしでは取れなかったようです。でも、餅は餅屋ですね。

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 輝きつつも、ヘアラインは残す。

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 外せなかったブッシュの一部分を除いて、ほとんど完璧にアルマイトを剥がし、磨きの魔の手が入っています。

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 これをまたブラケット本体の戻してやる。

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 しっかり中の抜けた、ブレーキレバー単体に変身しておりますな。

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 当店のお仕事はこれにて完成!これにお好みのブラケットカバーを付けてやれば、完全完成形となります。

 探せば店主にもこの手のブラケットが一つありましたな。まさにパンターに時代に、同じような発想で作られたものがね。

 こういう再利用っていいですね。再利用には、発想とアイデアと、技が組み合わさってできるものなので、ニクイものが多いね。オオ!そう来たか!ウワ!これはやられたな・・・。というような驚きがあったりする。まだまだ人間捨てたもんじゃない、と思う。

 再利用、リメイク、次は、リメイドインジャパン!かな?
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狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて十年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
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