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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

次はチタン 誰が頭をとるか?



 この持ち込みの自転車の案件は、メンテでありました。よくいただくご依頼ですがね。

 ただ、この自転車というかフレーム、むくの金属にこれだけの陰影があるというのは・・・、やはり地金としてはチタンくらいしかないかな?とも思います。

 メンテ内容は・・・、

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 ブレーキアーチの分解掃除と、調整。これで結構タッチが変わりますね、工場出荷の段階では8割の効き・・・とかいってね。やるべき事はありますな。

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 ワイヤー交換、これもまあ、定番ですね。その際もちろんシフティングの調整も入りますので、単なる交換とは全く意味が違います。

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 チェーンも今回交換で、定番中の定番なんですが。

 あとそうか、リアディレーラーのプーリーも交換しましたね。まあ、そんなことはともかくも・・・。

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 チタンですわ、チタン。

 こだわりますが、陰影。かつて鉄フレームで磨きと塗装とのコラボでの陰影フレームを作成したことはありました、その際にはマットブラックに消し炭をつぶした粉を混ぜて吹いたんですが・・・、そしてできあがりにはそれなりの濃淡だけによる、ねらい通り・・・だったんですが。

 金属の地金だけで、これだけ見せ所がある・・・というのが、このチタン野郎のちょっとにくいところなんであります。

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 金属好き・・・という人種には、結構たまらない質感なんじゃないか?なんてね、思うわけであります。

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 しかもこれがすでに酸化膜に被われている、つまりはこれがさびている状態というのだから、以後の劣化が非常に少ない、安定している、というのでしょうか?

 工芸自転車という部門があるとすれば、それは主流からいって、レーサーの典型であるクロモリであることは、多くの方々の賛同を得られると思います。

 ではアルミは?当店所属の大森社長レベルの磨きとその維持・・・、実は今大森社長もアルミでアッと言わせる磨きフレームを構想中なんでありますが・・・、大森社長の磨き、ポリッシュ・・・くらいしかちょっとイメージが付かない・・・。

 なかなかメーカーさんで、ガチでアルミを作っているところがなくて、どれもカーボンの補足、おまけ程度にしか考えていないんじゃないか?せいぜい今となっては、ロックバイクス・・・ぐらいなんじゃないかしら?

 ガチなフレームが少なくなると、気合い入れての工芸仕上げ・・・というところには行きにくくなる。

 カーボンは?まあ、塗装で試しものが1本あるなあ・・・、でもまあ十年先は行っているので、あれは置いておこう・・・。ちなみにこれの製作過程については、記録といって良い物がこちらにありますね。

 ウーン・・・クロモリの次は・・・?

 何度もこの場を使って行っておりますが、クロモリの次は、チタン・・・なのではないか?というのが持論なんであります。

 パッソーニですか?あれ見たとき、先越された!と一瞬思ったんですが・・・、第二弾、第三弾くらいか?なんだそこで止まったか・・・と思っている内に、今でもあるのか?状態でしょ?

 どちらかで扱っていますか?数年前タキザワさんから立派なカタログが数冊送られてきましたが・・・。

 あの時、やっぱり同じ事考えている人は居るんだな・・・と思ったわけです。

 レース第一線での本格導入されたことはほぼ無く、そしてこれからもない・・・でしょう。とすれば残る道は・・・、店主らにとっては、いや、店主らにはすでに無理でしょう、せいぜいバッタもん作るくらいでしょうなクロモリで・・・、残る道は、工芸路線・・・、しかも目指すは渋さ路線でしょう、渋さであります。

 イタリアンな伊達ではなく、渋さだよ、渋さ。

 あの、どの金属にもない質感・・・あれを土台にしたね。

 若いビルダー諸君!クロモリで、スケルトンを吸収して、次に目指すはチタンフレームだぞ!まずはチタンでオーダー取れるくらいの実力を付けてだ・・・、大抵ここまではできる人はできる、問題はそこからだよ!そこまでだったら、店主の愛車二十年近く前だが、チタンで良いのがあるぞ!でもそこで止まっちゃーあ、いけねーんだよ!

 その先だよ、その先!店主には見える、息をのむような、工芸チタン自転車がね。

 濃淡だけで表された、水墨画の龍のような、工芸チタン車が見えるんだよ・・・。

 バッタもんはいずれ作っておくから、それをチタンで再現してみな、年間6本作れば、食えるようになるんじゃね?

 もちろんこんな与太話は、ふかしもふかし、大ふかし!そんなもんあるわけがない・・・。そんじょそこらにころがっているようなもんじゃない!単なるしつこい思いつき、思い込みに過ぎないかも知れないんだな。

 ただな、そこには夢があるんだよね、夢が。そして、そんな夢はそのものとして実現なんかできなくてもいいんだよ、そんなことじゃあない、なにが大切かっていうのはな、とにかくどこにたどり着くかは知らねえが、そんな夢を真剣に追いかけていくこと自体が、邁進しているって事なんだ、動いているってことなんだよ、何処に行くかは知らないが、どこかへ向かって進んでいるってことなんだよ!

 商売なんかうまくはいかないし、作ったものがパッパカ売れるわけもない、世の中ってもんは本当に思うようには行かないもんだよ、全くなあ・・・、何のかんのって本当色々大変なんだよ。

 でもなんで、そんな中でも続けていられるかっていうと、痩せても枯れても、何かの役には立っているという実感と、上でいった大いに勘違いであっても、実体なんか無くてもだ、何かを追いかけているいられるからなんだと思うんだな。

 起業するやも知れぬ、若い子達へ、目指す方向に確信が持てるなら、飛び降りてみることだ。思い切って、飛び降りてみよ。

 そこには、君と同じく数十年前に飛び降りた親父達、連中らによる、緩やかながらの連携が見て取れるかも知れないよ。オオ来たか?お前も飛び降りてきたのか?バカだなあ・・・ってな具合にな。

 まだまだ、作られるべくしてそれを待っている自転車は、多いと思うんだがな・・・。隙間の奥のそのまた奥に、君が作るべき一台がある!それが君の居場所だということだ。チタンだって、もちろんそうだ、すごい一台が、奥のそのまた奥に、鎮座している、店主には見える、確実に見えるが、そこには絶対に手は届かない・・・。

 店主は別の方向へちょっくら行くわいな。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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