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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

五年・・・・

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5年前に、色んなことを考えたと思います。

多少薄れたところはあるとしても、本当に大切なものって一体何だろう?という問いもありましたな。

そして、改めて国家というものがどういうものであるのか?ということも、薄々気づいていたものが確信されたという時でもありましたね。

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 本当にことが起きたときに大切なもの。人とのつながり!生活の原点になるもの・・・。そしてそれらは、便利というというところから、離れているような設備だったり、技術だったり。

 今宵、鎮魂の避難訓練を行いましてね、ある意味不便なものを意識的に日常生活にどう織り込めるか?ということが、本当の防災なのではないか?なんてことも再確認。防災袋なるものに頼り切っていて大丈夫?

 でもねえ、不便なものを日常に織り込むというのもまた難しい・・・、それこそ時間が経てば、やはり便利なものへすり替わっていくだろうねえ。

 毎日、これから薪ストーブで米を炊く・・・。まあ続きませんねえ。月一なら・・・、それだって夏になったりするとやらなくなって、そのままズーッとやらなくなる・・・。

 のど元過ぎれば、というのは苦笑するくらい、大当たりな指摘なんだと思います。

 不便の日常への取り込み・・・、どうにかできないか?

 なんてことをうつらうつら考えつつ、フト思う。

 それって、自転車のことじゃない?

 雨の日になると、ケ・・・と思う自転車・・・。

 スゲー荷物となると,これまたケ・・・と思う自転車・・・。こういう時車があればなあ・・・と思うことも無くはない・・・。でも、店主は車があっても免許がないので、どうしようもないんだが・・・。

 そういう意味で、不便な自転車なんだが、ガソリン食わないし、つまりは震災後のガソリンスタンドに並ぶ必要の無い自転車って、被災したときひじょうに役に立つものなんですね。

 では、被災したときだけ乗るものか?

 イエイエ、それこそ車に比べれば不便な側面もありながら、でも、日常に織り込まれているものですよね、自転車って。だから、日常でも使うし、被災の時にも大活躍なんです。

 自転車・・・、灯台もと暗し?自転車・・・、君のあり方って、実に示唆的だったんだね。

 不便なところはありながら、なんで日常にも織り込んでいられるの?ここなんですねえ・・・・ここ!

 多少不便なところがありながら、それを越える何かがあるから、あえてであっても日常生活に織り込んでいけるんです!

 そうなると、それを「越える何か」って何なのか?ということですね。それが分かれば、その他の分野にも応用できるんじゃないのか?なんて思うんです。

 その一つが、おもしろさや楽しさなんだと思うんですよ。不便な側面もありながら、それを越える「おもしろさ」や「楽しさ」があるから、あえて自転車に乗るんじゃないか?

 不便なだけで、非常時にしか役立たないものであれば、それは継続的仕様には耐えられません。そこに「楽しさ」や「おもしろさ」がないと、どうしても続かない。

 問題の一つは、ではどうしたら、そうしたものに「楽しさ」や「おもしろさ」を演出できるか?ということかも知れませんね。

 例えば、薪ストーブ。これは薪がないとダメだし、着火も消火も気を使います・・・。煙も出ますし匂いも付きます・・・。でもね・・・、火を見ていると落ち着くって知ってますか?

 火を見ながら、気のあう人たちといると、問わず語りで話が出てくる。いや、沈黙の時があっても、火があるといいんです。

 原初、人間は夜をくぐるとき、きっと火は欠かせなかったんだと思います。そういう、人間の根底にある連帯や、共生ということを象徴するのが、火を囲う、ということなんじゃないかな?なんて思ったりします。

 なれば、常に薪をストックしておいて、薪ストーブの調整もして、使い慣れておくためにはコイツをイベント化するのはどうか?という発想。

 例えば、月に一度「火を囲う会」なんてものを設けて、持ち寄りで集まっては、火を囲んで飲んで食べて、語って終わり・・・というヤツね。

 不便ながらも、それを逆手に取るようなおもしろさを演出することができれば、その不便なもの=被災時に有用なものの、日常への取り込みが可能になるんじゃないのかな?と思ったりね。

 自転車に教えてもらったことであります。

 考えてみれば、祭りなんてものも、ある意味被災のための準備のようなものじゃないか?と思えてきますな。かつて、鷹狩りが、戦の準備を象徴するものだったようにね。

 人と人の連帯、連携を祭りを通じて体現していくことを継続できれば、何かあった際には助け合いの素地ができている、というのと同じように。

 そして、くどいようだが、自転車に教えてもらったこと。

 それはね、機械は壊れるものなのよ。そして人間はミスを犯すものなの。

 どうしても避けがたい、この人間と機械の二大原理を共有できないものは、近寄ってはダメなんだよ!

 もう五年経ってんだぜ、アンダーコントロールなら、さっさと福島原発を更地に戻せよ!はい、終わりました!と終息宣言出せよ!

 出せねーんだろ?どうしようもないんだろう?手が付けようもないし、対応すべき技術も知恵も無いんだろう?五年経ってんだぜ?

 どこの化学プラントに、事故後五年経っても収束の付かないものがあるのか?おかしいだろう?

 もう、原子力っていうのは、放射能っていうのは、現在の人間に扱えるものではないんだよ!そんなことは傍証でわかりきっているんだろう?

 であるのに、再稼働?ベースロード電源?

 流行語使ってよかですか?

 バカじゃねえーのこの国!死ねよ!現政権!

 反省と、鎮魂と、怒りの錯綜する3.11。何かを引き受けつつ、6年目に・・・。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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