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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

受け継ぐもの



 お近くの自転車屋さん、創業六十年以上続いていたお店が閉めるということ。

 商品であれば、売ることも買うこともできますが・・・、そうでないものはどうするか?

 単純にいうと、道具類、設備類は商品ではありませんからねえ・・・。廃業することは決めていたものの、どういうタイミングでするか?そして、商品は買い取り等ができるとして、ぬくもりが籠もっている道具類をどうするか?

 捨てることはできない・・・。この気持ちは痛いほど分かります。といって、どこにどうするか?

 そういう悩みなどが絡まって、具体的な廃業手続きができなかったようです。なるほどねえ・・・。

 これが、まあなんというご縁なのか、その一部・・・というか大部分を当店が受け継ぐことになったという事であります。

 ご存命なら100才の一代目の店主さんがお使いになり、自分で工夫して作ってきた道具達が、徐々にですが、当店に集まってくる。
 
 ちょっと気が引き締まりますね。そういうご縁に値する店にしていかないといけませんわね。

 その作業台を兼ねた引き出しが、やって来ました。見るからに年季が入っています。ただ、このままで使い続けるには強度がなさ過ぎます。

 骨格の回りに、薄いベニア板で三方被われているだけ、そしてそのベニアがムケムケの状態。これはコンパネ等で補強してやらないと、今後使い続けるのは難しいと判断、久々の木工じゃねえか・・・と補強作業に向けて、道具達を招集・・・。

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 まわりを囲っている、ベニアをすべて外します。もうベコベコ状態です。コイツの代わりに10ミリ以上のコンパネで三方を囲うんで、2*4の形式ですね、壁で強度を出すというヤツで、対処しようと思います。

 と同時に、こうした外したベニアは捨てずに取っておきます。最後に化粧板として、補強コンパネの上に貼ろうという考え、古さを出すためにね・・・。

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 万力を置いていた部分を切りをとして、囲いをすべて外してスケルトンにします。これにコンパネを貼っていきますが、古いものだと寸法がキチッと出ていなかったりします。乾燥して縮んでしまったり、使用によって、ゆがんでいたりと、まあ色々。

何百年物の建物を修復する宮大工なんていうのは、そんなことは完全織り込み済みでやるんでしょうなあ、たいしたもんだ。

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 そしてもう一つ、点検してみると、引き出しで底がダメになっているのが三個見つかりました。重めの工具など入れて、底が反ったり抜けたりしたら、引き出しが抜けなくなって面倒くさい、では底も直してしまえ・・・ということで。

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 この底板は外して、新たなベニアを切って、差し入れます。

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 裏だけ新しい板・・・。

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 表は、適度の汚れていて、違和感なし。もちろん使っているものは、すべてセコハンものです。新しい材料は一切なし。

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 旧店舗の塗装部屋に使っていたコンパネを切って囲っていく。あん時はシンナーの匂いできつかっただろうが、今後は枯淡の箪笥の裏板役だぜ、頼んだよ。そして、元々ついていた汚れたベニアを「化粧板」として再利用。

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 こんな感じで組み上がりました。

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 ベニアよりも四倍厚いコンパネの枠が付いたので、ガッチリです!その外に、ヨレヨレの化粧板が付いて、全体の雰囲気を枯淡に落ち着かせてくれます。

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 補強したコンパネの木口部分をちょいと濃いめの色で塗れば、違和感ないかな?

 さて、コイツに何を入れるか?というと、やはり道具類が中心となると思います。「先代」の手のぬくもりと、仕事のあとがありありと残っている道具達。

 骨董屋から仏像などを買うと、魂を抜いてもらうとかなんとか、その手の儀式があるそうですが・・・。店主らは、使う度ごとに軽い会釈をして道具に籠められている何を感得しませう。

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 これが単に鋳鉄の塊に見えますか?店主には何らかのご本尊に見えまする・・・。

 寄せられし、御道具類、今後とも全霊を籠め、引き継いで参ることを御誓い奉る。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて十年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
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