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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

2ミリ2ミリのチョッチー・・・



 日本に来ているイタリア製のフレームって、一体何割くらいなんでしょうね。向こうに行ったら、多分町ごとに、ビルダーさんがいて、独特のフレームを作っているんじゃないか?なんて夢想しますが、どうなんだろう?

 地方や地域ごとにワインがあったりするでしょ?その乗りで地域ごとにフレームがあったりしてね。もしあったとしても、イタリアもビルダーさん達も高齢化していたりしてね・・・。どうなんだろう?

 ということで、ひょっこりどこからともなくやって来たのが、

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 これなんですが、なんて読むの?チョッチ?チョッチー?日本名はコモリかな?(小森のオバちゃま)

 で、コイツがちょっと古めのやつで、エンド幅が、

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 126ミリなのでありました。まあ左右2ミリ程度の誤差なので、通常現行の130ミリホイールを入れる際には、両手でエンドを開きつつ装着すれば良いんであります。

 ただ、どうもあの「しまり」の感じがいやで、クイック外してポン!とホイールが外れる方が感覚的にもいいに決まっていますんで、何とかならないか?ということなんですね。

 通常なら、メカニックとしては、ホイールのハブの調整で、つまりハブの方を126ミリにして対応するのが本筋だと思いますが。四月から柳さんがビルダーとして合流することで、店主の気が大きくなっているのかな?

 もし何かあったら、柳さんがいる!・・・それって来月からなんですが・・・。

 今回は(実は以前からも・・・多少はね)、エンドの方を左右に広げる、というやり方で対応することにします・・・。

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 最強の万力にセッティングします!

 そして、店内でクジャクという名前の計器でもって計測しながらねえ・・・。

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 こいつがクジャク君、先がクジャクの頭のようでしょ?コイツをですねえ、

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 このように、シートチューブとヘッドチューブに当てて、エンドの状態を測ります。

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 こうすることで、通常均等にできているフレームなら、単純に左右2ミリずつ広げれば良いんですが、何ともイタリア野郎なんでね、しっかりやってみたんであります。

 結果はやって良かったわ。左がちょいと中に寄っていたので、まずその寄りを直します。いいねえ、こういう所がイタリアものの良いところ、でも直せば直る、鉄フレームはいいねえ・・・、半永久的お友達って感じだよね。

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 ちょっと我慢してね、と自転車の整体師になったような気分、せーの・・・、クイ!

 イイェーイ、130エンドだよ!

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 現行のホイールがちょうどぴったりはまります、当たり前か・・・。

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 ピシッ・・・いいねえ。

 よーし・・・こいつは一体、これからどう成長するんでありましょうか?

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 いいピラーがついているねえ・・・。

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 オオ、デダの磨きステム・・・、これって大森研魔の仕事だよね・・・。

 まあ、いずれにしろ、渋めのレーサーができるんでしょうな・・・。アチコチからパーツ集めて、一台の自転車を一定の時間をかけて作り上げる・・・。すべての自転車とは言わないが、これも自転車を組み付ける際の大変重要な過程の一つ、ということができると思います。

 そういう過程を多くの方々にも、味わってもらいたいですねえ。理想が実現化していく・・・、イヤ、それ以上に、その具体化したヤツに跨がって、そいつがまた風を切って走ってしまうんだから・・・やはりすごいよね。

 そして、そういう自転車への接近の仕方を知り尽くしている方というのは、これまたすごい感染力があるわけですね。

 一体何台自転車持っているんですか?なんて質問されても、そういう方にとって完成車の自転車っていうのは、ある意味あるパーツでたまたま組み上げた、仮の姿なんで、困るわけです。

 エエトネ、フレームでいうと四台あるかな?・・・と言うような答えになります。

 良いなあ、店で売られている新車ってなんか恥ずかしいじゃないですか、最初から使用感のある自転車っていいですよねえ・・・、ボクのも一台何とかなりませんか?

んなこと言われた日には・・・ある意味舞い上がるわけであります。大体の予算を聞いては、自分の持ち駒パーツやオークションなどをみてはパーツを寄せ集め・・・、フレームはどうしようか・・・なんてね。

 こういう方の横にいるだけで、自転車熱に感染して、深みにへとはまっていく・・・。

 このような展開あり方も、自転車文化の成熟化の一端である、と確実にいえると思うんですねえ。自転車の街角伝道師とでもいえるかな?

 超高齢社会の中で、救急医療への需要が伸びているそうですね、そうなると数億円の装備を調えた救急車や、救命士を増員すべし・・・なんてよくある話のようですが、いえいえ、それもさることながら、一般の市民が救急医療に明るくなること、つまりバイスタンダーという救命法を身につけた市民が増えることの方が、実は救急という性質上重要なんだ、という話を聞いたことがある。

 自転車も同じかも知れないね、都内の一等地に完車メーカーのコンセプトショップが増えることも、またSBAAっていうの?スポーツ自転車の資格者が増えることもいいんだが、街角にいてくれるこうした伝道師が感染をキッカケにパンデミックを起こしてくれる方が、よっぽど統一感のない展開が期待できると思います。自転車だけでない、なんであっても多種多様でないと、意味は無い、全くない!

 はい、当店も色々な展開に付いていきますが、バイスタンダーのそのまたバイスタンダーなんかも大展開ですね、今後とも!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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