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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

親父の夢・・・かも知れない・・・ロードマン1973年



 これも因縁のフレームの一つかも知れません、ロードマンが入って参りました。しかも1973年物。店主が、中学生の兄ちゃん達カッコいいなあ・・・と思っていた時代、ドンピシャのロードマンであります。

 これみると分かりますかね、700cの足が付いています。かなりご自分でやろうとした形跡ありなんですが、断念してもってこられたようです。

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 あとは手持ちのパーツ類、ありったけをもってこられて、この中から使えるものは使ってください・・・ということでした。

 ただ・・・、強敵が。

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 ピラーが固着して・・・抜けない。しかも思いっきり入っている。ピラーすべてが焼き付いているとしたら、これはものすごい抵抗だわな。

 ただ、持ち主の方もただものでは無かった・・・。しっかりラスペネを入れておいてくれた。でも固着・・・・。

 かつてロードマンでこの手の焼き付きで、フレーム自体の溶接が負けたという苦い経験がある店主。ちょっと気は引けるが、万が一のことがあってもいいですか?という確認をいただいて・・・。

 当店のスーパー万力の登場で・・・。

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 なんとか引っこ抜けたぜ!!!

 あとは、洗浄とグリスアップ、ホーバーホールできるものはして、使えるものを集めてつなげて、乗れるようにする。

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 このザッツロードマンクランクは、意地でも使いたかったので、しっかり磨いて戻してやる、クランクは自転車の横の顔でもありますんでね。BBは新品が入ります。

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 入っていたんで付けたのがカプレオのディレーラー。元々は小径車用に作られているようですが、まあ流用可能なんですね。

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 チェーンはモチ新品を使います。

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 抜けたピラーの代わりに、別ピラーを。サドルが上下できるなんて、なんて良いんだ・・・と普通のことながら、思ってしまいますね。

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 このブレーキは、元々ついていたものを流用。ホイールが700cになったことで、影響を被るのがこういう所なんですね。

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 オーバーホールや、シュー交換などをして、しっかり効くようにします、もちろんワイヤーなども交換でね。

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 ヘッドパーツ類は新しいものに交換。下に見える、wレバーは現行の八速用のもの。バンド式になっているものは、スモールパーツるから取っておく。台座が溶接されていないので、こうした小物があるとすごく便利なんであります。もしないとすると、横穴を利用する別名山田式というのがあるんですが、ご老体のフレームに横穴はないですからね。

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 ハンドルは曲がっていたので、丸ハンを取り付けて、革風バーテープを巻いて・・・終了かな?

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 思わず、ジャーン!!!!と言いたくなる風情であります。そしてまた、乗ってみるとこれがなんとまあ、懐かしい。

 懐かしいだけじゃないのが、ホイールが700c化して軽くて硬く回ってくれるので、緩いフレームにしたをカチッと決められた感じで、何ともこのヤロ-!な乗り心地なんであります。ツーリング車とロードの間・・・と言えば簡単かも知れませんが、新旧という時間軸での間というのもまた、面白いもんだなあ・・・という乗り味であります。

 こういう自転車、新車で探せといっても、まあ、無理でありましょう。無理・・・。それには時間という要素がやっぱりある、1973製ですからね。そして、オヤジ達の思い入れがまたどっさり載っている。
 
 なんかうれしい、子供の頃憧れのロードマンが、形を変えて、また街道を走っているなんていう、その絵が、その志が、何ともうれしいんであります。

 丁寧にメンテしてやればあと三十年は走れるよ・・・、と店主はその時、80だわ・・・。少年の頃の車体を皺だらけの手で触るイメージがありありと浮かんできた・・・。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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