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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

古いものには・・・



 この佇まい、ちょっとやる気なんですね、サドル見てみると分かるでしょ?レーサーのサドルが付いています。もちろん当店通過の車体なんですが、ご本人が乗る気満々なんですね。

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 例えば、実用車にこんなもの付けているんです。サイクルコンピューターですね。

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 今では有線なんて珍しいくらい、センサーをタイラップで押さえて自分でセッティングしている。なんか自分の走力のようなものをデータとして、把握したい、ということなんでありましょう。

 確かに乗る気満々・・・。

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 前回色々やったんでありますが、変態系ボスフリーのエポックといえば、11Tなんてあるんだよね。そんなのがあったので、取り付けて、調整してみた。それまでのボスフリーで足が回りきっていたところ、快適になったという・・・んだが。

 今回は、リアホイールのスポークが折れたということで持ってこられた。

 手組系のホイールなんで、チョチョイのチョイで直せるかと思ったが・・・。

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 折れたのがフリー側もスポークだったので、当然ホイール外してかつ、ボスフリー外してやれば、あとは計測して一般のスポークに入れ替えて、ホイールの調整して戻してやれば良いだけのこと・・・なんだが。

 困ったことに、手持ちの工具でこのボスフリーが外せないことが発覚した。ヤバイ・・・。

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 どんな旧車系が来てもいいように、この手のものは、もうコレクター・・・式に持っていないものがあり次第、購入しているんだが・・・、ないものはない・・・。外せないとなると・・・、外さないでスポーク交換ができないか?を三十分ほど考えて試してみたが、スポーク自体が円形に近くなってしまう・・・、それに引っ張りにスポークが傷だらけになる・・・など、これはダメ・・・。

 さて、どう外すか?工具はなにが必要か?

 色々調べてみると・・・、セレーションに関してはシマノものと互換性ありなんだが・・・。その位置が奥のために、既存のものでは届かない・・・。
 
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 さてどうするか?

 届かすには、もっと奥にはいるようにすれば良い・・・とすれば。工具の角がボスフリーに引っかかり溝まで届かない・・・なれば、角少しおとすか・・・、工具の剛性が落ちない程度にね・・・。

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 トリャ!こんなもんでどうか?

 結論からいうと、外れまして・・・。

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 このように、無事ステンレススポークの張替と、調整ができるようになったんであります。めでたしめでたし・・・。

 車体自体は、今回さして古くもない今のものでありましたが、使ったパーツが旧車タイプのやつで、イヤー、参った・・・というパターン。

 ボスフリーは嵌めるのは簡単で、外すのに工具がいる、その工具が実に星の数ほどあるといっても良いかもしれない、フランスヤローを含めるとまた色々ありそうなのだ・・・。

 であるからして、車種を問わず、何でも来い!的営業姿勢を守ろうとすれば、こうしたものへの対応もできないといけないということで、見知らぬ工具、縁遠そうな工具にしても、邪険にせず、いつでも臨戦態勢に置いておかないとね、ということなんであります。

 プラス、工具の応用性。工具は加工して使えるように、より使いやすいものにする。ない工具はできれば自分で作れ。壊れた工具は直して使え・・・、工具三原則・・・かな?

 古いものとつきあうのであれば・・・、そうした準備も、整えておかねばね。



 そういえば、昨夜はガッツリと、かのお方に告別をした夢を見たんであります。

 すでに骨張っている腕を掴んで、「ありがとう」とか言ってました。すでに亡くなっていたはずなのに、店主のために待っていたくれたようでした。

 永六輔。生前に一度は会いたかったお人。ラジオではもう、トコトンお付き合いさせていただきました。この人も自転車が好きでしたね、元気なときは、「今週初めは自転車で鎌倉をサイクリングしました、ロードレーサーです」と、舌の短いけっしていいとはいえない、滑舌でしゃべっておられた。

 テレビの黎明期に大変活躍されつつも、その後のテレビの展開を危惧して、テレビ文化によってつぶされて行くであろう、物事に幅広くも深淵に、関心を示され、それを伝えようとしていた。

 高校生の頃、夢中になってみていた「テレビファソラシド」というNHKの番組があって、これも徹底して生放送に拘っていましたね。これもすごい番組でした。「いいとも」に出る前のタモリとのやりとりも最高で、再放送に間に合うよう、高校から自転車飛ばして帰ってきていました。

 以後は、徹子の部屋くらいにしか出ていなかったんじゃないかな?

 親戚縁者でもないのに、懐かしい人。この喪失は、多分思っている以上にデカイと思うよ、この日本という国にもね。



 マア、名曲中の名曲ですね。中村八大という作曲家も、後に世界でマウント・バウニーレベルの音楽家として、評価される時代が来ると思う。永さんの日本語を知りつくしている素朴な詩に、多分近代日本でも五本指には入るちあきなおみの三本立てが、ここに集約されている。

 多少粗野だったが、なにごとにも寛容だった昭和が懐かしい。

 丁寧なのは表向き、内心ピリピリで不寛容、排外主義も憚ることのなくなった平成の世。

 万感の思いを胸に、旅立って行かれたんだろう、と思う。

 しかし、会いたかったなあ、本当に会いたかったよ、本当にね。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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