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嗚呼!実用車よ!どうしてくれようぞ! |
![]() なんの変哲もない単なる実用車であります。 ![]() 拡大しても、変わりません。今回これをメンテする依頼を受けました。 この持ち主の美人一級建築士のT岡さんより、「なんとかして」という依頼。 どうにでもなりますが・・・、という答えに、色々検討した結果、しっかりまともに走れるようにするということで決まりました。 まあ、確かに雨ざらしの錆び錆び自転車ではありましたが、それほどひどくはない・・・、とはいえ、直すところはいくらでもありといった、典型的なママチャリ状態です。 手組みホイールを売り物とする当店としては、後輪の張り替えはやりましょう!とちょっとがんばりましたよ。 ![]() ピスト用のハブをしっかり使って、組み替えです。それに16Tのフリーをつけての再出発。 テンションは、やっているうちに気合いが入って、チョイ固め。 でもけっこうそれが良いんですね、気づいてくれるかな? あと自転車中のサビを集めたような、チェーンは交換しました。 ![]() 通常の自転車では当たり前なんですが、銀のラインがきれいだネー、と思われるほど、前は赤さびチェーンでした、ギシギシ。 後輪を組み替えるとどうしてもあのままチャリの、締め付けブレーキは使えなくなるので、これまた街道用ピスト板ブレーキを付けましたよ。 ![]() あとは泥よけを取って、その勢いで、カゴとチェーンカバーも取ろうとしましたが、メキシコの友人にとめられ、あえなく再調整。 で、できあがったんですよ。 だからなんだよ!ということですが、これが意外と今後の展開に響きそうなんだよなぁ・・・。 ママチャリいじりというのは、今回が初めてではありません。5月の伊集院企画の中でも、ひどい代物から一台を作るということもしていますし、ブログではいちいち公開していませんが、その他ご近所さんのママチャリなんかもちょっくらメンテしています。 そこで感じることは、なんかわざと機構を複雑にしているように思われてならないということなんです。 先日、後輪のチューブを交換しましたが、エラク時間かかりました。 慣れの問題というよりも、自転車自体の機構の問題です、これは! 特にいけないのは、後輪のブレーキ、あの棒で引っ張ってハブを締め付けるという形式のブレーキです。 今回のように板ブレーキにするだけで、後輪の着脱は非常にかんたんになって、パンク修理なんかも確実にできるようになるのに・・・。 実は、近々に公開する予定の自転車がありまして、それがなんとママチャリを基体にしたバカ改造自転車なんですわ。 ご来店いただいている方で、一度乗った方は、思わずニターッとした顔して帰ってきます。 それほど変な自転車なんですが、いらないものとって、走りに専念させた車体にすると、ママチャリ基体でもけっこう走れるんです。 これを高校生の通学自転車にして・・・、なんていうバカなことをけっこう店主はまじめに考えているんです。 レーサーは高いし、盗難の危険もあります。 ママチャリはまさにその真逆。 メカ的なものが好きで、指導の元改造したい!とちょっと斜に構えた高校生なら、飛びつくんじゃないか?という代物なんですよ。 で、この発想の根は、実はもうちょっと奥深いところにあるんです。 経営戦略を披瀝すると、パクラーに取られて・・・という危険性がありますので、ほんのさわりだけということで・・・。 今や自転車を取り巻く環境は激変しつつあります(大手の各メーカーさん達気づいているのか?シランフリしているのか・・・ねえ)。 かつて自転車乗りといえば、一部の競技者(ツーリングも含む)と圧倒的数を誇るママチャリ使用者のみでしたよね。 その間に今、多くの自覚的サイクリストが様々なニーズを持ち込んで、混乱しながらも成熟に向かって増殖しつつある状況、これが今ですわ。 つまり、競技者と自覚的サイクリストと無自覚ママチャリダーの三層構造になってきた、というのが最近の自転車事情といっていいんじゃないでしょうか? 私はここにさらに二つの層を挟んでいきたいとかんがえているんです。その試みとして、当店のようなアホな発想を盛り込んだママチャリというのは、ツールとして使えるんじゃないか?ということなんですね。 賢明な読者の方はお分かりになったと思いますが、そういうことなんです。 クロスバイクや安価なロードレーサーでなく、あくまでもママチャリ基体!というのが重要なんです。 なぜか?それは人間、イメージやカテゴリーのパーテーションを壊したり、ズラすというのが意外と難しいからなんです。 ご飯のおかずに水ようかんはいかがですか?なんて言われたらどうします? ふざけんな!でしょ? でも、オハギ食べているくせに・・・。 まあ、そういうことなんですね。 近々公開する、マッドマックス号、別名バカマックス号をお楽しみに! それを見ればすべてが分かる!はずです・・・。 スポンサーサイト
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この記事に対するコメント |
ありがとうございます。
お手数をかけました。 おそらくは専門外であることに取り組んで頂き、感謝です。 新しい展開に繋がるとしたら嬉しいです。 受け取りに行く日を楽しみにしてます。
【2008/08/26 13:20】
URL | T岡 #IUDLvDjM [ 編集]
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Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。
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