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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

戦前の自転車なんだそうだ・・・ヒドリ



 オランダあたりでは、おじいさんがそのおじいさんから受け継いだ戦前の自転車を乗っている、なんて話聞いたことありますが、この自転車のフレームも戦前のものなんだそうですよ。

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 ヒドリというそうです。シートチューブを浮き彫りで名前を裏刻印しているように見えますが、どうやったんだろう?板の状態で字を打ってから、それをパイプにした?さあねえ・・・、戦前の技術、恐るべしであります。

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 ヘッドバッチも雰囲気ありますね。

 これがなんで当店にきたか?というと、フロントブレーキなんであります。

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 通常なら、フォークの中心に穴空けて、そこにシャフトを通して後ろ止めするんでありますが・・・。

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 リアは板アテしてありますが、前はフォークのエッジにひっかけているだけ・・・、これではホイールの回転に負けるとブレーキアーチ自体が、ガクンと外れてしまいかねない。

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そこでご老体のフォークに穴開けなどするのは避けるとして、前も板で挟んで補強する、という方法を取ったわけであります。

 既設のリアの板はフォークイネジ止めされているので、強度はこれで確保できます。

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 フォークの肩に合わせてちょいと加工もしていますので、一体感はありますね。

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 ご老体にはご老体なりのケアがある・・・ということでしょうか。もちろんちゃんとブレーキはかかります。

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 リアのワイヤーの調整などもして、安全に乗れるようになりました。サドルが上向きですが、座るとこれがまた心地よい。ガンガン乗るというよりは、ソロソロっと乗るには最高にいいですね。足回りはまだ新しいようですし、行けます、まだまだね。

 こういう自転車も、町のアチコチで散見できたら、もうすでに町の顔になるんじゃないかな?

 「自分自身の自転車」という視点も大変重要で、その一人一台をどうやって作っていくか?なんて所にかなりこだわりを見せる当店なんだありますが・・・。それをまた一つオーダーを上げて、一人の人のための自転車だけでなく、それが町の顔だったり、一つの時代の顔だったりという、ちょっとした普遍性にまで届くことはできないか?なんて欲が出て参ります。

 マア、一自転車屋風情ができることではありませんが・・・、なんかただメーカーで作られた自転車、メーカーサイドの経済原則のみでできてきた自転車の封を解いて、並べて売る・・・だけではなくてね・・・。

 いや待てよ・・・、そういう自転車の方が、数年後には、時代の顔だった(70年代のミニサイクルとかデコチャリとかね)なんてことの方が多いかも知れないなあ・・・。

 いやいや、なかなか難しい問題だ。

 まずは、やるべき事をやっていこう、この手の問題は、その先にあるのかも知れないから・・・・な。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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