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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

650c祭りが始まる!限定十本・・・かな?

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 こんな傾いた自転車よくまあ乗っていたよなあ・・・。もちろん店主自身でありましたが、写真を見ればこれは旧店舗、二店舗前の懐かしい写真ですね。今を去るちょうど7年前のことになりますな。

 650cのパナソニックのフレームに、自家塗装して、前後ホイール付けて、ありもの組みをしたんであります。ステムもどこで探してきたんだか140みりかな?クランクは確かシュパーブの175ミリに、56Tのデカリンクを付けて、走っていたんであります。

 それが突如として姿を消した・・・。変に気に入っていただけに、ちょーっとガッカリしたもんだ・・・。

 それから月日が経ちまして、ある日、当店オリジナルフレームの最小のもので一台組み付けることになった。

 確か500のはずが、若干小さい・・・。まあ実は小さいにこしたことはなかったので、パーツ集めて組み付けていたんだが・・・、その途中に、700cのリアホイールをあてがうと、あわない・・・。

 一同頭の上に???マークが。

 これ650cじゃない?でもなんで・・・。

 調査の結果、どうもそういうことらしい・・・。なんと十本650cのフレームが紛れ込んでいたということが発覚。そこで、無理言って650cのフォークを十本頼んで、コイツを製品化してやろうと思った矢先、この失ったかつての650cを思い出した。

 できればまた乗りたいよなあ・・・と。

 するとまた、出てくるもんだよなあ・・・なんと一インチの650cフォークを発見したんでありました。とある業者が持っていたのね。なれば、一足お先に、サンプル作っておけば、必要としている人の所に届きやすくなるだろう・・・ということで、製作開始!

 基本ありもの組みだ。そういえば、先日の一人関戸橋・・・、あれ以来あの箱を関戸箱と呼ぶようになったんだが、意外と使えるパーツ類があったもんだ。

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 パープルのアルマイトが掛かったあのスケベったらしいTNTの妖しい軽量アルミクランク。さすがにアルマイトは落としたが、いい風合いでしょ?

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 贅沢だが、26.8バンドの77デュラのフロントディレーラー。パーツは使わないとなあ・・・。

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 こいつは、66アルテかな?今見ると意外とポテッとしていて、いいよねえ、機能的にも全く問題ないし。最近のは角張りすぎていけない・・・。

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 ブレーキも前後シューなかったけど、キャリパーだけでこんな贅沢なもんが眠っていたんで、たたき起こしてやった。

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 ハブは105シマノ・・・、全体的にシマノオンパレードって感じで、スプロケは9速。まさにありもの組みの極地って感じで、これはこれで、現行品におもねっていないという意味でも、いいんだよね。

 ところが・・・、

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 シフターに関しては、シマノを使いたくない店主、だいぶ良くなってきても、まだ使いたくはない。ということで、ココだけ現役のメトロン星人の登場をお願いした。

 今現行品として売られている、10速のカンパベローチェのエルゴパワーね、こいつだけ現役、そんでもって使いました。

 ・・・・でも後の連中は、シマノモンだったよね・・・、しかもスプロケは9速・・・・。

 ハイ!そうです、ココだけ技ありでやってます、シマニョーロってやつね。ベローチェレベルだと、イコールプーリーなんていう、高得点な技は使えません。あれはコーラス以上のものでないと、そもそもが機能しない仕組みなんですね。

 なわけで、観察と、物理的対応を駆使して、シマニョーロを敢行、それがまあ、よくシフトしてくれるわ、バチバチ決まるよ!イヤー、パーツ選びにしても、この手の組み合わせにしても腕の見せ所で面白かったよね。統一コンポの予定調和がない分よりスリリングでよ。

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 リムでいうと、大体3種類ぐらいはあるかな?650cのリムであります。その中の一つ、アレックスのリムに、狂わないことをいいことに、ネジリ組みをして作ったわけであります。

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 これが今回のピラー。フレームサイズが小さいので、これくらいピラーがのぞきます。後のりもできるやつで、今は無きセルコフのオフセットピラーね。今前乗り全盛だと、こういうものの必要性はないのかな?とちょいと寂しくはなりますが。

 それにフィジークかよ、と思えるくらいの後ろに長いヴェロのサドル。鉄ですから、後乗りでかっこよく決めてやる!

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 これが絶滅危惧種の650cの一インチカーボンフォークなんであります。多分こいつらが捌けたらもうなくなるかも知れませんね。

 と・・・、これって自家塗装であります。カーボンですから、もとのやつは繊維が透けて見えるタイプ。この塗装・・・実はあるものの影響を受けています。

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 これね。先日がラスコーティングに来ていた、ケルビムなんです。この手のボカシ系の二色というのは、不得意ではなかったが、色の使い方にかなり影響受けましてね。

 この色の組み合わせ・・・というんじゃない。それはよくありがちなんだが、この組み合わせの際、人間の色に対するある種の錯覚を利用しているというのが面白かった・・・。

 しかもその錯覚っていうのは、実際にイメージ通り塗ってみて、初めて気付かされた、色のコントラストなんであります。

 コントラスト、つまり対比というのは、かなり大胆にやってこその存在感を示す・・・ということだったんですねえ。それと残像現象という言い方ありますが、これになぞらえると、残色現象というのも人間には絶対にありますね。ここが色を認識する際の人間の錯覚部分だと思いますが、これは本当良い勉強になったんであります。

 しかも店主の好きな渋赤でのそれだったもんで・・・、非常に有難い!

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 だもんで、実験も兼ねて、色々と仕掛けを作っては一人塗装部屋で納得していたんであります、時に38.8どにもなる塗装部屋でねえ・・・。

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 実は写真に撮れている色じゃないんですが・・・、これはもう仕方ないね。ご興味ある方は、実車をごらんにおいでになってください。
 そして、今回は、ロックバイクスさんのパクりをやりました。

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 これね。実際パクる前に、予告と許可ももらいましたんで、大丈夫だと思いますが、ステムまで同系にしてしまうという技法。
 
 これはアヘッドステムだからこそ、という奴ですね。スレッドですとコラム内を上下させるので、その際にペイントが剥がれてしまう可能性が出てきます。ある意味ピラーも同じね。なので、可動が前提の所にペイントはすべきではないんです。

 ところがアヘッドはそれがない、だからペイントが可能で、一体感が、延長感が増すという演出、なかなかにくい。

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 ということで完成!7年越しの650cということで、なんか子供のようにはしゃいでいる店主なのであります。

 700cより小径なので、スルッと前に出ます。そして男ギアなので、見た目も豪快・・・、でさして無理は強いてこない。フワフワシューンという乗り味ということにしておきます。

 あと9本、オリジナルフレームではあと9本で650c祭りを開催します。店主クラスの180前後の人から、150台の人まで・・・なんとかセッティングしたら、面白い自転車ができそうであります。本数切れるまで・・・。

 まあ別に切れても、柳サイクルさんに頼んだら、650c祭りは続くのでありますが。

 でも、この選択肢は大いに残っていいはず、700cは言わずと知れて、偉大です。でも、650cも絶対にあってよし!同じ700cで数本持つくらいだったら、1本650cを持つことをおすすめしますね。色んなことが分かります!

 どうせ店内ブレイクだとは分かっていながらも・・・、暫くは650c熱は続きます!たぶん・・・。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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