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オリンピックの選手を通り越して指導者に?! |
![]() 確か始めてきたときには中二だったかと思います。その時すでに足のサイズが30センチ、180センチ、一食三合の大飯を食らうという大型新人だった。 旧店舗時代に来たんで、阿佐谷界隈40年前だったら、ほぼ間違いなく二子山部屋か花籠部屋のどちらかに引っ張られていっただろうなあ。かつては相撲の町だった阿佐谷も最後にあった放駒部屋が廃業してから、全くその気配がなくなった。まともに考えたら、この喪失は相当なものだろうと思う。本来だったら区を上げて、相撲部屋を誘致してもいいくらいなのにねえ・・・。 話は戻すと、ミニヤギを飼うか、叔父貴の自転車を改造して乗るか?で悩んだ末に、後者を選択。まあ、将来有望な自転車選手の卵が来たと、少なくとも当店周りは大騒ぎになったものだった。 それから高校生になって、今度は自分の高校に自転車部を作りたい!と言いだした。ただ、顧問になってくれそうな先生がいない、どうしよう?とね。 固定ギアで北海道一周みたいなバカでもやって、アピールしてみれば?なんてアドバイスにもならない話もしたっけね。 途中で中古の鉄フレーム二本、踏みつぶすという怪童ブリを発揮、一台は軽い交通事故でお釈迦にという経歴。一時は潜在能力を現役競輪選手に買われて、練習等にも誘われるが、コンスタントに参加できず、色々と断念。 周囲の期待はやがて次第に失望へと変わり・・・、高校時代の車歴に光るものはなく、無駄な3年間を過ごすこととなる・・・。 その点店主は、若い奴には期待しない・・・という原理原則があるんで、希望も失望もなく、飄々と接していたんだな。 十で神童、十五で天才、二十歳になればただの変態・・・という言葉がある通り、彼も中学生までは、ある意味スポーツ、とりわけ水泳で全国クラスの実力があったもんで、単なる勘違いしたんだと思いますな。もちろん回りも含めてね。 だから言っているんです!小さいとき人よりほんの少し何かができたからって、有頂天になってはダメなんですよ。ただの早熟だったり、小器用だっただけということが、ほとんどなんです。 小学校高学年から中学にかけて三十センチの足でバタ足されたら、それは足ひれ付けているようなもんで、成長が追いつかない子達は勝てるわけがない・・・。 ただ、成長期っていうのは人それぞれで、あとからデカくなるやつも居る・・・。そんなこんなで、多分推測なんだが、彼の中での過去の栄光と、自分が伸びていく成功へのイメージと、実際の体格から運動神経等の成長の伸びとのギャップがあったんじゃないか?なんて思いますね。 おかしいな、こんなわけないのに、なんでだろう?悩んでいるだけで、練習に身が入らず・・・。そんな3年間ではなかったかね? まあいいんだが、その後四年制大学に入学・・・、入学時に「青年老いやすく学なりがたし」だよ、と言ったんだが、その言葉通り、なんとすでに四年生になってしまっていた。 しかもこの四年間、所属したのがトライアスロン部・・・。 それ初めて聞いたとき、また親父連中からハリセンが飛んだ、バシッ!バシッ!この中途半端野郎! オメー!自転車だけでは目鼻付かないからって、かつての栄光の水泳まで取り込んで・・・・、ところで、お前さん走れんのかい? 案の定、走れなかったようだ。 商魂たくましい当店は、ヤツには鉄とアルミ二台の戦闘機を低金利で持たせ、「鉄でも勝てるO先輩かっこいいっス!是非俺も鉄フレームの紹介よろしくっス!」という後輩10名は連れてきてくれるだろうと、手ぐすね引いていたんだが・・・、一人も来やしない・・・。 そして、どの面下げてか・・・コイツ、多額の借金を抱えたままご来店となった・・・。 ![]() 悪びれもせず、この野郎!一目で乗っていないのが分かる・・・。 ![]() なんじゃその腹は?!ハイ!ラーメンで鍛えました! ところで暫くだったまあ、最近どうよ? すると、すごいはなしをもって来たのであった! 続きは明日・・・。 もったいぶっても仕方ない、話によるとこうだ。 なにがとち狂ったか、コイツ、卒業後海外青年協力隊に志願したという。 それもよりによって、エチオピア・・・。コイツ確か農学部、ということは農業指導員か何かでかと思いきや・・・。 なんと自転車競技指導助手という肩書きで、赴任希望を出したそうなんだ。そしたら、なんとそれで合格・・・。 お前、その腹で自転車指導助手か? いえ、ですから、心を入れ替えて、一年で、自転車にしっかりのれる体と、メカニックの知識と技術等を身につけていきたいと思います!という。 その他に、エチオピアの公用語である、アムハラ語と英語の研修もしっかり受ける。もっとその前に、しっかり大学卒業しないといけない。 なんだ・・・、実はコレ用意していたんだが・・・。 ![]() FUJIのトラックエリート、もちろんカーボンフレームね。もし東京五輪狙います!なんて、寝言を言い出したら、散々もったいを付けて貸しだしてやろうと思っていたものを・・・。 選手を通り越して、指導者かよ・・・。 四年後の東京五輪では、エチオピア選手のTT選手のホルダーか何かやっているのかな? しかし、エチオピアにしろ、ケニアにしろ、長距離選手の素質は非常に高いんでありましょうな。首都が標高二千五百あるっていうので、普通に生活しているだけでも有利というもんです。 そうした中から出てくる選手のポテンシャル、アベベの身体能力もってのロード選手なんていったら、それはそれは飛び抜けているんじゃないのか? まあ、そうしたところで助手をしながらの二年間・・・。ものになるかならないかは問題ではない、店主をはじめとする親父連中よりも遙かに、有意義な時間になるだろうなあ。 基本は期待はしないが・・・ね。 あとは、どこまでコイツを仕込めるか?だな。まあ、大抵の自転車は組めるように、調整できるようにしておかないとね。あとは柳さんの協力も経て、簡単な溶接くらいできるようにもしておきたいね。 物資は豊富とはいえない・・・ということを前提として、直して使う、あるものを工夫して使う、ということを徹底してみようかね。 あとは、競技自転車一歩手前、改造ママチャリのようなものも、できれば送れるように態勢作っておくか?装備スポーツは金が掛かる・・・。最初からレーサーでなくてもいい、ポジションが出て、トレーニングにつながるものであれば、なんだっていいはずだ、強くなったヤツから、レーサーだぞ!という、いい動機付けにもなるんじゃないか? そうなったら、当店前に張り紙出して「エチオピアに自転車競技指導に行っているコーチに、まずは自転車を送ることが必要です。スポーツ自転車のみならず、そうでなくても、余っている車体がありましたら、是非ご寄付お願いします!」なんてな。 事後報告なんかも逐次出していったら、西東京周辺とエチオピアがつながるような印象もってもらえると、反対だが東京オリンピックも少しはイキイキと感じられるかも知れない・・・・。 なんか、期待しない割に、随分先走ってしまった。来年の6月の後半から七月前半より派遣されるらしい。まだ時間がありそうで、アッていう間だろう、これから定期的に当店にも来るらしいので、自転車以外のことでも、参考になりそうな情報などがありましたら、是非是非コイツにご教示お願いいたします! ![]() ※この青年日本一周さん、二日してから無事当店より出発いたしました。旅の経過はこちらのブログより、逐次更新されるようです、毎朝九時更新!出発された昼頃、当店ブログを見て、わざわざご本人に会いに来られた方が一人おられました。「イヤー先ほど経たれましてね・・・」というと、残念がっていられましたね。 その内また一人、フロントキャリアの故障を心配されて、対処法を持ってこられた方もいらっしゃいました。自転車トラベラーに優しい当店周辺なんであります、店主自身の気持ちも温かくなりますね・・・、ありがとうございます!さて、今日は何処まで行ったんでしょうか?明日朝九時を楽しみにしています、まだ暑いんで、気をつけてねー!!! スポンサーサイト
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Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。
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