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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

板金屋さんはすごいねえ・・・部分塗装 全塗装



 コガといえば、昔はコガミヤタでありましたね。オランダのメーカーとミヤタがくっついてできてたの?店主も一時コガミヤタのアルミに乗っていましたね。なつかしい・・・。

 今やコガはミヤタからは離れたらしい。これはビーチレーサーというカテゴリーに入るみたいです。海岸の砂浜か何かで競争でもやるんでしょうか?

 それは良いとして、アルミフレームにマット系の塗装がされています。それ自体は悪くはないらしいですが、どうもロゴのコガの白がきついらしいんです。

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 確かに白が鮮やかすぎて、目に刺さる・・・というには大げさかも知れませんが、バランスからいうと浮いていますね、強すぎます。

 この白をどうにかできないか?というご相談で見えたんでありますが・・・。

 きっちり周りを囲って、別の色で再塗装・・・という手もなくはない・・・。または別塗料で黒めにぼかすという手もある、いわゆるスモークかけるというやり方ね。

 どちらが自然かというと、ご要望からいうと後者、つまりはスモークの方がこの場合ふさわしいかな?という気もしたんで、それで行くことにしたんでありますが・・・。

 全体が、つや消し、いわゆるマット系の塗装がかかっています。このマット系というのは実は、やっかいなんでありますな。

 通常のクリアをかければ、それはツヤありになります。同じ塗料を使いますが、そこにボカシ剤を混ぜることによって、マットクリアにしていくんですね・・・。

 ところが、では一体何パーセントボカシ剤を混ぜるか?ということによって、マット感は全く異なってくるという、側面がある。これがまた、風合いが色々あって、面白いといえば、面白いんだが、あるマット感に合わせようとすると、コレはもう苦行に近い配合を通じて行われるようになります。

 このボカシ材というのも、購入した手のものと、少し時間が経ってからのものとでは、全く性質が異なってきてしまいます。後者になればなるほど缶の底にたまる沈殿物が重くなってくる。シンナーで多少伸ばしてどうなるものではない・・・というのが大変なところ。

 定期的に缶全体を振って攪拌してやるというのが一番かと思いますが、それを忘れると、沈殿は半端でなくなります。シンナー類や、液体が蒸発してしまうと、そこには、ラムネの塊がパキンパキンと残っているくらいです。

 なので、購入したばかりのものから、ラムネになるまで、常にボカシ剤は変化しているといっていいでしょうね。

 そういう変化もありつつ、元のボカシの程度を見ながら、配合して同じ風あいにするというのは難しいんです。塗ったときはほぼただのクリアと同じなんで、乾いて時間が経たないと、そのボカシ具合が分からない・・・。意外と神経使います。

 今回の場合ロゴ回りなんで、ここのボカシ具合が他との統一感を失うと、いかにも部分塗装いたしました・・・という感じになってしまう。

 それはいやだなあ・・・。ということは、全体のボカシに統一感を持たせるためには、まずは同じ濃度のつや消しクリアを全体にかけてやるのがいいと判断、そしてロゴ回りも同じ濃度のつや消しクリアに着色をして、スモークとしてやればよろしい・・・ということにいたしたんであります。

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 こんな感じに渋めにスモークを掛けていきました。

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 確かに鮮やかすぎる白ですわね。

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 落ち着きますし、ロゴの回りの統一感も出ていますね。

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 大小のコガも同じくスモーク。

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 そんなこんなで、目に突き刺さる白にスモークを掛けることで、落ち着きましたし、それがいかにもそこだけを狙った部分塗装という感じには見えないので、コレにて成功・・・といえるかしら?

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 ヘッドマークも同じくスモーク。

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 まあ、コレはこれであっていい、渋い一台になりました・・・ね。組付けは、プロショップの方なので、関西まで送ればあとは向こうで完成車にしてくれるでしょう・・・。

 ということでしたが・・・。

 しかし、色合わせだけでなく、その上塗りの質感も同じくしなければならない、部分塗装の板金屋さんって、ある意味神業だよね。変に部分塗装で時間をかけるくらいなら、全塗装を一気にやってしまった方が、時間もかからず、楽だとも言えるんですがね。

 自転車の場合はパイプなもんで、面積は車に比べるとないようなもの・・・ですんで、ゴチャゴチャ修正に時間を掛けている暇があったら、公明正大に、全面に対する再塗装にしてしまった方が良い場合が多い。

 対して面積の広い車となると、費用の面でみても全面再塗装よりも、部分塗装の方が当然良いということで、その手の技が発達したのかしら?とすら思えますね。

 とりあえず、全面塗装で統一感あるマットを出しての部分のスモーク掛け・・・でありました。コレにて終了!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
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