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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

嗚呼 昭和的事故なり



 ある自転車のセッティングとポジションだしのために近所を走っていたんであります。

 すると、救急車が止まっている。ことは収拾しかけていたんで、現場には過度な緊張感のようなものはなかったが・・・。

 チョット高齢のご婦人と少年が、当事者として立っている、警察も立ち会って写真なども撮り終えて入るが、ちょっとどうして良いものやら、当惑気味。
 
 見ると・・・、

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 ホイールのスポークが切れ切れのようす・・・。もうこの自転車ダメなのかしら?どこに持ってったらいいんだろう・・・ということらしい。

 ちょうど一メートル手前にいた店主、これぞビジネスチャンス!と商魂たくましく「張り替えればまた走りますよ!」と一声掛けた。おりもよく、その脇に地元のブンちゃんがいて、「ア、この型自転車屋さんなんで!」と助け船。

 当店の場所を教えて、残りのセッティングの旅に出た。

 店に戻って10分、例のご婦人が自転車を押しながらやって来た。しかしどうしたんです?

 「孫乗せて走っていたら、急に自転車が走らなくなって、痛い!痛い!っていうんで、後ろを見たら、なんと車輪に足が巻き込まれていたんです!」と。

 しかし、起きるときは起きるんですねえその手の事故というものが、こんなのは遙か昭和の時代に起きていた種類の事故なんでありますよ。この平成の世になって、二十一世紀にもなって、そんな事故が起きるんだ・・・。

 今を去る四十何年前。小柄な母が、なぜか26インチの自転車を購入してきたか、もらってきたんだな。ある日、その荷台に、幼い店主を乗せた・・・といってももちろん直接ね。その時代に子供を乗せるための専用パーツなんてものは存在しませんでした。

 つまりは、年端もいかないガキンチョが、あの平たいステンレスの荷台にのっかり、腕をカアちゃんのお腹に回していたんですから、ワイルドな時代だったよね。

 そんでもって、家を出てから十五メートルもしないうちに、店主の足が後輪に巻き込まれ、左側に自転車ごと転倒、母は鉄条網の一部が腕に食い込むようなケガまでした・・・という事があった。まあ、頗る遠い昭和の時代の事故なんでありました。

 あの当時は、装備にしても、交通に関する考え方にしても、まあ、そんなことが頻繁に起きてもおかしくはない状況で、実際に似た様は事故は多発していたんでありましょう。

 以来、どうなったか?当家の話なんだが、その26インチ自転車は非常に母に嫌われてしまい、家の裏のくぼみのような空き地に放置され、たまに塀を渡って見に行く度に朽ち果てて、錆の発生や、メッキのハゲハゲなんかがすごかったのを覚えている。結局は、その事故以後一度もまともに乗られることもなく、ある日粗大ゴミとして捨てられていったと思う。

 今思うと、再生してやれたらなあ・・・なんて思うが、もう40年以上前のこと・・・ですね。

 そうそう、そんな昭和的事故が今でも起こるのね。

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 損傷のあとを見ると、コレは明らかに工具でもって切られたあとだ。聞いてみると、足がスポークにこんがらがって、もうどうしようもなかったので、救急隊員が工具で切断した・・・ということだった。

 今の子のせは、この手の事故が絶対に起きないよう、回転するホイールには直接足などが接触しないように設計されているはずなんだが、起きるときは起きるのね。

 もちろん、説明書通りに使っていたら、起こりえない事故だったんでありましょう、日常使用の気の緩みがいくつか折り重なると、この平成の世でも、この手の事故は起こる・・・ということなんでありましょう、肝に銘じなければ・・・。

 とりあえず、後輪組み替えれば、走れます。というと、
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 ちょうどタイヤもヒビが入っているので、ついでに交換しておいて欲しい・・・ということでした。

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 ステンレススポークで組み直して・・・、

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 タイヤ交換もしておきました。自分たちで起こした事故なので、補償だなんだの問題は無い・・・、この辺は楽ですね。加害・被害の関係が入ると、こうして自転車を直すだけの問題ではないので、やっかいです。

 そういえば、当店未だ解決・・・それ以前の経過もどうなっているのか分からない、事故案件、三件ほど抱えています。古くは3月頃なんで、そろそろ半年になりますね。オーイ!!!どんな進展具合なんだー???

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 ということで、一夜にして、元の状態に戻ったわけであります。あとはお孫さんの足の怪我だよね、重傷でないといいんだが・・・。

 不思議と店主はあの時の怪我の恐怖感のようなものはないですね、むしろ、足突っ込んで悪かったなあ・・・と思っていました、その割りに怒られなかった・・・という記憶もあります。痛くはなかったようでしたね。そうそうヒロミちゃんちの家の前で倒れたんだ・・・、あの頃は普通の家が鉄条網を普通に使っていたんですね・・・。

 昭和も遠くなりにけりか・・・今年は昭和91年、あと9年で昭和100年だよ・・・。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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