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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

Aバイク パチモンか?本物か?



 こう見ると確かにアルファベットのAの字に見えますね。確か随分前に、一度ほど扱ったことがありました。委託販売か何かだったと思いますが、タイヤがキャスター並みに小さくて、その交換に取り寄せた際、えらく高額だったのを覚えています。

 特殊なものだから仕方ないといえばそうなんですが、普及の具合によっては数年後になくなるかも知れないものだから・・・、ちょっと乗り続けるにはリスクはありかな?とも思ったんですが。

 とにかく折りたたんだら、小さくなるというのが売りなんでしょうね、一定数普及して、層にでもなってくれたらしめたものですがね。

 こいつが来たんでありますが、とにかく普通に走れるように・・・というご依頼。

 乗ってみたんですが・・・、確かにあちこちが撓んで、締まりが無い。

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 見るとジョイントになっている部分が、プラスチックで、柔なんですねえ。乳母車並みの撓み、乳母車の方はそれでショック吸収するんでありましょうが、自転車がこれでは困る。しかも大人が乗るんだぜ・・・。

 あっちウロウロ、こっちウロウロなんですな。

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 どこもかしこも、ジョイントはプラスチック。タイヤに空気は入れたものの、何とも締まらない。

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 ちなみに、この手のキャスタークラスの小さい径のタイヤに、ジェル状のパンク防止剤を入れてはいけないということでした。経験者から直接聞いた話なんですが、小さい径のタイヤだと、路面との摩擦で熱がたまり、小さい径故に放熱できずに中で高熱になり、タイヤからあふれ出てしまう現象が起きるということなんであります。

 昔のチューブラータイヤみたいな話ですね、暑い夏に下りでブレーキングしながら下ると、路面の熱と、ブレーキングの摩擦熱で、リムセメントが解けて緩くなってしまい、コーナーリングした際にタイヤごと外れて落車してしまう、なんてことかつてはあったんですが、そんな感じですね。

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 本体とサドルを支える部分の橋渡しをする部分が、見事にプラスチック。

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 裏見ると、何の補強もない・・・、通常なら、プラスチックであってもいくつかの筋を入れたりしながら、強度を確保する構造があってもおかしくはないのにねえ・・・。

 よってジョイント部分のすべてのネジをマシ締めして、何度も乗ってみるが、根本的な撓みを取り切ることはできずじまい・・・。

 もちろんAバイクの名誉のためにいうと、ユーチューブとかで見るそれは、実に快適そうに走っていますし、かつて預かったAバイクも走り出しは小径のため多少ふらつきますが、その後の走りに関して、このような違和感は全くありませんでした・・・。

 ひょっとしてコイツ・・・、パチモンか?

 持ち主の方も、京都にあるという製作会社に連絡を取って、色々と相談したそうです、京都には正真正銘の本物があるので、是非乗りに来て欲しい、と自信満々の社長だったそうです。今や、電動もあるそうで、電動となるとこの辺の構造体はしっかりしていないと、公的許可は下りないことを考えると、ますます、この車体・・・はもしかして・・・と。

 近くには千葉県に正規代理店があるそうなので、そこへ持って行って、検証するというのも良いかもしれませんね。

 「イヤー、この自転車はネットで購入したんでねえ・・・・」と、ちょっと後悔し気味の持ち主さん。

 確かに自転車にかかわらず、使い続けるものを、しかも自らがそのものについて明るくないものをネットで購入することのリスクというのは、こういうところにあるかもなあ・・・と思う次第であります。

 とりあえず、当店からは出て行きましたが、今後の展開についても、後日談で良いので、分かればうれしいですね。何よりも、Aバイクの名誉のために・・・ね。

 もしかして、当店の図抜けた技術のなさが、正規Aバイクだったにもかかわらず、その力を発揮させていなかったかも知れませんしね・・・。

 さて、どうでるか?であります。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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