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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

塗装でコラボ 柳サイクル



 この春から当店内で合流している柳サイクルさんですが、面白い自転車作るねえ・・・。つまりは面白いお客さんが付いているということでしょう。

ただのパイプから、自転車のフレームを作る・・・、単純に言ってそれだけなんだが、その間には実は実走に関する実に細かい、規定というか企画を忍ばせることができるんであります。まあ、一言で言うと乗り味・・・ということなんですがね・・・。

 そうした、自分の自転車の使い方や自分の走りに、どれだけ細かい視点と嗜好を盛り込ませて、フレームを作ることができるか?ということがまた、自転車の深い所で、量産品のカーボンだの、アルミだのには味わうことのできない、境地のようなものがある・・・のかな?

 自転車に嵌まったら、一台はフレームからビルダーさんと話し合って、じっくり作るべき・・・かと思います。まあ、吊しのスーツと、テーラーのオーダースーツの違いはある・・・と思います。

 で、今回のこの自転車もいわゆるコミューターというやつだと思いますが、自転車自身の細かいことにつきましては、後日触れられるであろう、こちらの柳サイクルブログでご確認ください。

 今回は当店がコラボした塗装に関してのみ。

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 お客さんが、あるユーチューブの動画を示して、これからイメージできる色で塗装して欲しい・・・という注文なんであります。イヤー、参ったねえ・・・、直に請け負った柳さんが、本当困っていた。

 七十年代のパンクバンドのフィルム・・・、さて何色だろう?

 コチラは好きなこというが・・・、柳さんはさぞや大変だっただろう?

 で決まった一つの色が、この黄土色。ただ一色だけでは・・・ということで二色に。

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 もう一色は、黄土のさらに暗く濃くした色。色見本で指定してきたものを作って、それに多少のコントラストを出して、こちらが調色。柳さんに見せて、塗り分け、ぼかしのミーティングの後、吹いたということです。

 ヤナギのカッティングシートもなんとか切り出して貼る。

 クリアは、つや消しを選択。つや消しにも実は程度があるんだが、最強のつや消しでということ。「粉が吹いたようになりますよ」というと、それで良しと。

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 二色境界はボカシです、二丁拳銃でガン捌き・・・。

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 通常は、シートステーブリッジのブレーキ穴に、治具を入れて吊して塗装するんですが、このようにブレーキ穴のないフレームではそれができない・・・、そういうフレームのために(例えばガチのピストフレームとかね)、ちょっと別治具考えないとなあ・・・と、独り言。

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 色自体は、カーキ系だったり、きつめのつや消しなどは軍用自転車のイメージが強いようにも見えますが、実際にはちょっと垢抜けて見えましたね、個人的には。

 なのでガチ軍事系の場合には・・・もっと思い切ってやらないと・・・、実は思案中なんであります、その路線もね。

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 まあ、詳細は柳さんのブログにゆだねますが、実に面白い自転車だ・・・。負けないように、自分の仕事の精度を上げていかないとね。

 今回、完成車の塗装を初めっからやるというので、正直緊張したんであります。いい緊張感でした。塗装の失敗は、狸サイクルの失敗ではなく、柳サイクルの失敗ですから、柳サイクルの顔に泥を塗るわけにはいかない・・・、そういう緊張感かな?

 作業環境を良くして、仕事の精度上げていく、またそれに答えるように良い状態のものができたりもする。より良い薬剤や、情報を集めたりする。1年前の塗装とは違っているはずであります。

 そういう意味で、良い環境なんであります。

 なんか最近では、なんでもかんでも民間へ!という発想が強いですね、その裏には競争があるから良いということなんでありましょうが。競争万能主義っていうの?
 
 イヤー、果たして競争なるものが、本当にいいものやら?大いに疑問ありなんですね。

 少なくとも店主にとっては、競争ではない、と思います。そんなものじゃあない。そんなものでこちらは動いてはいない。

 では何で動くか?

 それはね・・・、なれ合いのない、助け合い、励まし合い、敬意の掛け合いなんだと思いますよ、そう、マジで。

 他に負けたくないからやるんじゃない、他に勝ちたいからやるんでもない、競争などクソ食らえ。なぜっかって?
 だってそっちは勝てばいいんだろう?勝てば終わりなんだろう?それとも勝ち続けるための無間地獄にいるとでも?

 こっちは終わらないんだよ、そもそも助け合わねば生きていけないんだからね。

 てなわけで、今後またコラボがありましたら、全力にて!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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