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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

影のある自転車 シャドウつけますか?



 相変わらず、再塗装、塗装は当狸サイクルの主要な仕事のひとつなんでありますが。

 下地を作って、再塗装すると、見た目は新車気分・・・、なのであります。しかも乗りなれている相棒だとしたら、新車以上の価値がある、ともいえるわけであります。

 そんな再塗装なんですが、他と同じことをしたくはない、店主、最近淡色のフレームに、仕掛けを打つことにしているんであります。

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 この写真で気づくかしら?

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 これでわかる人もいるかもしれませんが、人間の目は網膜に映っているものをそのまま認知するのではなく、さまざま処置がされているということを聞きますね。

 当然そういう目で見ているとすると、たとえば手前のパイプと、その向かいのパイプの色が違ってみえたとしても、それは光や影の影響でしょ?という事で、このフレームは同一色で塗られている、と判断することはごく自然のことかと思います。

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 いわれれば気づくかもしれませんが、いわなければ、光の影響だろう・・・と思えるくらいの濃淡を実は入れてみているんです。

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 このフォークも外側と内側では色が違うんです、決して光や影の影響ではありません。しかし、ある意味、そうとも見える・・・、そこが味噌なんであります。

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 化粧でありますよね、アイシャドウというやつ。目の周りに影を作る、目の周りだけでなく、鼻や頬あたりにもシャドウを作る、何ででしょう?

 顔に堀を作るため、ノッペラな顔を立体的にするために、濃色を使って影を作るわけであります。

 絵もそうですね、立体に見せるためには、影を効果的に、または光=明を効果的に使います。それが仕上がると紙から一気に浮かんで、飛び出たように見えるんですね。

 塗装もちょっとそうした細工をして、自転車をより立体的に見せることはできないか?

 事の発端は、塗装部屋。塗り終わりと思いきや・・・、あれ?かけたはずなのに薄い・・・斑が出ている・・・とドキッとすることがある。
 光を当てて近くから見ると、斑はない・・・。あれ・・・・?

 原因は、パイプなんで円形の頂点には、光が集まって光のラインができるわけであります。つまり薄く見える・・・。それが塗り斑に見えたわけであります。

 ということは・・・、こいつは逆手に取れるぞ・・・という発想の転換。

 まだ各色にとって研究課題は残りますが、しばらく店主の中で、トレンドになりそうで余す。見渡せば、諸先輩方の仕事がありますな、たとえば春慶塗。

 あのみたらし団子のタレにちょっと似ている、茶の濃淡で見せる春慶。あのべっ甲のような発色系薄黄からたまり醤油のような濃茶まで・・・。

 今の店主の箸は、偽春慶・・・、でも毎食、より目になるほど見ては、ウンウンと。塗りと研ぎでどこまで見せれるかな?

 しばらく続きそうであります!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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