メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |足すべきか?引くべきか?しかし炭だな・・・ tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
fc2ブログ

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

足すべきか?引くべきか?しかし炭だな・・・



 理由は全くわからないが、この自転車のシートチューブの径が33ミリなんですと。

 規格の径といえば、この辺だと31.8ミリか34.9なんだが、いずれも中途半端で既存のバンド式フロントディレーラーではつきません。

 元々は、直づけ台座でも取り付けよう・・・としたのかしら?今の変形型カーボンフレームにはその手ものが多いですね。

 そういえば・・・、

DSC_0198_convert_20161116175022.jpg

 カルフィーというやつで、知る人ぞ知るというフレームなんだと・・・オーダー型のカーボンフレームらしいんだが。カーボンだけに、たき火の中から拾ってきたような佇まいなんですね。

DSC_0199_convert_20161116175011.jpg

 このラグまでカーボンというのが当初は珍しかったのか?よく知りませんが、なんかモロ炭というような感じでしょ?触ったら手が黒くなりそう・・・、炭といっても備長炭のようなやつでなく、むしろ消し炭に近い感じ・・・ってもうボロクソモード全開でごめんなさいよ。そんなカーボンフレームなもんで、当初はやはり直づけ台座を付ける予定だったんじゃなかったか?なんてやはり思ってしまう。

 でなければ33ミリなどという半端な数値は出てこないんじゃないか?

 で、当初はこれにアルミ板を巻いて、サイズを水増しして34.9にしていたようなんですが、なんとも見た目が悪い。なれば、この金属板を取るとなると、今度は一回り小さい、31.8用のバンドの内径を削るという対策もとれなくはない・・・。

 足すか?引くか?どうする?という中で、見た目を取って、内径削りにすることにした。

 雄を削るのはまだ楽だが、雌を削るのが難しい・・・、手間がかかります。それをやってのけましたね。

 DSC_0193_convert_20161116175111.jpg

 当てては外し、Rを修正し、また当ててを繰り返し、まあ、なんとかいいんじゃない?というところまで持って行きました。

DSC_0194_convert_20161116175059.jpg

 やはり見た目はこちらの方が断然いい、わけであります。

 DSC_0195_convert_20161116175046.jpg

 あとはそれに伴い・・・、フロントディレーラーの取り付け向きなんかも、微調整しながらの作業でありました。よく見るとスラムレッドのFメカではないか・・・。

 しかし、作りが凡庸だよねえ・・・。ある人が言っていたか、スラムはFメカが弱点なので、その弱点はさっさと捨てて、フロントシングルへ行ったとか・・・。なるほど、あながち嘘ではなさそうな・・・感じですね。

 というのもね、

DSC_0197_convert_20161116175034.jpg

 フロントに比べて、リアメカの手のこみようったら・・・、プロの仕事と中学生の宿題の違い・・・といったら言い過ぎかもしれないが、フロントとリアは比較にならないほどのでき、というのは今からもう数年前に感じたことでありましたな。

 リアメカですべて開発費と使ってしまったため、フロントメカはアチコチからコピペしたもの・・・なんちゃって・・・。

 そうそう、ちょっと前まで、スラムはダートフリークさんという元々はバイクの会社だったところが、日本では扱っていたんですね。

 ちなみにスラムのエントリーモデルというと、アペックスというのがあったんですが、エントリーモデルのくせに、シマノのアルテグラより高額という、どんな値段設定してんだ?という売り方だったんですが・・・。

 その取り扱い元が、ロードコンポに関しては今度はインターマックスさんに移ったというんですね。ロードコンポなんていう部品点数の膨大なものを扱うなんて、自分から苦労を買って出るようなもんだが、その値段出しにちょっと驚いた。

 なんと、ライバルなんていうミドルクラスのコンポのダブルタップという手元変則とブレーキレバー一体もの、つまりSTIに相当するものと、リアディレーラー・フロントディレーラーの値段が、アルテグラのそれよりも安い設定になっていた。

 ダブルタップは手の小さい人向きというので、当店にもファンがいることを知っている。なれば、アルテグラを組み付ける際に、変則系だけスラムライバルに、という選択肢も大いに現実味を帯びてきたといえるのであります。

 シマノアルテも、スラムライバルも同じ11速なんで、ほぼ互換性あり、ということになる。

 もちろん、その上のフォース・レッドなどというコンポになってくると、オヨヨという値段であるんだが・・・ね。

 コンポはスラノ(シマノとスラムのミックス)で!なんていうお客さんが増えてくれるというのも、いい傾向だと思いますね。なんにせよ選択肢が増えるということはいいことだ・・・。

 当店の鉄フレームに、オールライバルで・・・なんてお客さん来ないかな?鉄フレームには似合わないが、あえてなんていう人いたら、値引きしますよ!って、自分が組み付けたいだけだったりして・・・。

DSC_0200_convert_20161116175001.jpg

 そうそう、このカルフィーは650cなんですよ。この持ち主さんは大の変わり者といっていいだろうなあ、頑なに650cを追いかけている。組み付けセンスはありながら、本業レベルの副業が忙しく、中々集中できないんだが、やったら一定レベルのセンスある自転車の組み手にはなるだろうなあ・・・。

 DSC_0024_convert_20161116175125.jpg

 はい、これが消し炭自転車の全貌です。650cの適正サイズのせいか、攻めては見えないながらも、いいバランスの自転車であるには違いない・・・と思います。

 今後のスラムの展開も含めて、よろしくです!なんのこっちゃ・・・
スポンサーサイト




この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿

















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
→http://tanukicycle.blog75.fc2.com/tb.php/3085-79b6f4f9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター