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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

かつては盛んだった110ミリハブ



 たぶん十年は経ったかな?ピストブームというやつです。その際、それまでは一万円を割っていたような110ミリのピストフレームが、なんで?というくらいの高値で落とされていきましたね。

 本当、落としたはいいが、あとどうすんだろう?とコチラが心配になったくらいです。エンド幅が120ミリなのが一般的、それに対して110ミリというのはプロでも利用者は少なかったはずであります。

 で、問題は十ミリの幅の違いだけではないところがミソでしてね。通常なら、十ミリのシャフトを使っているんですが、この110ミリ用となるとなんと八ミリのフレームのエンドスリットに入るように加工しないと駄目なんであります・・・。

 駆け出しの頃は、意気揚々と110幅に加工したハブで、さあ、フレームにホイールを履かせようとした瞬間に、スリットが狭すぎて入らない・・・なんてことで、大ショック・・・でしたね。

 そして当時どうしたか?

 なんとやったのは、フレームをもう一度万力に固定して、両方のエンドスリットのところに鉄やすりかまして、メッキされているエンド金具を、あたかも書道の墨をするかのように、前後に根気よく動かして、左右を均等に削っていった・・・んでありますね、二ミリだぜ二ミリ・・・。よくやったわな、他の仕事しながら二日ぐらいかけたかもしれません・・・。大変だった・・・。

 そして、納車の日、引き渡す人が来る前に、完成しようと思った矢先、今度は前輪のフォークのエンドスリットに、前輪が入らない・・・。
 レレレ・・・、なんで?うろたえる店主・・・。よく見ると、エンドの方も八ミリにしないとダメのようでした・・・。通常は九ミリ・・・、従って、またフォークを外して、万力に固定して、リアと同じく、鉄やすりをエンドにかまして、今度は一ミリ分墨をすりました・・・。

 そんな苦労があったので、もう、二度と110エンドのピストフレームは扱わねーぞ!!!と固く誓ったんでありましたが。

 その数年後、ピストブームとやらで・・・これは被害者増えるぞー・・・と思いきや、その推測はドンピシャだったわけですね。

 もうその頃から、手組みするショップが少なくなっている中で、ピスト用のホイール組んでくれー・・・という、依頼が殺到・・・、あのベロなんチャラっていう、ゼリービーンズのような色彩のホイール、一体何本組んだことか。

 その中に、110ミリエンドの持ち込みが現れ始めたんでありますねえ・・・。まあ、諦めるしかないね・・・、と最初は断っていたんでありますが・・・。そのさみしそうな様子が・・・なんともかわいそうで・・・なんとかならないか?と加工を考え始め、ついに110ミリエンド用のハブを工作し、全国津々浦々の110ミリエンドをつかまされた、被害者救済に動いたという訳なんですね・・・。

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 ボールベアリングものは、簡単にシャフトを外せるが、シールドとなるとねえ・・・。当時は、ハブそのものの状態に、厚い木枠で治具作って、それで加工してたんですが、それはあくまでも、ハブの段階ね。

 このように、すでにホイールになっている状態からではできなかったんです・・・。

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 まあ、こんなことができるようになって・・・。

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 シャフトを単体で抜き出すことを覚えてから、加工の仕方は変わりましたね。

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 こうして横万力に挟んで、フライスチックな加工します。

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 まあ、簡単そうに見えるでしょ?でもねえ、これ、ここまで持って行くセッティングの方にえらく時間を取られます。しかもフロントのシャフトとリアのそれとは、長さも太さ持ちナウので、同じやり方では止まりません。

 そういうところがスゲー面倒くさい・・・。

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 しかもリアは裏と表をやれねばならないので、垂直出すのにまた手間が・・・。

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 こうして、全五輪ともホイールの状態から110ミリエンド化が完了・・・。

 かつては、定期的とは言わないまでも、アチコチからこの手の依頼がきたものでしたが、ブームが去ってからは、懐かしい改造となりました。

 「110エンドのピストを落札してしまった愚か者です・・・」なんてメールで、依頼が来ていた。本当全国各地にホイール状態にしたり、ハブ単体でよく送付したよなあ・・・。

 そして、ようやくブームが去ったので、冷静な選択肢として、ピスト、固定ギアものが残ったというのに、なんなんでしょ?この静けさは・・・。なんで固定ギア乗ろうと思わないんだろうね、最近のロード乗り達って。ワットだなんだで、計測しては、PC管理で練習するのもいいが、固定だと一発なんだけどなあ・・・。

 ローターとかいうまた不均一な楕円クランク流行りつつあるので、円運動のペダリングは倦厭されているのかしら?

 まあ、どうでもいいが、ロードはハードに装備のある洋弓のようなもの、ピストはハードは簡素な分、ソフトに重きを置く和弓、弓道のようなものと、卓越な比喩を荒れた方がいましたが・・・・・、この二つを使い分けて初めて、スポーツ自転車のなんたるかがわかったような気がしている店主なんだが・・・、もう古いのかね?

 固定フレーム、しかもかなり走るんだけど、ありますぜ!もちろん120エンドのものね!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて十年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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