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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

TTバイクはロングトライアスロン向きではない!

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 先日ご紹介した、TTバイク。タイムトライアルバイクですが、購入された方は、これをロングトライアスロンに使用したいということなんですね。

 ロングトライアスロンということは、自力での独走が原則なので、できるだけエアロ=空力にすぐれたものがいいに超したことはない・・・というイメージから、だったらタイムトライアルバイクでしょ!というスライド思考が出てくる・・・、わからなくもない。

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 一年半前に持ち込まれたTTバイク、これも同じくロングトライアスロンに転用していくためのものでした。

 では、そもそもこのTTバイクってなんなんでしょうか?これは、例えばステージレースの数日間、集団には頼らず、個人の力で走りきる種目に使われる競技自転車ということが言えると思います。

 独走ということで、エアロ形状のものが有利ということで、開発されているわけですが・・・。

 ただ、このステージレースの合間に行われるタイムトライアルというのは、大体距離が50キロ前後で、競技時間は一時間以内です。その短時間を全力で走り抜くために作られている自転車なんですね。

 一方、ロングトライアスロンというのは、まずバイクの前に3.8キロくらい泳いでる、それからバイクで150~180キロ近く走るんですね、それだけではない、そのあとにフルマラソンが控えている・・・という、ロードレースのそれとはその前後の条件からしても、バイクに費やす時間にしても、全く違う、状況なんでありますね。

 同じなのは、自力で走り抜くということだけ・・・。

 鍛え抜かれた選手が、小一時間全力で走るポジションで、フルトライアスロンを走れる選手がいたら、まあ、化け物に違いありません。プロにはそんな強者がいるのかもしれませんが、店主らに出入りする方には、まあいらっしゃいません。

 ということで、トライアスロンにTTバイクをスライド使用する際に、最も気をつけなければならないのは・・・、どれだけ長距離の走りやすい、かつ走りながらも消耗しない、次のフルマラソンに備えられるようなポジションに変えていくことができるか?ということだと思います。

 ところがなんであります。この手のTTバイクというのは、たぶんメーカーサイドの思惑があってか、特殊なパーツ類が随所に使われている場合が多いんです。この特殊パーツというのが、実にやっかい・・・なんです。

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 例えば、こんな特殊なステムです。カーボンフォークとのジョイントも、一見してわからない構造になっています。それにこのハンドルも特殊エアロ形状のようであります。

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 冒頭のTTバイクも、かなり特殊なステムが使われています。この黄色い矢印の方向に伸びるオプション的なステムがあるのであれば、話は別ですが、この自転車に関しては、ない・・・ということでした。

 ない・・・のであれば、ロードレースのTTポジションしかない・・・、しかしそんなポジションでロングトライアスロンできるんですか?

 購入した後泣くのでは遅すぎます。購入前に、自分の理想とするポジションを取るためのオプションや仕組みがその自転車にあるか?ということをしっかり確認しないと駄目なんですね、イメージで購入を決めてしまうと、結局はいじってみたが、実戦投入できない、ということになってしまう。

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 どうにかならないもんかなあ・・・。じーっと見つめるわけですが・・・らちがあきません。解体してみるか・・・。

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 上蓋を外すと、こうなってました。ちょっとラッキーだったのが、ハンドルの径31.8ミリという汎用サイズのもの・・・。ということは、ステムを汎用ものに変えれば、なんとかなるか?

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 さらに外すとこんな感じ、やたらとフォークのコラムが短い、その分を特殊フォーク形状に預けるような構造になっている。特殊に特殊な構造と特殊ずくめだと、そのまんまではまあ無理だわな・・・、今回は諦めるか?でも待てよ・・・、もう少しコラムが残っていたら、利用できなくもなかったかも・・・。

 ということは・・・、コラムの長いフォークに交換すれば・・・、もしかして汎用パーツを使ってのポジション出しができるかも・・・しれない。

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 アルミコラムの切られていないオーバーサイズものをあてがってみる・・・、この上にキャップを付けて、

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 つかみの長いステムを取り付けると・・・、なんだよ付くじゃないの・・・。ステアリングにも影響しない。

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 31.8ミリのハンドルなんで、当然そのステムに取り付けは可能になります。

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 で、ブレーキは汎用のアルテグラをあてがってみると・・・、これはなんとかなりそうですね。まだコラムにこれだけ余裕があるので、スペーサーを挟めば、いくらでもハンドルを上に持って行ける・・・というわけです。

 あとは、ご本人を呼んで、ちょっと時間をかけてポジションだししていけば・・・、ロングトライアスロン車として利用できるようになるかも・・・です。

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 まあ、遠景で見るとこんな感じ。タイムトライアルバイクの精悍さや戦闘モードはないながらも、一人のアスリートを高速で疲れを増幅しないよう、足をためて180キロ運んで、フルマラソンに繋げる・・・、そういう全く別のトライアスロン車体の雰囲気が出てきたように思いますがね。

 ある意味、今回の改造はラッキーだったと思います。ただ、パーツ集めは正直大変でした・・・。すべてのTTバイクがトライアスロン仕様にできるかどうかはわかりませんが、購入してしまった・・・と後悔されている方がいるようでしたら、ひとまず解体して、パーツ類の規格を確認して、どこまで一般部品で対応することができるか?ということを検討する余地はまだまだあると思います。

 TTバイクは、ある意味メーカーの技術の粋を集めているところがあるようで、ヘッド周りから、ブレーキ、クランク、BBに至るまで、特殊ずくめのものが、少なからずある、ということをお忘れなきように、ということですね。 

 見た目のかっこよさだけで、購入すると、ひどい目に遭いかねません・・・よ。


 追記
この汎用部品対応ができるようになったので、もう一つ悪のりアイデアが浮かびます。もし、調整レースとして、51.5のレース、つまり、ドラフティングの許されるオリンピックディスタンスに出るとしたら・・・、スラムの電動ダブルタップつきのドロップハンドルを用意すれば、あとはブレーキワイヤーをつなぐだけで、通常のロードレーサーとして使用することができる・・・。ワイヤレスのシフトの良さが一段と生きるわけであります・・・、使えないと思った自転車が、一気に二度おいしいなんて・・・ウシシシシ。
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狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて十年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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