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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

もらい事故からの生還



 こちらに向かってくる対向車があったので、止まって大きな声で注意を呼び掛けたにもかかわらず、もろ突っ込んでこられた、という。その後、一度当たって止まったので、大丈夫かと思ったら再度アクセルを踏んできて倒されたということらしいです。

 さぞかし驚かれたことかと思います。

 相手は八十過ぎの高齢者さん。それでも会社つとめで、仕事の最中の事故だったということです。なんか今の社会の一端を象徴しているような内容かも知れませんね。

 今、物流の方ではある会社の荷物がおくれいているそうで、ある意味当店も割を食っている。この繁忙期に人を補充しなかったという会社のミスが原因なんだろうが、末端の一番大変な人たちが、罵倒食らって、もう疲労困憊の顔をしている。

 厚生省によるとこりからの高齢者の定義は70以上ということになるらしい、そのうち年金支給も七十から。店主らの時にはもう75歳支給になってるかもね。

 なれば、煙草銭並みの年金を当てにしながらも、結局はかなりの高齢者になるまで働かざるを得なくなる。一方、年金支給を遅らせる国にも、仕事を作る義務が生じてくる・・・。労働法を変えて、仕事をさせる方にもする方にも何かを課してくるだろうな。総括役・・・ってことだ。

 果たして、80になっても社員として働けることがいいことなのか?悪いことなのか?簡単に言えることでもないが、高齢による衰え、仕事の疲労蓄積なんてことが常態化すると、この手の事故も増える・・・んじゃないか?いや、その頃は自動運転?かな?

 まあいいか。

 鉄フレームなんで、全部ばらしまして、計測修正なんかをしますが、幸いフレーム自体には構造上の問題はなかった、傷だけで済んだということです。その傷も元に戻して!という場合には再塗装ということになるが・・・・ね。

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 フォークが妖しいと、測ってみると、明らかに歪みがある、修正は難しということで、フォーク交換で対応。

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 これが交換したフォークなんですが。これは送られてきた時には、なんとピンク色・・・、間違いか?と思ったが、どうもこの種類のもので同色のものはすでに売り切れらしい・・・。

 ということで、本体の赤と同じ色で塗装することに。

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 一言赤といっても、実は色々あるんです。手前のが事故で曲がったやつ、この赤は、今店が所有しているペイントの赤に、ほんの少しの黒と黄色が見えたんですね、ちょこっとだけですが、その二色が顔出した。

 そこで、一定量の原赤に、串で垂らすように黒を数滴、黄色を数滴たらしつつ、調色をしていく・・・、さながら板金屋だよね。でもあっちは車の面を塗るんだから、その色合わせは半端じゃあないんだろうなあ・・・。

 難関はこのくらい、あとは組戻すだけ。

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 しかし自転車名人だけあって、自分のスタイルというものが確立されているところが潔い。他はなんと言おうが、オレはこれ!ちょっと前までアルミの車体を乗っていたが、やっぱりクロモリがいいや・・・と、鉄帰りされました。

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 コンポ類には全くの損傷もないので、そのまま戻しで・・・。

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 これがフォーク交換だけ・・・なんて中々信じてもらえないだろうが、もう修正したんでまっすぐ普通に走る、そういう通勤自転車に戻りました。

 今回は保険屋さん直々で来られて、見積もり作成依頼をされ、それを送って五日後だったか?ではそのように施工お願いしますということで請け負ったわけ。

 ただし、どこの保険屋さんが何をいくら負担・補償するか?ということはまだ決まっていないらしい。被害に遭われた方も、相当の額の治療費を立て替えているとか・・・。なれば、なんで?とも思うが、コチラも立て替えるということで、自転車だけ乗って帰っていただくことにした。

 この後の補償交渉も難なく進んでくれるといいなあ・・・とも思いますが、この辺がまた事故にも魔物がいるっていうので、こじれる時はこじれるんであります。

 そうなると、支払いは半年後・・・なんてこともね・・・、あり得る。それが事故車を預かるということなんで、それがいやなら、断るしかない・・・でしょうな。

 まあ、楽しい仕事ではありませんが、当店はこれからもこの事故処理と事故からの生還については、やっていこうと思います。

 理由は・・・まあ、勉強になるというのが理由でしょうかね・・・、もうあまり外に出ず、家仕事ばかりしている店主からすれば、ある意味家にいながらの社会勉強のようなもんかもしれませんね、家にいながらの人間観察・・・とでもいうかな?

 いろんなものが見えてくるというのは確かなこと・・・、未だに懸案の事案だけでも、これ含めて4件ほどありますからね・・・。

 すべて年を越しそうであります、まあ何でもいいや、解決しない事案はない、終わりのない坂はないようにね・・・。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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