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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

6本から8本へ体重対策でやってみる・・・しかない・・・



 んんん?ブルーホーン型のロード・・・かな?

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 リアはシングルで、テンショナーがついている・・・。てことは?

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ヤッパそうか・・・前が二枚となっている。つまり重いか軽いかの二択、二段ギアってことね。で、シフターは?

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 シマノのSTIが使われています、といっても左はシフト・ブレーキの本来の利用ですが、右は八段変速の機構を持ちながらもブレーキレバーとしてしか利用していないということですね、もったいないといえばそうなんですがリアの多段の必要のない人は、まあ右だけのエアロブレーキ探して購入するんだったら、そのまま使ってしまえ・・・ということなんでしょうな。

 これももう、たぶん旧店舗の頃からかな?随分前に組み付けた一台だったかと思います。ある意味よく持っているわ・・・。

 というのは、この利用者さんは軽くない・・・ということです。一定以上の体重があるという方が乗り続けられる、という意味で、鉄フレームの耐久性というのがわかるきがします・・・が。

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 スポークが折れたようですね。ある意味スポークがフレームを救った・・・ともいえるのかしら?

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 リムは今はなきDT520であります。まあ頑丈系ですね。

 そんなわけで、ホイールの組み替えということになりましたらが、リムに異常はない・・・さすが中堅クラスでも強度があるDT。

 なわけで、スポークのみの張り替えということになりました。

 ただ、張り替えるだけでは、能がない・・・、今度はより折れにくいやり方ってないだろうか?とね。すでに14号という2ミリのステンレススポーク使っているしねえ。15号=1.8ミリだったら14への格上げする意味は大ありなんですが・・・。

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 星というメーカーから、世界最強の強度を誇るDTスポークに変えるという手もなくはないんだが・・・。

今回は、試みたのが8本取りという組み方への変更ということ。それだけじゃあ、わからないという方に説明するとスポークの折れたホイールは6本取りという組み方をしています。

 これは、あるスポークと交差させるスポークが自らを含んで6本目のスポークと交差させるという意味なんですね。ということは8本取りというのは、同じ流儀で8本目のスポークと交差させるというやり方であります。

 で、どう違うのか?というと交差させるスポークの間隔が左右に一ホールずつずれたということで、スポークの交差のすそ野が広がったということが言えるんですね。すそ野が広がるとそれだけ三角形の底辺がデカくなるので、強度が増すという考え方であります。

 32ホールのハブがあるとすれば、片側16ホールずつありますね、その16ホールの中で8本取りをするとすれば、ハブの最も遠いところから同士の交差ということになりますので、三角形の安定度は最高になるわけであります。

 それを意味してか競輪に使われるホイールは8本取りという規定があります。16Bというリムは精度はいいが柔らかいので、強度を出すために8本取りにするんでありましょう。もちろん6本取りでも組むことは可能ですがね。

 難を言えば、すそ野が広くなる分スポークが長くなります、下手すると10ミリくらい長くもなるので、その分重くなりますね。

 でも今回は、そんな重さよりも、巨体を支えるホイールの強度を上げる方がずっと大事なので、これで行くことにいたします。

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 組み上がり、装着完了・・・・

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 さて、何年持つんだろうなあ・・・。ホイールが勝つか、フレームが勝つか?イザ勝負なんだが。

 ホイールのテンションを上げることがホイール自身の強度および耐久性を上げることには、直接にはムズビ付かない、という研究を読んで、納得することも多い。

 つまり強く引っ張られているスポークに横から力を加えても跳ね返す力はあるという意味で強度は上がるようだ、これは言える。だからスポークテンションを上げさえすればよいか?というと、ことはそう簡単ではない。というのも、ホイールというのは、スポークがある場所では引っ張られ、ある場所では逆に押しつぶされる力を交互に受けながら、回転運動をしているということなんだな。

 テンションの高いスポークは引っ張られるにはつよいが、逆に押しつぶされる力に対しては助太刀をしてしまうんだそうです。考えてみればそうだよね。ということなので、一定以上のトルクがかかったスポークは、自らのテンションが原因で、過度な金属疲労を受けることになり、耐久性が落ちる・・・ということなんだそうだ・・・。

 いやいや、深い話だわ。ではその適正トルクというのはどこか?その辺をまた巡って、店主らはより深い勉強をしながら、手組ホイールを組んでいく・・・、そんじょそこらの完組には負けないような、より一階上の手組ホイールをご提供できるようになんであります。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
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