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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

ブルックスの後ろに着脱式サドルバッグホルダーを付ける



 確かにいいものなんだが、高いよなあ・・・、この高値安定というのは一体何だ?と思いつつも、まあ少し頑張れば買えなくもない値段ともいえる、その辺が狙いなのか?

 メーカーが高いんだか、代理店が高いんだか知らんがね。

 そういうこともあって、店主が使う革サドルは基本ブルックスは外す。別もんでその半額近いものの中から探したいと思っているんですわ。

 もちろんブルックスが好きで使いたいということに全く文句はありません、基本いいものですしね。

 で、今回はこいつに着脱式のサドルバッグホルダーが付かないか?という依頼。

DSC_0311_convert_20170309193641.jpg

 すでにブルックスオリジナルのサドルバッグのホルダーは付いていますが、これは着脱が面倒ということでつかわない。その下に付けてくれないか?という。

 DSC_0313_convert_20170309193623.jpg

 これなんですが、果たしてこいつのつく余地がこのサドルのどこに一体あるんでしょうかね?

 DSC_0312_convert_20170309193632.jpg
 
 ひっくり返してみると・・・、少なくともホルダーの幅で取り付けのできるところは、そのままではないことはわかります。さて、どうすんべ?

 で、ご依頼の方がヒントをくれたわけです、どこかのサイトに載っていたようなヤツ。

 そう、まずバラすか・・・。

 DSC_0314_convert_20170309193615.jpg

 ブルックスの何周年記念モデルらしく、金属パーツはすべてブロンズ。やるね。

 外してみるとわかるのが、こいつを取り付けている、突き出しボルトというのが見える。このボルトを利用して、金属板でホルダーに噛ませる止まり木を作っているというやり方ね。

 DSC_0316_convert_20170309193606.jpg

 自転車カゴを取り付けるための金具を持ってきて、真ん中の穴を中心に、左右に47.5ミリずつのところに8ミリの穴を空ける。正確には7.5ミリなんだが、こういうのに関してはちょいと大きめ、いわゆるバカ穴を空けておく方が後々楽なんだな。几帳面な人は耐えられないかもしれないがね。

 こうするとサドルの突き出しボルトに金具が引っかかるので、この上からバネをナットで共締めしてやれば、いいんじゃないか?とね。

 発想はこの路線で行くんだが、まあ実際に完成までの道はちょいと遠かった。やはり小さくても金属、譲らないところは、譲らない、コンマのズレなどが恨めしい。

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 左右のいらないところを切った止まり木金具に、ホルダーを噛ませてボルトで固定する、そして、再度サドルの飛び出しボルトにくっつけるんだが、若干スペースに余裕がない。こんな薄い板1枚の?と思うが、ないものはない。

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 左右ワンペア分のスペーサーを外して、再度固定を試みる。

 DSC_0322_convert_20170309193548.jpg

 スペーサーを取り去ってもなお足りない分は、下支えの金具をちょっと曲げて、下側にオフセットさせるなど、まあ、色々工夫させていただきましたわ。

 イザナットを締める段階になっても、バネや金具や革本体に工具が邪魔されて、動かせやしない。あっちを緩めて、バネ角度を変えて、こっちを締めてまた角度を変えて、戻して・・・となんとかかんとか。

 DSC_0323_convert_20170309193537.jpg

 きれいに付きましたよ!

 そもそも、ブルックス自身にホルダーがあるのに・・・と思いますが、この取り付けた方にはバッグ自体をワンタッチで着脱できる仕掛けがあるので、貴重品などを入れた際に簡単に取り外せるというメリットがあるようですね。

 レーサーのサドルは単純構造のために通常は分解できにくいものの方が大半ですが、ブルックスくらいになると、一生もんだけあって、分解メンテが比較的やりやすいようにできている。
 
 分解できれば、なんとかなることもあるといういい例かもしれませんね。サドル分解、いい経験になりましたわ。やはり仕事は断らないに限る、日々勉強・・・といえば聞こえがいいが、本質的には日々イタズラ・・・、回復できるレベルでの・・・といった方が実感にも合っているなあ。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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