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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

萌黄色二歳塗装プラスアルファ!



 女性が持ってこられた、これは・・・ランドナーでなくて、スポルティーフという種類の自転車ですね。ある意味ロードレーサーとランドナーの間っていう位置づけなんじゃないかな?

 泥よけと、700cというのが特徴なんだそうだ。

 人と人の間を標榜する店主として、間という隙間産業を深めようとするものとして、何かと何かの間・・・という発想には、色々といただけるものがある・・・と思います。

 例えば、スポルティーフと現代のロードレーサーとの間・・・なんていうのもなんかありそうでしょ?それは例えば、かつてのWレバー時代のロードレーサーかもしれないしね。

 古い人はかつてのレーサーだろ?と解釈するでしょうが、新しい人は新ジャンルと思うかもしれませんね。

 または手元変速でありながら、ロングディスタンス用のレーサーなんていうのも隙間の発想かもしれませんね。隙間は空間概念なので、なにも両隣との隙間ばかりではありません、そこには上との隙間もあり、下も斜めも、後ろも前も・・・とね。

 そんな形式的なことを考えながら、そこにどれほどの具体的な案件を流し込んでいくと、何が浮かんでくるか?なかなか興味深いですね。

 さて、このスポルティーフですが・・・。

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 このベージュ系の色を萌黄系の色にしたいということでいらっしゃいました。

 その際に、劣化した部分なども含めて交換・・・ということで。

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 使い込んだブラケット、半分手にベトつくようです。

 DSC_0402_convert_20170429184029.jpg

 それに蚕の胴体のようになってしまったバーテープ・・・、こういうものもこの際代える。確かに再塗装は新車に匹敵する見た目になるので、劣化したパーツ類は非常に目立ってしまいますね。

 では、塗り替えましょう!

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 メタリックが基調にある、萌黄。

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 ブラケットも新しく、バーテープも白い布系のものにしてみました。耐久性はあまりないながらも、こうしたクラシカルな装いに布テープは似合います。

 これにセラックという、太古の昔、エジプトのミイラを包んだ布に染みこませた、ニスがあるんですが、そいつを染みこませると、堅く長持ちするバーテープに変身します!

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 チェーン交換も併せて行います。

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 後元々付いていたフロントメカが、ダブル用だったので、それをあり合わせのトリプル用に代えました。もちろんバシバシ決まるようになります。

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 ブルックスのサドルですが、一点贅沢ものかな。

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 これにて完成。写真じゃわかりにくいですが、実はこいつもシャドーをつけてます。内と外と、上と下などに、同じ萌黄でも濃淡が付いていますので、彫りの深い自転車になっています。陽光の下でも、この色の濃淡が、色そのものにあるのか?光によるものなのか区別が付きにくい。

 ある意味印象派の技法ですかね。ものにはそのもの固有の色などない、あるのはその都度の光の作用によって立ち現れる「色」しかないのだ・・・というね。

 この色は、昔のロードマンを思い出しますね。これに女性が大事乗る・・・。自転車は男の子のもの、だけではないんですね。

 もしかしたら、この方は自転車を自分の個室・・・のように表象しているかもしれませんね。なぜか?

 それはわかりません、なんかそんな感じがしただけです。動く個室、走る個室・・・なんじゃないかな?なんてね。

 夜はまだ気温が低くなったりもしますが、自転車には最高の季節が来つつありますね。この自転車のような若葉を目に焼き付けに、サイクリングなんてどうでしょう?なんて思う前に足は動いているか・・・。
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この記事に対するコメント

新緑の季節にふさわしい自転車をありがとうございました。
このたび、自転車の調整と再塗装をしていただいた「なぎへい」です。
「狸サイクル」さんに面倒を見ていただき本当に良かったです。
自転車を引き取り、帰る道すがら、新緑の美しさと自転車の色とが重なり、光と風と自然とを感じながら走ることの幸福をしみじみと感じました。
これから、この色が褪せて味が出てくることも、時間を掛けて楽しみたいと思います。
次回は、バーテープの交換にお伺いします。元気で伺えるよう、体力づくりに努めます。
【2017/05/01 18:20】 URL | なぎへい #- [ 編集]


何よりのお言葉、ありがとうございます。
新生新緑号にて、自転車をご自分なりに堪能してください。
その他のご面倒も、今後当店にて見させていただきますので、よろしくどーぞ!
都内で何百もの自転車屋がある中で、当店を選んでいただきまして、ありがとうございました!

ご来店お待ちしています!
【2017/05/12 23:20】 URL | 狸サイクル #- [ 編集]


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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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