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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

超コンパクトで困ったの巻!



 カーボンのコルナゴの登場。こういうのって、高額ということもあってちょいと緊張しますね。でご要望は何だ?

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 すんでいる土地柄、山坂しかなく、コンパクトクランクでは足が回らない。そこで46*30なんていうチョーコンパクトクランク取り付けたい、というご希望なんだが。

 このフレーム、カーボンにありがちな、直づけ台座がとりついているタイプなんであります。

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 そこで取り付けてみたものの、最も低い位置に取り付けても、これだけチョーコンパクトクランクとの間に隙間が出てしまうという、大問題にさしかかったという。

 さーて・・・ね。

 ならチョーコンパクトは諦めて、かっこの善し悪しは別として、でかいスプロケでもはきますか?マウンテンみたいな、とね。これなら、スプロケ交換だけで、他いじる必要はありません。

 ただ・・・、

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 すでにでかいスプロケが付いている・・・、これだけのやつ付けても、足が回らない・・・というところから、チョーコンパクトに来たというから・・・、これはやはりスプロケ交換では話はすまない・・・という展開になった。

 でもねえ、カーボンフレームにリベットで直づけ台座が付いているわけで、それを外して、それ自体を下に付けるなんてことは・・・、したくない。リベットの穴が残ってしまう・・・フレームの強度も心配だしね。

 あとは、リベットの穴は既存のものを利用しつつ、今よりさらに下に付くような台座を作って取り付ける・・・という手もなくはない・・・。

 いずれにしろ、カーボンフレームに手を入れるなんていうのは・・・、もし失敗したら・・・どうしましょ?ごめんじゃすまないでしょ?

 参ったね・・・。

 なんかもっと安全に、フロントディレーラーの位置を下げるなんていう方法はないかしら?と考える。

 考えるだけじゃあダメで、現場をきちんと見る、観察ですね。
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 じっとパーツを見ていて、ひらめいた・・・。かつて自分のレーサー組むときに、この取り付け台座のねじ山が、全く役に立たず、中身をいじった経験があったのを思い出した。本来なら返品ものなんだが、そんな暇がもったいないから、再度ねじ山を一回りデカイもので切り直して、その日のうちに組み付けて乗った記憶があった。

 何のかんのと、アルミだしね・・・。さらに失敗してもだ、ポテンザのフロントディレーラーなんて安いもんだ・・・よね。俄然元気が出た!んで、加工開始!

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 ちょいと角度的に複雑なめんがあったので、細かい工程は省きますが、単純に言えば、フロントディレーラーを固定して、ボール盤で穴を開けて、ねじ山を従来の穴の上に切り直すということです。

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 こんな具合にね、上の銀の穴が店主の開けた穴。取り付け台座に当てる部部も結構な長さと密度があるもんで、その上五ミリのところ再度穴を開けることで、フロントディレーラー自身を五ミリ下げられるという、ことですね。単純な発想です。

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 こうしてねじ山切って、今回はご丁寧にリコイルをしましたよ。ちょっと手がかかっていますが。

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 そうすることで、ごらんのようにフロントメカの位置がドカンと下げられることができ、

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 このチョーコンパクトクランクでも、変速が可能になる・・・というね。

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 あとは、調整して、エルゴでのベストシフトを目指しつつ、完成と来ましたわ。

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 相模原の方だと聞きました。確かに回りは坂だらけですね。そういう方にはチョーコンパクトクランク・・・、大いにありでありましょう。

 あとは、そこで実際に使ってみて、フロントメカに不具合が出ないか?強度に問題はないか?耐久性はどうか?などちょいとばかり神経使って、綿密な管理が必要になると思います。

 地域もあるし、年齢もある。それらに合わせた、ギア比なり何なりを作るとき、どうしてもこうした無理筋系の改造も必要になることもある。

 それは依頼者と話し合って、施工内容の説明や、施工後の管理など、今はやりの自己責任!以上の関係を作りながらやっていくものだと思いますね。すでにメーカーの補償など全く期待できなくなっています。

 あとは、依頼者さんとショップとの綿密な関係の中で、今後どうなっていくのかをしっかり見極めながら、今後の技や知識の中に組み込んでいくしかないですね。

 たぶん今回の改造は、カーボンフレームには最もダメージの少ない、リスクの少ない選択だったと思います。

 カーボンフレームと、この直づけ台座のトラブルは、かなりあると思いますし、その対策としては、できる限り直づけものを使わず、バンド式のフレームものを選ぶ方がいいと思いますが、それもまあ、うまくはいかないんでしょうな。乗りたい!と思うフレームが、バンド式とは限らない、むしろ逆の方が多い・・・というようなね。

 とまあ、カーボンフレームには冷たい印象の当店かもしれませんが・・・、でも入ってきてものには、有縁となったカーボン車には、できる限りのことは、するんですよ!ドンと来い!とはいいませんが、本当に困って、他にやってくれくれるところがない、ということが証明できたら、やらないこともない・・・くらいにしておきましょうかね。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて十年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
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