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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

きっかけはなんであれ・・・愛というのか・・・な?



 この形で持ち込まれた車体なんですが、これをみるだけで、当店の手が入っている感じは伝わってくるでしょうね。

 その前の原型というのはこんな状態でした。

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 仮店舗時代の写真ですね、以前に来ていたんですが、出所がなんと、ボウリングか何かの景品だったそうです。

 それを手を入れて、前後カゴなどを付けて、ハンドルまで替えて、買い物号にした・・・というのが二年前。

 それから時が経ちまして、

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 リアのフリーを交換したらしいんですが、歯数がでかくなったために、なんとも前に進まなくなってしまった、ということです。ギア比が下がってしまったんだね。

 ではどうする?

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 このタイプのフリーではこれ以上小さいのがないとすれば、前ギアを交換する・・・しかないかな?

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 46tにして、チェーンカバーも付いているので、まずはこれにて十分じゃないか?と思います。

 改造というほどの手入れではありませんが・・・。

 しかし、自転車というものはというか、自転車というものも、というべきか、わかりませんが。ものでも人でもいい、ちゃんと一つの信念の元に、しっかり向き合おうとすることによって、これほどまでに神々しくなるものなのか?と思ってしまいます。

 じっくりこの元景品自転車を見てみます?

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 近所の買い物に特化して作ったものだから、カゴは重要、前に付いています。

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 そして後ろにも。小径車にカゴを付けるのはちょいとセンスがいります。大抵が26インチ用に作られているので、それを加工したりね。そいつの場合は荷台に曲げの加工が入っていますでしょ?

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 車輪の着脱を考えて、キャリパー化、まさに以前やった当店の仕事です。

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 荷物を入れた車体に安定感をもたらす、両足スタンド。機能的にも考えられているんだな。
 
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 チョッパーハンドルに替えたのも以前の改造時です。この黄色のブレーキレバーは元々付いていたもの。

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 それにあわすかのような黄色いペダル。

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 数年で捨てられることを前提に作られたような車体が、なんともおしゃれで機能的な買い物自転車として、シャンとしているではないですか!

 この姿に、この自転車が巡ってそれを受け止めた人の、芯のある意思のようなものを感じませんか?

 経済的合理性からすれば、ほとんどバカの選択でしかないかもしれません。でもそれを超えたところに、こうしてシャンとして立ち、ちゃんと買い物号として役立つ自転車が存立しているんだよね。

 この自転車をもし三十年乗り続けたとしたら?経済的合理性の観点からするとプラスに転ずるんですか?どうなんです?

 そんなことよりも、ひょんな縁にて、自らと出会った自転車を手を入れ手間と思いをかけて、乗り続けた一人の人がいたということ、これが何よりも尊いことなんだと思います。

 受け止める人がいる限り、この世に、捨てられていい自転車など、実は一台もないのかもしれない。

 受け止める人になる、そういう人になって欲しい、それを支える人でありたい、ちょっと今夜は、かっこ付けすぎかな?


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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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