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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

旅立ちの時なんだが・・・今月から猫が変わるって・・・

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 これは覚えておられる方は多いと思います、この圧倒的なTTバイクはね。

 昨年十一月に持ち込まれたときは、一体どうなることやら・・・と思いましたがね。これでタイムトライアルに出場するのではなくて、ロングトライアスロンに出たいという、ご要望。

 方や一時間前後で決まる競技、もう片方は十一時間にも及ぶ長丁場、その約半分はこいつに乗っていないといけないというね、全くもって似て非なる競技なんでありますがね。

 TT用の自転車をロングトライアスロン車にする・・・、そういう形式があるのではありません、あるのは一人の選手とそれに合わせた段階的な調整ということに尽きるんですが。

 このやたら低い備え付けのハンドル。その上に鎮座するDHバー。まあこれで走れるのせいぜい10分じゃない?

 ということで、ハンドル位置をもっと手前に、そしてより高くできないか?というね、そういうご希望なんだが、TT車というのは、形状が特殊で、その車体専用の特殊パーツが盛られている傾向が非常に高いんです。一般のロードなら、短いステムや幅の狭い好みのハンドルに交換することは、そう難しくはないが、TT車となるとその専用パーツのバリエーションを超えるものは基本付かない、と考えた方がいい、通常はね。

 ほんでもって、アチコチ外して、よくよく観察してみると、フォークを交換することで、ハンドル回りがなんとかなりそうだということがわかった。

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 そしてできたのが、これ。フォーク交換して、長く伸びたアルミコラムにスペーサーをこってり挟み込んで高さを出す、この高さに関してはこれでクリアできたわけだ。

 ところが、DHバー自体ををより手前にすることはできないか?というもう一つの課題は残ったんだな。

 ならイッソ、ハンドルそのもの、DHバーそのものも交換してしまえば、より近くのポジションにできる可能性も出てくる。

 そんなときに一人のお客さんによって紹介された、DHクローザーというパーツ。あとから知ったんだが、知り合いのベンチャー君が開発したというね、実にかゆいところに手の届くやつだったんだなあ。

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 高さを確保した次に、トップの長さも好みの手前に持ってこられた、ということ。これで、寝そべって本を読んでいるような楽なポジションが取れるようになりました。

 実際にこのDHクローザーを使って宮古島のロングトライアスロンを見事に完走した方がいた!なので、それをもって実績と呼んでもいいだろうね。
 
長丁場の際には、楽なポジションという選択をしないと、長続きしないでしょう。しかもそのあとフルマラソン走るんだぜ・・・、ロングトライアスロンは異常だわ・・・。

 そんなこんなが完成してから、これで再度厳密なポジション出しをして、ようやく六月にこぎ着けた。

 六月の中旬に、長崎県の五島列島で行われる大会に出場。十一時間台を切れないか?と狙っている・・・。フルタイムで働いていながら、尊敬するよね。すごいわ。

 みるたびに体ができてくるのがわかる、イヤー感服ものですわ。

 最後の調整をします。こいつにはスラムのEタップというのが付いていて、すべて電子制御・・・というの?

 ただ、完全ワイヤレス・・・というより厳密にはスイッチがワンペア多いので、ちょいとワイヤーがあるんだが・・・、基本ワイヤレス。

 なので、前後のディレーラーから、シフターまですべて独自の電源を持っています。シマノのように一個のバッテリー管理すればいいというのではないので、その分大変ですが、ワイヤレスの長所はまたあるんでしょうな。

 マニュアル読みながら0.25ミリの調整をして、ブレーキの当たりも見て、あとはヘッドのガタ取りかな・・・すべて終わって。

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 前後ホイールを外し、緩衝材を入れながら、専用トランクに収納。クロネコ呼んで、五島まで運んでもらうことに。

 当然安くはない自転車なんで、なんかあったときのために50万円の保険をかけた。

 そして長崎県から、さらに奥の五島まで運んでもらって、なんと四千円ちょっと・・・・。安すぎない?大丈夫ですか?

 そういえば五年くらい前に、やはり奄美まで自転車一台送ったら、2200円かだったよ。それも安すぎ・・・だよね。

 なんか心配になる安さ、本当大丈夫なんですか?と思ったら、対策はすでに取られているようだ。

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 紙を配られましてね。ヤマト便についてのサービス変更について・・・という。

 もうニュースにもなっているかもしれませんが、クロネコさん、この六月十九日をもって、サービス内容を大々的に変更するようですね。

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 サイズによる値上げ、配達時間の変更などです。特に暮れ頃になると大変だよね、かつて仮店舗では担当の女の子が泣いていましたしね。再配達の苦労や、時間指定を無視されるなど・・・、過酷な労働条件の中で、末端の方々は大変だったんでしょうな。

 なので、こういうのも致し方ない・・・と思わなくもありません。

 ただ困ったことが・・・、

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 今までヤマト便で自転車を送っていた店主ら業者としては、今後それでの配送ができなくなるみたいなんですね。三辺合計が200センチまで・・・とするなら、もう自転車はヤマト便のサービス外になってしまうということであります。

 これからどうすんだろう?

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 どうもらくらく家財宅急便というカテゴリーに変わるようです。約値段は倍になりそうだわ。

 まあ、あまり車体自体を動かすような仕事はしていないので、差して深刻ではないかもしれませんが、こうしたことは今後の仕入れなどにゆっくり影響していくかもしれませんね。

 または、通販の業態なんかもやりにくくなるのかもしれません。そうなると、やはり自転車は通販でなく、フェイストゥーフェイス・・・なんてなっていくのかしら?

 とりあえず、六月十九日までは今まで通りなので、このトライアスロンバイクは九日までには五島列島に着くことになります。

 まあ自転車一台が、街道を走れるようになるというのも、一見して働きは見えないながらも、裏で小走りしながら、怒られながらものを運んでくれる方々がいるということなんでありましょうな、自転車は決して自転車屋だけの力でで走るわけではない。
 
 こう考えると、ネコさんやペリカンさんや、飛脚さん達の動きが尊く見えてきますね、デジタルがいかに発達しようと、実際にものを動かすのはアナログな筋肉や汗なんだよね、ある意味自転車と同じなのかもなあ。

 怪我なく、五島完走、祈っています!

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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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